Health and self-therapy information
真実を観る眼力 81 「意識が現実を創る」という考えの構造 12 生まれ変わりと意識の成長 ⑵
🌠 「輪廻の目的」は何なのか?
科学・死後体験・前世記憶・スピリチュアルを統合して観えてくるもの──
私たちは「体験」と「成長」と「統合」のために生まれてくる、
人生とは、魂がより大きな意識へと戻るための学習プロセスである
という考え方に収束します。
■ 短く言うと?
- 生きるとは、意識のアップデート
- 魂は成長し、広がり、調和へ向かう
という世界観。
スピリチュアル(魂の成長)と科学(意識の発達理論)を統合すると、
意識の成長(アップデート)とは、“愛の範囲”が広がっていくことであり、
『自己愛→他者愛→無条件の愛』の拡大が、人間意識の階層を上昇させ、
さらにこの愛の拡大が、
「人間意識 → 地球意識 → 宇宙意識」の流れへと自然につながる“接続モデル”にもなる、ということです。
🔌 接続のダイナミクス(どう繋がるのか)
個人意識の振動が高まる
↓
人類集合意識の“質”が変わる
↓
地球のフィールドに共鳴
↓
宇宙レベルの調和・統合フィールドへ接続
つまり、
もっとも根底は、“個人の意識の成長”が全階層につながる起点であり、
「愛の拡大(自己→他者→無条件の愛)」=個人意識の成長🌱が、
この階層上昇を可能にする“鍵”🔑になるのです。
⭐ 意識統合フレームの全体像(まとめ図)
【基礎】生存・安全欲求
⏬
【第1段階】自己愛(Self) / 自己の確立
⏬自尊・境界・癒し
【第2段階】他者愛(Social) / 共感・慈悲
⏬関係性の広がり
【第3段階】無条件の愛(Transpersonal) / 自己超越
⏬無条件の受容・非二元性
【第4段階】統合意識(Unity / Oneness) / 宇宙意識
⏬
無条件の共鳴・ワンネス
👥→🌏→🌌 人間意識・地球意識・宇宙意識の接続モデル図
上から下⏬に向かって、意識の「範囲」と「振動(周波数)」が広がり、統合されていくプロセスを表しています
|
【身体・脳(Biological System)】 *原始的意識
自己愛 → 他者愛の成熟
⏬
【個人意識(Individual Self)】 利他性・共感・無条件の愛
⏬ |
① 【個人意識 → 人類集合意識】
スピリチュアルでは ●自己愛 → 他者愛 → 無条件の愛
個人の意識は
個人の質的変容が、人類全体の意識フィールドへ影響を与える。
|
|
【人類集合意識】 (Collective Human Field) 生命と調和の共鳴
⏬ |
② 【人類集合意識 → 地球意識】 ■ 接続キーワード:共生・生態系・ガイアシステム ✔ 地球全体を「一つの生命体」とみなす意識(ガイア理論) ✔ スピリチュアル → 地球には独自の意識(ガイア意識)があり、人類はその一部として学んでいる。 ⏬ 人間は“地球の神経細胞”として働き、地球の意識体の一部になる。
|
|
【地球意識(Gaia Consciousness)】 振動の統合・共鳴(Oneness)
⏬ |
③ 【地球意識 → 宇宙意識】 地球という生命体自体が、さらに大きな宇宙的秩序の一部として共鳴する状態。 スピリチュアル:
|
| 【宇宙意識(Cosmic Consciousness)】 |
④ 【宇宙意識=Oneness/ゼロポイントフィールド】 ● スピリチュアル |
💡 まとめ(非常に重要)
✅個人意識の成長『自己愛→他者愛→無条件の愛』(愛の拡大)が、
✅ 人類意識、地球意識、宇宙意識の“『階層的統合』”(Oneness)を生む、
という構造が、スピリチュアル × 科学 × システム理論が共通して示す「意識の進化システム」です。
真実を観る眼力 80 「意識が現実を創る」という考えの構造 11 生まれ変わりと意識の成長 ⑴
「生まれ変わり(輪廻)」があるとした場合、私たちは何の目的でそれを繰り返すのか──
🟩 ⑴ 科学・量子物理の視点
科学は輪廻を直接証明していませんが、ロジャー・ペンローズらの提唱している量子脳・量子意識の仮説である「Orch-OR理論」は、死後の意識の存続と輪廻転生の可能性を示唆しています。
■ 1. 量子脳・量子意識の仮説(未証明)
ロジャー・ペンローズらの「Orch-OR理論」
→意識が脳の微細構造である微小管(マイクロチューブ)内で生じる量子的な現象に基づいていると考えています。
① 微小管の役割: 脳の神経細胞には微小管という構造があり、これが細胞の形を保つだけでなく、情報の処理や伝達にも関与しています。ペンローズとハメロフは、これらの微小管が量子的なプロセスを通じて意識を生み出すと提唱しています。
② 量子的な意識: 意識は単なる脳の電気的な活動ではなく、量子的な現象によって形成されるという考え方です。
■ 2. 死後の意識の存続と輪廻転生の可能性
この理論を基に、死後の意識の存続や輪廻転生の可能性を説明することができます。
① 意識の独立性: Orch-OR理論によれば、意識は脳の物理的な構造に完全に依存しているわけではなく、量子的なプロセスによって形成されるため、脳が物理的に壊れても意識が消えるとは限らないという考え方があります。
② 情報の保存: 量子的なプロセスは、情報を特定の状態に保持する能力があります。もし意識が量子的な情報の形で存在するなら、肉体が死んだ後もその情報がどこかに保存される可能性があります。
👉(アカシックレコード=宇宙のすべての出来事、思考、感情、経験が記録されている「宇宙の図書館」)
■ 3. 新たな肉体への移行: もし意識が量子的な情報として存在し続けるなら、その情報が新たな肉体に「転送」されることができるかもしれません。これが輪廻転生の概念に繋がります。つまり、意識は新しい肉体に生まれ変わることができるという考え方です。
まとめ
Orch-OR理論は、意識が脳の微細構造である微小管の量子的なプロセスによって生じる可能性があると提唱しています。この理論を基にすると、肉体が死んでも意識が消えず、量子的な情報として存続し、新たな肉体に生まれ変わる可能性があるという考え方が生まれます。これは、意識が単なる脳の活動だけではなく、より深い次元での存在であることを示唆しています。
この観点では
「意識=脳だけの産物ではないかもしれない」
という余地が生まれる → 輪廻の議論が排除されない。
→ 科学の立場まとめ
● 科学的証明はまだない
●輪廻は証明されていない
●しかし “意識が肉体だけに依存しない可能性” を示す研究は一部に存在する
🟥 ⑵ 死後体験(NDE)の研究からの視点
医療現場では、臨死体験をする人々の共通した報告が存在。
●「体外離脱感覚」
●「光に包まれる感覚」
●「生涯レビュー」
これらは、「脳が低酸素状態で作り出す錯覚」との説明も可能で、科学的には証明不可。しかし、繰り返し似た体験が報告されることがある。
🟦 ⑶ 子どもの前世記憶研究(超心理学)からの視点
イアン・スティーブンソン博士などによる
「前世を語る子ども」
の研究は有名。
■ ⑷ スピリチュアル系(一般的な現代解釈)からの視点
現代スピリチュアルでは転生することには、次のような目的が語られます。
① 魂の進化・成長
失敗・成功・葛藤・愛・喪失を通じて学ぶ。
② 未完のテーマを終わらせる(カルマの解消)
前世で未完了の感情・関係・使命を終えるため。
③ 役割(ソウルミッション)の達成
●癒す
●創造する
●教える
●つなぐ
などのテーマを持ってくるという説。
④ 愛の拡大と統合
自己愛 → 他者愛 → 無条件の愛
へと広がるプロセス。
✅「生まれ変わり(輪廻)」があるとした場合、その目的の重要課題である『愛の拡大と統合』について
④で示した、
自己愛 → 他者愛 → 無条件の愛への拡大と統合プロセスは、人間の意識が成長・発達していく“発達段階”としても説明できます。
これはスピリチュアルな文脈だけでなく、愛の拡大と統合のプロセスが心理学・発達理論・哲学の多くの体系と一致しているからです。
例えば、
● マズロー:自己実現 → 自己超越
● ケン・ウィルバー:意識の統合段階(インテグラル理論)
● エリクソン:成熟段階での「世代性」「統合」
● 発達心理学の共感性の拡張モデル など、
つまり、
「愛の拡大」とは、複数の体系で“意識の成長そのもの”と捉えられているということです。
それぞれの体系に共通する考え
♥ 愛の拡大=意識発達のプロセス
1. 自己愛(Self-Love)♥
●自分を肯定する
●自尊心・境界線の確立
●内面の不足や欠乏を理解する
ここが未発達だと、
「他人に依存する愛」「条件付きの愛」になりやすい。
2. 他者愛(Compassion / Empathy)♥♥
自己が満たされると、関心が他者へ広がる。
●共感
●思いやり
●互恵性
●周囲との調和、協力
ここでは「与える」「助け合う」という意識が育つ。
3. 無条件の愛(Unconditional / Universal Love)♥♥♥
さらに成熟すると、
●相手を評価しない
●見返りを求めない
●自分と他者の境界を柔らかく捉える
●“つながり(oneness)”への理解
といった広い意識へと拡大していく。
これはスピリチュアルの領域だけでなく、心理学でも「自己超越(self-transcendence)」と呼ばれる最終段階と重なる。
✅ なぜ「愛」は意識の発達段階になるのか?
理由は3つあります。
1. 自分の内面が成熟すると、他者を脅威と感じなくなる
→ 他者に優しさを向けられる
2. 自分の感情を客観視できるようになる
→ 無条件の受容が可能になる
3. 自分と世界のつながりを深く理解する
→ “分離”から“統合”の世界観へシフトする
✅ 結論
自己愛 → 他者愛 → 無条件の愛
という順序は、意識発達の自然な成長プロセス。
そしてこの流れが、
人間の成熟・精神的成長の最終ラインとも言えます。
関連リンク:
https://asa2000-cure.com/diary/165496
真実を観る「眼力」38 未来が変わると過去が変わる、歴史は塗りかえられる!?
https://asa2000-cure.com/diary/179482
真実を観る「眼力」49 人生の選択 = 情報の選択(Bitの選択)① 過去世を観る
https://asa2000-cure.com/diary/179962
真実を観る「眼力」 50 人生の選択 = 情報の選択(Bitの選択)② 意識・魂の進化
asa Health Information 11月号 足趾から身体の軸を整える ⑵ 「登山編」
『登山で疲れにくい安全で効率的な「平地・上り・下り」歩行の身体の使い方』
🌿【総論】登山で疲れない歩行の基本原則
登山の歩行は、公道の歩行と違って 疲労・衝撃・滑落リスク が強く関わるため、以下の3つが大原則になります。
✅1)身体軸(頭〜骨盤〜足首の縦ライン)を崩さない
→ 軸が傾くと筋力で支えるため消耗が著しい
→ 軸が通ると骨で立ち、骨で運ぶ状態になり省エネ
<身体軸>
<身体軸の移動>
✅2)重心は「足裏のどこに乗っているか」を常に微調整
→ 足裏の重心移動の流れが乱れると疲れやすい
→ 登山は「重心の軌跡」が最重要ポイント
<平地歩行の足裏重心の軌跡>
✅3)キネティックチェーン(足→膝→股関節→体幹)の連動を止めない
→ どこか1ヶ所で止めるとそこが痛む
→ 自然な連動ができると全身で衝撃を分散
🟦【平地】疲れない歩き方のコツ
平地歩行はエネルギーロスを最小化する「省エネ歩行」の持久力勝負。
無駄な上下動・左右ブレをなくし、重心をスーッと前へ流すことが重要です。
✅ 平地歩行の黄金ルール
① 身体軸をまっすぐに保つ
● 身体操作:
頭頂からかかとまでを1本の紐で吊られたように体幹は軽く引き上がり
骨盤はニュートラル
目線は水平よりやや遠く
頭が上下に揺れないように
● ポイント:
耳 → 肩 → 骨盤 → くるぶしが一直線
→ 胸と肩が緩むことで呼吸も安定しやすい
② みぞおちを軽く前に送る(重心は 1~2cm 前へ)
● 身体操作:
重心を身体軸から1~2cm前に置き、みぞおちを軽く前に送る意識で歩く🚶
● ポイント:
軽い前傾で、押し出されるように歩く→ ブレーキ動作がなくなる
③歩幅と歩調(ピッチ)
● 身体操作:
歩幅を小さめに、歩調(ピッチ)を上げすぎない
● ポイント:
登山の平地は「70–75cm」と小さめが最も疲れない
大股歩きは太もも(大腿四頭筋)が消耗
④足裏の接地と重心移動
● 身体操作:
足裏接地:かかと外側
重心移動:かかと→ 母指球 → 親指”へ流れるS字の足圧ライン
離地:母趾(親指)の付け根で押し出す
→ 足のアーチが自然に活き、疲れにくい
● ポイント:
地面を蹴るのではなく、足裏の “中央ライン” を重心が流れるのに“ついていく”ように歩くイメージ→自然に重心が前に流れる
ベタ足にならず、ペタペタ歩きにならないように
⑤キネティックチェーン(運動連鎖)
● 身体操作:
足→膝→股関節→骨盤→体幹 が「しなる棒」のようにつながる
● ポイント:
下半身の動きに体幹がついてくる自然な連動
⑥ 呼吸は鼻呼吸ベースでリズムを整える
● 身体操作:
2歩吸う → 3歩吐く など、長く吐く呼吸が◎
● ポイント:
平地では呼吸を乱さないのが体力温存の鍵
🟥【上り】疲れない歩き方のコツ
上り(登り):最小限の力で登る「前傾・股関節主導」
上りは登山で最も体力を消耗する場面
しかし、身体の使い方を変えるだけで「太ももが燃えない登り」になります。
✅ 上りの黄金ルール
① 身体の軸を“みぞおち”から前へ倒す
● 身体操作:
身体の軸を“みぞおち”から前へ倒し
体幹はやや前傾(5〜10°程度の“自然な前傾”)
● ポイント:
腰から折らない(背中をまるめない)
「頭〜骨盤〜かかと」の軸は真っすぐのまま角度だけ前へ
② 股関節主導で歩く(膝で登らない)
● 身体操作:
脚を上げるのではなく、骨盤ごと前に“送る”ように一歩を出す
● ポイント:
登山で膝を痛める人はほぼ「膝主導」
歩幅:かなり小さく
③歩幅と歩調(ピッチ)
● 身体操作:
歩幅:極小、階段1段分=1歩の高さ
歩調:ゆっくり一定
● ポイント:
「心拍が上がらないペース」が絶対条件
歩調(ピッチ)で調整
重いザックほど「小股・高ピッチ」が安全
④足裏の接地と重心移動
● 身体操作:
足裏の接地:後足部~中足部 ミッドフット(前重心)
重心移動:外側中足部 → 拇指球
離地:親指へのラインを通して強く前に上がる(母趾で地面を“押す”のではなく“前に流れる”)
● ポイント:
足指・母指球で“坂をつかむ”ように踏む
→ 足底筋群・ふくらはぎを自然に使える
→ 重心が前に流れやすい
→ その勢いを利用して脚がついてくる
→ 体幹の前傾角度が床反力を前進方向へ変換する
⑤キネティックチェーン(運動連鎖)
● 身体操作:
足指(特に母趾)→ ふくらはぎ → ハムストリング → 体幹
● ポイント:
お尻(中殿筋・大殿筋)を軽く使う
股関節をしっかり曲げて担うと膝への負担が減る
⑥ 呼吸は“吐く”を優先(腹式呼吸)
● 身体操作:
2歩吸う → 2歩吐く、または 1歩吸う → 2歩吐くの比率
● ポイント:
上りは“呼吸筋の疲労”が最大の敵、呼気を長くすると
→ 心拍と横隔膜が安定する
ここが最も消耗差が出るポイント
コツは「重心を上げないこと」
■【下り】疲れない歩き方のコツ
下り(下降):衝撃を最小化する「フラット着地・軽い前傾」
下りは危険が最も高い。
疲労・膝痛・転倒のほとんどは「後傾」の姿勢から起こります。
✅ 下りの黄金ルール
一番ケガが多い場面。
疲れない=安全な歩き方とほぼ同義。
① 身体軸を斜面に対して垂直にする(軽い前傾)
重心を“やや前”に乗せて、脚を突っ張らない軽い前傾姿勢
● ポイント:
上体を棒のように安定させ、骨盤が後ろに引けないように
後傾すると膝を痛める最悪の姿勢
足が滑る、ブレーキ姿勢で体力消耗する
→ 軽く膝を曲げ、バネを使うのが基本
→ 恐怖心があっても、身体は“前”へ置くのが正解
② 足裏はフラット着地し足指は“すべり止めセンサー”として使う
● 身体操作:
足裏全体で衝撃を分散(かかとから着かない)するように着地し
脱力した足指で地面を感じ
路面情報を瞬時に取る
● ポイント:
足裏全体のフラット着地と、足指の“すべり止めセンサーによるスリップ防止で、体幹が支えやすくなる
③歩幅と歩調(ピッチ)
● 身体操作:
歩幅:超小さくする(10〜20cm程度)
歩調(ピッチ):小刻みに刻む
→膝・足首の負担が激減
● ポイント:
滑りやすい下りでは歩幅を狭くして重心を真上に保つのが絶対条件
速すぎない
大股は危険+疲れる
④足裏の接地と重心移動
● 身体操作:
接地:かかと外側〜ミッドフット(衝撃分散)
重心移動:かかと外側前方→足裏外側縁→足裏中央(やや内側)
離地:拇指球→親指側へ抜け離地
● ポイント:
べた足で衝撃吸収、
つま先だけで降りると膝を壊す
⑤キネティックチェーン(運動連鎖)
● 身体操作:
足裏→足首→膝→股関節→体幹 が“順にしなる”
● ポイント:
特に股関節を柔らかく使う➡︎ 股関節での衝撃吸収が超重要
「関節で受けるのではなく“下半身全体のバネ”で吸収」するイメージ
歩幅を小さくすると、運動連鎖が切れず安定する
⑥ 呼吸
● 身体操作:
下りでは“緩やかに一定”
● ポイント:
息を止めるとバランスが崩れる
⭐ まとめ:3つの歩行での身体軸の置き方
| 歩行 | 軸の位置 | 意識ポイント | 足指の役割 |
| 平地 | 耳・肩・骨盤が一直線 | みぞおち軽く前へ・頭を揺らさない | 親指で軽く押し出す |
| 上り | やや前(みぞおち前方) | 体を坂に預ける前傾・股関節主導 | 親指・母指球でつかむ |
| 下り | 斜面に垂直(軽前傾) | 腰が後ろに逃げない・足裏全体 | 指は衝撃吸収と接地感覚 |
💡 結論
平地・上り・下り歩行すべてにおいて、次の2点を頭に入れ、体現が出来れば『正しい歩行』を修得します。
- 身体軸(頭〜骨盤〜足首の縦ライン)を崩さない
- 重心は「足裏の重心の軌跡」を常に微調整
この2点が体現出来れば、自ずとキネティックチェーンの流れも修得できるようになります。
ここでの平地歩行は、日常の歩行も同様ですので取り組まれると良いと思います。
肉体・心・意識は相関関係にあります。
『正しい歩行の体現』は、『正しい心の在り方』、『正しい意識の向け方』にも反映します。
これは身心相関、身心相互作用、ボディ・マインド・コネクション(Body-Mind Connection)という、
体と心は別々ではなく、常に相互作用しているというシステムに基づきます。
関連リンク:https://mountain-top.jugem.jp/?eid=609 足のゆがみとリンクする体のゆがみ4(靴底の減り)
https://mountain-top.jugem.jp/?eid=608 足のゆがみとリンクする体のゆがみ5(身体連鎖)
https://mountain-top.jugem.jp/?eid=1193 歩行技術 インナーマッスルと重心移動」の使い方
asa Health Information 2025. 11月号 足趾から身体の軸を整える ⑴
足の衰えは老化を加速させ、東洋医学的な観点からは足の気血が滞ると、全身のエネルギー循環が悪化し、身体の機能が低下します。
<足の身体エネルギー循環に与える影響について>
✅ 足の衰えと老化の関係
1. 運動機能の低下:
• 足は身体の基盤であり、移動やバランスを保つために重要です。足の筋力や柔軟性が衰えると、歩行や立位の安定性が低下し、転倒のリスクが増加します。転倒による怪我は、身体の活動を制限し、さらなる筋力低下や運動不足を招くことがあります。
2. 血流の悪化:
• 足の筋肉が衰えると、血液循環が悪化します。特に、足の筋肉は心臓に血液を戻すポンプの役割を果たしています。血流が悪化すると、栄養素や酸素の供給が不足し、細胞の老化が進む可能性があります。
3. ホルモンバランスの変化:
• 足の衰えは、全身のホルモンバランスにも影響を与えることがあります。運動不足はストレスホルモンの増加や成長ホルモンの減少を引き起こし、これが老化を加速させる要因となります。
✅ 東洋医学的な観点からの足部の気血の流れ
1. 足は経絡の起点:
• 東洋医学では、足は多くの経絡(気の流れが通る道筋)の起点とされています。足指や足部には多くのツボがあり、これらは全身の臓器や機能と関連しています。足部の気血の流れが良好であれば、全身のエネルギー循環もスムーズになります。
2. 気血の循環:
• 足部の気血が滞ると、全身のエネルギー循環が悪化し、身体の機能が低下します。特に、足部は地面と接する部分であり、地のエネルギーを受け取る重要な役割を果たしています。足部の健康が全身の気血の流れに影響を与えるため、足のケアが重要とされています。
3. 内臓との関連:
• 東洋医学では、足部の状態が内臓の健康と密接に関連していると考えられています。例えば、足の特定のツボを刺激することで、内臓の機能を改善したり、全身のエネルギーを調整したりすることができます。
このように、足の衰えは老化を加速させ、東洋医学的には、足部の気血の流れが全身のエネルギー循環に密接に関わっており、足の健康が全身の健康に大きな影響を与えるとされています。
足をしっかりとケアし、足部の運動を続けることは、老化の進行を遅らせ、身体の健康を維持るためにも重要です。
💡足の衰えを予防し全身のエネルギー循環を活性させる大切なポイント
とくに、足指のケアや機能強化を行うことで、足指の可動性を高め、足底アーチ・下肢ラインを整え、結果として骨盤・仙骨・背骨の安定性(軸の通り)を高め、身体の歪みを整えると共に、全身のエネルギー循環を活性化させ、エネルギーの流れを整える作用があります。
これは、前回まで話した、現代スポーツ科学・運動連鎖(キネティックチェーン)の考えにも通じます。
✅ 背骨・骨盤が足指の影響を受ける理由(メカニズム)
1. 足指・足底アーチのセンサー(固有受容器)
足指が機能すると、足底からの入力が正確になり、脛骨・大腿骨・骨盤に伝わる力の方向が整う。
2. 地面反力の伝達ライン(下肢→骨盤→脊柱)
足指が使えると、地面反力が踵・足裏・足指で正しく受けられ、仙骨・腰椎の微細な安定化に寄与する。
3. 足部の内在筋が骨盤底筋・腹横筋の反射的な働きを促す
足指の屈曲が骨盤底筋群と連動するため、体幹深層の安定性が高まる。
✅ 効果が高い「足指アプローチ」3カテゴリー
以下は、骨盤・仙骨・脊柱の安定性を目的に構成しています。
👣 足指をほぐす(モビリティ改善)
1. 足指一本ずつ回す(各指10〜15秒)
親指から小指まで、1本ずつ上下・左右・ひねりをゆっくり動かす
→ 足指の付け根の関節(MP関節)が動き、足底筋がゆるむ。
🔹上下
🔹左右
🔹内・外ひねり
2. 指の間に手指を入れて大きく回す(10周)
足指の間に手の指を差し込み、大きな円を描く
→ 中足骨の動きが改善し、アーチ形成が安定する。
3. 足裏の母指球・小指球・踵を順に押しほぐす(各20秒)
→ アーチを構成する3点が整うため、骨盤の受け皿が安定。
🔹拇指球
🔹小趾球
4. デトックスラインをほぐす
東洋医学では腎臓は生命の要、足裏全体が腎臓を表していると考えます。足裏の腎、尿管、膀胱などのデトックスラインをほぐすことは、デトックス効果、血行促進、リラクゼーション、内臓機能の改善、エネルギーの循環、痛みの緩和など、さまざまな健康効果をもたらします。
腎臓:親指を重ねて真下に5秒かけてゆっくり強めの力で押す。(5秒×6~8回)
尿管:腎臓の位置に人差し指、または中指の第2関節をあて、土踏まず下にある膀胱へ斜めに続く尿管を6~8回さする。
膀胱:親指側面下にある膀胱に人差し指、または中指の第2関節をあて、5秒で押し、5秒でゆるめる。(6~8回)
🤸 足指ストレッチ(柔軟性とアーチの再構成)
5. 足指反らしストレッチ(20〜30秒)
足の甲を反らせるように指をゆっくり引き上げる
→ 足底筋膜・舟状骨周囲の柔軟性改善。
6. 足指グー・パーストレッチ(10回)
グー:指をしっかり丸める
パー:指を最大限広げる
→ 足底内在筋の活性化が骨盤底筋の反射を起こし、仙骨が安定。
7. 母趾(親指)だけ立てて反らす(20〜30秒)
→ 親指の可動性は骨盤の回旋安定に強く影響。
🏋️♂️ 足指トレーニング(安定性)
8. タオルギャザー(左右各10〜15回)
床にタオルを置き、足指で手前に引き寄せる
→ 足底アーチ・ヒラメ筋・脛骨筋が連動し、骨盤の前後傾が整う。
9. 足指で地面を「軽く掴む」立位(30秒×2)
つま先を「ほぼ動かさず」に拇指球と小趾球で軽く床をつかむ
→ 仙骨が立ち、腰椎の自然な前弯が戻る。
10. 足指を意識した片脚立ち(20秒×2)
足指を軽く掴む意識で骨盤が水平になる
→ 脊柱起立筋・多裂筋が反射的に安定。
11. ベアフット・ウォーク(裸足歩行)1〜2分
親指で地面を押して前に進む
→ 脚→骨盤→上半身の連動が整う。
⚙️「骨盤・仙骨の安定」を最大化する組み合わせ(5分ルーティン)
1. 足指ほぐし(1分)
2. グー・パー&母趾ストレッチ(1分)
3. タオルギャザー(1分)
4. 足指で掴む立位(1分)
5. ベアフット歩行(1分)
→ 全身の軸が通り、特に「仙骨が前に倒れすぎない」「腰が反らない」状態がつくれる。
よって、身体の軸が安定し、気血の流れが良好となり、全身のエネルギー循環が高まる。
このアプローチが特に有効なケース
- 骨盤が前傾・後傾しやすい
- 仙骨の位置が不安定
- 腰痛・立位の不安定
- 足首のぐらつき
- 靴のかかとが片側だけ減る
- ランニングで体幹がぶれる
- 足指アプローチは、体幹トレーニングよりも「即時効果」が出やすい点が特徴です。
真実を観る眼力 79 「意識が現実を創る」という考えの構造 10 MLBと全日本大学駅伝から ③ 「心の用い方 編」⑵
「体幹で動き、意識の軸で生きる」
それは、量子的にも“ひとつのコヒーレント・システム”の実現です。
「心の中心意識(意識の軸)」をどこに置くかは、身心や意識のコヒーレンス(共鳴・調和)を整える上で非常に重要です。
🌐 中心意識を置くべきポイント
① 身体的な中心:丹田(たんでん)
へその少し下(約5cm〜10cm)の腹部の奥に位置する「重心・軸の中心」。
東洋武術・座禅・呼吸法のすべてがここを「心身の中心」としています。
丹田に意識を置くことで、自律神経が整い、呼吸が深く安定し、思考や感情の波が静まります。
👉 身体のコヒーレンスの起点。
② 心理的な中心:観照意識(Observer Consciousness)
感情や思考に巻き込まれず、それを「見ている自分」に意識を置くこと。(俯瞰)
「怒り」「不安」「期待」などに同一化せず、ただ観る。
これは「心の丹田」のようなものです。
👉 心のコヒーレンスの起点。
③ 意識的な中心:ゼロポイント意識(静寂の中心)
外部の物質的なものや現象、内部の思考や感情、心の状態という動的エネルギー「中心」にある、静的で広がりのある意識をゼロポイント意識(静寂の中心)といいます。
量子的に言えば「波動が最も整った状態」、別の言い方では「無心」。
ここに意識を置くと、自己と外界の分離感が減り、自然・宇宙のリズムと同調します。
👉 意識のコヒーレンスの起点。
🎦スクリーンで例えると:「映画を映す白いスクリーン」□
映画の中では、登場人物が泣いたり笑ったり、嵐が吹き荒れたりします。
(T_T)(^▽^)🌀
でも、映しているスクリーンそのものは、どんな映像にも染まりません。□
「ゼロポイント意識」とは、そのスクリーンのような“変わらない意識の土台”です。
あなたが怒るときも、喜ぶときも、考えているときも、常にその出来事を映し出している「純粋な意識の場」があります。それは動じず、判断せず、ただ“存在”しています。
人間の意識における「ゼロポイント意識」も同様に、思考や感情が生まれる“前”の、静寂で創造的な状態です。
そこには評価も、比較も、感情の揺れもなく、ただ“今ここにある”という、深い静寂と安定があります。
つまり、
ゼロポイント意識とは、「動の中心にある静寂」、
「すべてを生む無の場」 です。
この意識状態に戻ると、
心は静まり、
判断がクリアになり、
自然や宇宙と一体のような感覚(コヒーレンス)を感じるようになります。
🌀 コヒーレンスを高める「意識の配置法」と実践法
1. 丹田に呼吸を下ろす(体軸)
→ 重心が安定し、身体の余分な緊張が抜ける。
実践①:丹田呼吸を行う
実践②:肩甲骨と骨盤連動の運動法 体幹安定・姿勢改善・美しいボディライン・身体をスムーズに動かす
<骨盤の運動> *仙骨を中心に身体の軸をつくるエクササイズ(棒体操)
https://asa2000-cure.com/diary/99760
2. 心の中の観察者に戻る(心軸)
→ 感情や思考の波を「観る」意識に切り替える。内面を俯瞰する。
実践:真実を観る「眼力」59 利他と利己 10 「俯瞰」②
https://asa2000-cure.com/diary/185909
3. 全体を包む静寂を感じる(意識軸)
→ 自分と世界が一体的に響きあう感覚を育てる。
実践:<💖心を整える身体性トレーニング(意識調整型)>
https://asa2000-cure.com/diary/183894
🌱 結論
中心意識=「丹田」+「観照意識」+「静寂のゼロポイント」
この三層を整えると、
身体・心・意識がひとつの波として共鳴し、
結果として「自然・宇宙とのコヒーレンス(共鳴調和)」が最大化します。




































