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真実を観る「眼力」55 まねる ② 『表情をつくる・行動する・体現する』=『心を整える』
「表情」は脳と感情のスイッチになっているので、「表情」を意図的に作ることで、感情や心をコントロールすることが出来るという事なのですが、つまり「表情」を作る=肉体で「体現」するとは、自身の内面、心、感情を意識的にコントロールするということにつながるということで、「表情を作る」・「体現する」=意識的に自分の「心・感情を整える行為」であり、それは最終的に人生のあり方や生き方にも影響を与えることになります。
人は、生物進化の初期段階においては生命を維持させていくために、原始的な脳は身体運動(脳幹、小脳、基底核などの旧脳)などをまずは作り出し、高度な情報処理や思考などを司る大脳新皮質などの脳は、後から派生させてきたことが脳の構造から伺われます。大脳新皮質は旧脳の上に乗っている構造です。
脳の構造から、人間の脳と身体は「身体運動・行動=(出力)」を最優先するように進化し、それに合わせて「感覚・認知=(入力)」が後から補完されてきた構造になっています。
つまり脳は元々、「“出力=行動”」のために発達した器官であり、「身体性=出力」が「精神性=入力」に先立ちできた後、心や思考は、その「身体性」回路を“借りて”発達してきました。
<脳と身体は「身体運動・行動=(出力)」を最優先するように進化>
🧠①「脳=身体制御装置」が出発点だった
✅ 進化の歴史から見る脳の成り立ち
脳は最初、身体の動きを制御するために発達した。(出力)
約5億年前、原始的な動物は“動く”ために神経系(脳の原型)を持ち始めた。(出力)
このころの脳は筋肉を動かす(運動)ための出力装置。(出力)
一方、言語や論理思考の機能(精神性)は約10万年前に発達したばかりで、脳全体の歴史からすると非常に新しい。(入力)
🧠 ② 脳の進化:旧脳 → 新皮質(出力する脳が先に出来上がった)
| 分類 | 脳の部位 | 機能 | 出力 vs 入力 |
| 旧脳 | 脳幹(生命維持中枢) | 呼吸、心拍、姿勢反射など | 出力:反射的行動制御 |
| 旧脳 | 大脳基底核 | 習慣的な運動、運動の選択 | 出力:行動の調整 |
| 旧脳 | 小脳 | 運動学習、バランス制御 | 出力:精緻な運動制御 |
| 旧脳 | 大脳辺縁系 | 感情、欲求、行動動機づけ | 出力:行動駆動型の感情反応 |
| 新皮質 | 大脳新皮質(進化後) | 思考、言語、意識、感覚 | 入力:知覚と認識の処理 |
🧠 ③ 脳の中で先に発達したのは「運動の中枢」、思考や感覚処理はそれに付随して進化
→「考える前に動く」=(出力)⇒(入力)が本来の脳の順序であることを物語る。
🧠 ④ 記憶も「出力型」が定着しやすい
読むよりも話す・書く・教えるといった出力を通したほうが記憶は定着する。
この理由は、脳が「使った回路を強化する」仕組みを持つため。
つまり、「出力を通して記憶する」設計なのです。
💪 ⑤ 身体構造は出力(運動)に最適化されたデザイン
【身体の設計】
◉骨格と筋肉:運動と移動に特化。入力機能(感覚器)はごく限られた部位(目、耳、皮膚など)。
90%以上の筋肉と骨格 = 移動や運動、行動用 『出力系』
感覚器は小さく集中(目・耳・舌・皮膚) 『入力系』
◉脊髄反射:脳を介さず直接運動出力を起こすシステムが備わっている。『出力系』
◉感覚入力よりも、運動出力に使われるエネルギーと神経リソースの方が多い。
📍つまり:入力(感覚)は、運動(出力)を調整・補助するために存在している構造。
🔑⑥ 応用:なぜ「行動すること」が先なのか?
「感情を変えたいなら、まず表情を変えなさい」(表情→感情への逆作用)表情フィードバック仮説
「姿勢を変えれば、気分も変わる」(身体→脳へのフィードバック)
「行動すれば脳が意味づけしてくれる」(認知の後追い)
🧠 これらはすべて、「脳が出力ベースに構成されている」から。
<身体を通して心を整える:身体→心の流れ>
✅キーワード:身体性(embodiment)
「身体は心の容れ物」ではなく、「身体を使うことで心が形づくられる」という考え方です。
🌱①「健全な精神は健全な身体に宿る」科学的な意味
古代の格言ですが、脳の進化と構造から見ても非常に理にかなっています。
精神の安定・感情の調整は、身体性(運動・姿勢・呼吸など)を通して制御するほうが効果的。
ヨガ、呼吸法、瞑想、運動療法などが有効なのもこれに一致します
🌿② 行動・表情・姿勢が感情に与える影響の例
| 行動・表現 | 心への影響 | 背景にある生理・神経反応 |
| 笑顔を作る | 不安がやわらぎ、ポジティブな気分 | ドーパミン・セロトニンの分泌増加 |
| 胸を張る・背筋を伸ばす | 自信が湧く、やる気が出る | コルチゾール減少、テストステロン上昇(パワーポーズ効果) |
| 猪木顔で気合を入れる | 闘争心、集中力、ゾーン状態へ | アドレナリン、交感神経の活性化 |
| 深呼吸・ゆっくり歩く | 心が落ち着き、穏やかになる | 副交感神経の活性化、オキシトシン分泌 |
| 祈る、手を合わせる | 感謝や謙虚な気持ちが生まれる | 前頭前皮質の働きが高まり、利他的思考が促される |
【胸を張って歩く鳩胸の鳩】
🌀 ③ 行動が「習慣化」すると、生き方が変わる
◆例1:いつも背筋を伸ばして歩く
→ 「私は堂々としている人間だ」という自己認識が強化
→ 難しいことにも挑戦するようになり、現実も変化
◆例2:朝に笑顔で鏡を見る習慣
→ ポジティブな自己イメージが脳に刷り込まれ、自己肯定感が高まる
→ 人間関係や行動選択が自然にポジティブへ
🔁まとめ:行動・表情・姿勢が感情・人生を変える
- 身体性を通した行動が、内面(心・意識)に影響を与える
- 表情や姿勢、呼吸などの「体の使い方」が、脳の神経伝達やホルモン分泌を変え、感情・心の状態に影響
- それを日常的に意識的に実践することで、習慣化 → 人格形成 → 生き方の変化へとつながる
- 「体現すること」は、意識の表出であり、自分自身を創造していく行為
🌟 極意
武道の「型の稽古=心の鍛錬」
→「心を変えたければ、まず身体を整えよ」という教え。
真実を観る「眼力」54 まねる ① 猪木とエガオ(^O^)
豊橋中央高校が豊橋市からは74年ぶりに夏の甲子園出場を決めました。🙌
豊橋中央高校のエースピッチャーは、ピンチになったりするとアントニオ猪木の顔真似をして気合いを入れ投げています。
これは、脳科学的、心理学的にも大変に理にかなった気合いの入れ方です!
人間の表情と感情、そして脳内ホルモンの分泌は双方向に影響し合っており、顔面フィードバック仮説(facial feedback hypothesis)」という心理学理論にも基づいています。
表情筋は様々な顔の表情と、その表情にふさわしい脳のホルモン分泌や感情がリンクされていて、例えばアントニオ猪木の顔の表情を真似ることで脳はこの表情を「闘争」や「緊張」と関連づけて記憶しており、アドレナリンやノルアドレナリンの分泌が促進され、闘争本能が促がされて、ほんとうに身体に気合いが入ります。
【1】表情→脳→感情への影響(顔面フィードバック)🔁
◆例1:猪木の顔を真似すると気合いが入る💪
猪木さんのような「闘志むき出しの表情」は、額や眉間、口角、鼻などの表情筋群を強く使います。
✅この筋肉の動きが三叉神経(第5脳神経)や顔面神経(第7脳神経)を通じて脳へ信号を送る
脳はこの表情を「闘争」や「緊張」と関連づけて記憶しており、
→ 扁桃体や視床下部を活性化
→ 交感神経が刺激され、アドレナリンやノルアドレナリンの分泌が促進される
◆例2:悲しい時に笑顔を作ると気持ちが上向く☻
例えば、悲しい時や心が沈んでいる時に、意図的な笑顔(作り笑い)でも、顔面神経経由で脳に「喜び」信号が送られ、ドーパミンやセロトニン、エンドルフィンといった「幸せホルモン」の分泌が促され、結果として本当に感情が楽しく、ポジティブに変化するのです。
✅意図的な笑顔(作り笑い)でも、顔面神経経由で脳に「喜び」信号が送られる
→ 前頭前皮質や側坐核が活性化
→ ドーパミンやセロトニン、エンドルフィンといった「幸せホルモン」の分泌が促される
【2】表情筋から脳への神経伝達経路(図解)
[表情筋]
↓(運動・感覚信号)
[顔面神経(第7脳神経)/三叉神経(第5脳神経)]
↓
[脳幹 → 視床 → 大脳皮質]
↓
[扁桃体・視床下部] ←(感情中枢)
↓
[自律神経系/ホルモン中枢]
↓
[副腎髄質]→アドレナリン分泌/脳内→ドーパミン・セロトニン分泌
【4】表情と感情がリンクするその他の例
| 表情 | 関連感情 | 関連神経・ホルモン系 |
| 驚き(目を見開く) | 警戒、警報 | 扁桃体・交感神経の活性化(ノルアドレナリン) |
| 泣き顔(目尻下がり、口がへの字) | 悲しみ、痛み | 副交感神経・涙腺刺激(オキシトシン) |
| 眉間にシワ、歯を食いしばる | 怒り、集中 | ノルアドレナリン・アドレナリン、筋緊張上昇 |
| にっこり笑顔(目尻が下がる) | 安心、幸福 | セロトニン、オキシトシン、ドーパミン上昇 |
✅まとめ
表情と感情は双方向的に影響しあっており、表情を変えることで感情も変わります。
特にスポーツや緊張場面では、「表情を使って自分を鼓舞する」ことは非常に効果的なことです。
「表情」は脳と感情のスイッチになっているので、この顔面フィードバックシステムを意図的に使い、自身の感情や心をコントロールすることも出来るのです💡。
『楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ』
まず笑う(出力)ことで、それに見合う楽しい気分(入力)がフィードバックされてくるからです。

真実を観る「眼力」53 多視点と意識の拡張による現象の創造 「アーユルヴェーダの考え方」 ②
意識に偏りが生じる原因や心理的要因、そしてそれが視野や視点に与える影響と、また、意識の偏りがどのように内面の閉塞感や洗脳のリスクを高めるかについて。
💠意識に偏りが生じる要因
1. 経験と背景:
• 個人の過去の経験や文化的背景は、物事の捉え方に大きな影響を与えます。
特定の経験が強く印象に残る⇒それに基づいて物事を判断する傾向が強まる
2. 感情:
• 感情は思考に強く影響します。
ストレスや不安、恐れなどのネガティブな感情⇒ポジティブな情報を無視したり、逆にネガティブな情報に過剰に反応したりすることがある
3. 確認バイアス:
• 自分の信念や意見を支持する情報を優先的に探す⇒反対の情報を無視する傾向⇒特定の視点に固執しやすくなる
4. 社会的影響:
• 周囲の人々やメディアからの影響⇒特定の意見や価値観が広まる⇒それに同調することで自分の意識が偏る(同調圧力による意識の偏向含む)
💠 意識の偏りが及ぼす影響
1. 視野の狭まり:
• 意識が偏る⇒特定の情報や視点にしか目が向かなくなる⇒他の可能性や選択肢を見逃す⇒これにより、問題解決や意思決定の質が低下
例: ある人が特定の政治的立場を強く支持している場合、その人は反対意見を持つ人々の意見を無視したり、否定的に捉えたりすることが多くなります。その結果、異なる視点を理解する機会を失い、偏った判断をすることになります。
2. 内面の閉塞感:
• 自分の意識が狭まる⇒選択肢が限られていると感じる⇒内面的な閉塞感を抱く⇒この感覚が、自己効力感の低下や不安感を引き起こす
例: 職場での人間関係が悪化し、特定の同僚との関係にのみ焦点を当てている場合、他の同僚との関係を築く機会を逃し、孤立感を感じることがあります。このような状況では、職場環境全体が悪化しているにもかかわらず、その特定の関係にのみ意識が向いてしまいます。
3. 洗脳や騙されやすさ:
• 意識が偏る⇒特定の情報やメッセージに対して過剰に反応⇒批判的に考える能力が低下⇒誤った情報や洗脳に対して脆弱になる
例: 特定の宗教団体やカルトに引き込まれる人々は、しばしばその団体の教えに強く共鳴し、外部の批判や異なる意見を拒絶します。このような状況では、団体のリーダーが提供する情報が唯一の真実とされ、他の視点が排除されるため、洗脳されやすくなります。
【consciousness】
🔶「多視点的な判断力・客観視・善悪を俯瞰する力」についてのアーユルヴェーダの智慧
アーユルヴェーダ的理解では、視点・思考・判断などの偏りは、生まれ持ったドーシャ、乱れた心(マナス)と理性(バウディ)、過去の記憶(サンスカーラ)に影響されるという考えかたをします。
1. 体質(プラクリティ)と偏り
人の視点や思考パターンは、3つのドーシャ、「ヴァータ」・「ピッタ」・「カパ」によって大きく影響されます。
アーユルヴェーダにおける「ドーシャ」は、体質や性格を理解するための基本的な概念で、それぞれのドーシャには、身体的および心理的な特徴がありますが、これらの特徴を理解することで、個々の健康や心のバランスを考えることができます。
まず、あなたの生まれ持った体質(プラクリティ)は、どのドーシャなのかを下図から探してください。
● あなたの体質は? (What is your constitution?)
| ドーシャ | 身体的特徴 | 心理的特徴 | 判断の傾向 | 偏りの特徴 |
| ヴァータ(Vata) |
• 体型: 細身で軽やか、骨格が細い • 肌: 乾燥しやすく、冷たい • 消化: 不規則で、消化力が弱い • 動き: 活発で、動きが速い |
• 性格: 創造的で、柔軟性があるが、気分が変わりやすい • 思考: 直感的で、アイデアが豊富だが、集中力が欠けることがある • 感情: 不安や恐れを感じやすい |
直感的 想像力豊か |
不安 混乱 先走った判断 |
| ピッタ(Pitta) |
• 体型: 中程度の体型、筋肉質でしっかりしている • 肌: 温かく、オイリーで、色が赤みがかっている • 消化: 消化力が強く、食欲が旺盛 • 動き: 活発で、エネルギッシュ |
• 性格: 知的で、決断力があり、リーダーシップを発揮する • 思考: 分析的で、論理的だが、短気になりやすい • 感情: 怒りや嫉妬を感じやすい |
分析的 鋭い論理 |
批判的 怒り 正義感の暴走 |
| カパ(Kapha) |
• 体型: がっしりとした体型、重くて安定している • 肌: 滑らかで、しっとりしている • 消化: 消化力が遅く、食欲が安定している • 動き: ゆっくりで、穏やか |
• 性格: 忍耐強く、穏やかで、親切 • 思考: 安定していて、持続力があるが、変化を嫌うことがある • 感情: 落ち着いているが、執着や怠惰を感じやすい |
安定 寛容 |
執着 頑固・変化への抵抗 |
🌿 ドーシャ別「視点の偏り」と「整え方」マップ
| ドーシャ | 視点の偏り(思考傾向・判断癖) | 感情・反応の傾向 |
整え方 (心・体・行動の調整) |
| 🌀 ヴァータ(風・空) | 不安定な視点(気分や思いつきで判断)・未来に意識が飛びがち・早とちり、結論を急ぐ | 不安、恐れ、焦り・思考過多、空想に逃避 |
✅ グラウンディング(大地に触れる) ✅ 規則正しい生活リズム ✅ 温かく油分のある食事(スープ、ギー) ✅ 深い呼吸・瞑想で静けさを取り戻す |
| 🔥 ピッタ(火・水) | 正誤や善悪の線引きが鋭すぎる・批判的、攻撃的な視点になりやすい・「こうあるべき」にこだわる | 怒り、苛立ち、完璧主義・他人や自分を責める |
✅ 冷却と緩和(自然・水辺・月の光) ✅ 涼性のある食事(ココナッツ、ミント) ✅ 「ゆるす」「手放す」瞑想 ✅ 競争・評価から離れる時間をもつ |
|
🌱 カパ (土・水) |
過去の視点に執着しやすい・変化を避け、現状を固守・「自分はこういう人間だから」と固定化 | 倦怠感、落ち込み、頑固さ・行動の停滞 |
✅ 刺激と動き(運動、旅、交流) ✅ 軽めで温かい食事(スパイス・豆類) ✅ 朝の早起き・朝日を浴びる ✅ 小さな変化を歓迎する習慣をつける |
2.マナス(心)とバウディ(理性)による偏り
【マナス(心)】が汚れる原因:
ラジャス(激性):怒り・欲・焦り・過剰な刺激
タマス(惰性):無知・怠惰・重さ・逃避
→ これにより理性(バウディ)が曇り、正しく善悪を識別できなくなる状態を「プラグニャ・アパラーダ(理性の誤作動)」と呼びます。
🔶 多視点を養い、理性を清めるアーユルヴェーダ的心がけ
● どう清める? サットヴィックな生活、瞑想、食事、良き対話、自然との調和。
| 心がけ | 解説 |
| サットヴァ(純性)を育む | 心を澄ませ、直観と理性を調和させるために、静寂、瞑想、自然との調和を大切にする |
| アハーラ(食事)を清める | 軽く、消化しやすい、サットヴィック(純粋性)の食事を心がける |
| スヴァディヤーヤ(自己学習) | 良書などを読んだり、芸術に触れたりして思考を深める |
| サットサンガ(善き仲間) | 思慮深く、徳のある人々と関わり、視点を広げる |
| 瞑想とプラーナーヤーマ(呼吸法) |
思考の静寂化と感情の統合 特に「ナディ・ショーダナ(片鼻呼吸)」が有効
|
片鼻呼吸法(ナーディ・シュッディー)
★片鼻呼吸の手順
【手順1】アグラ(蓮華座)で座り、舌の先を上あごにつける
【手順2】口を軽くあけた状態で、両鼻から息を深く吸い、深く吐く(3〜4回繰り返す)
【手順3】目を閉じる
【手順4】右手親指で右小鼻を押さえて左小鼻から息を吸う(4秒)
【手順5】右手親指で右小鼻を押さえたまま、右手薬指と小指で左小鼻を押さえて息を止める(16秒)
【手順6】右手親指を開放して、右小鼻から息を吐く(8秒)
【手順7】吐ききったら、右小鼻から息を吸う(4秒)
【手順8】右手親指で右小鼻を押さえて息を止める(16秒)
【手順9】右手薬指と小指を解放して、左鼻から息を吐く(8秒)
【手順10】吐ききったら、左小鼻から息を吸う(4秒)
【手順11】手順3〜10を何度か繰り返す
【手順12】最後は、手順2と同様の行為で終える
🔶 まとめ
意識の偏りをなくして、
正しい判断をするためには、
外の情報を増やすよりも、
内の静けさと透明さを深める、
アーユルヴェーダでは「正邪を見極める力」は、体と心の清澄さ(サットヴァ)に根ざしていると考えます。
『白馬岳』 静寂・清明
真実を観る「眼力」52 多視点と意識の拡張による現象の創造 ①
🔹「視点」とは
「視点」という言葉は、物事をどのように見るか、または理解するかという観点や立場を指します。
1. 観察の立場: 物事を観察する際の位置や角度。
2. 考え方や意見: ある事柄に対する個人の考えや意見。
3. 状況の解釈: 同じ出来事でも、異なる視点から見ることで異なる解釈が生まれる。
つまり「視点」は、「何を見るのか」という現実の対象があって決まり、その対象をどう見るのか、どう向き合うのか、どのような解釈をするのか、という姿勢(態度)の事を指します。
またそれは、個人の経験、価値観、文化、感情などによって影響を受けるため、同じ出来事や状況でも異なる解釈が生まれることがあります。
視点は、あなたの脳に既にあるデータによって定められます。
自分の過去の経験・記憶・価値観という「脳内データベース」に基づいて世界を解釈し、判断します。
このように人は、すでに脳に在る「脳内データベース」に基づいて、自分視点であらゆるものを見て判断しているため、自分と他者にある「脳内データベース」の違いにより、同じ出来事や状況でも異なる解釈が生まれるわけです。
🔹未知のものは「見えていても、見えていない」
たとえば:
飛行機を知らない未開人が飛行機を初めて見たとき、何も見えない?または、大きな鳥に見える?
南太平洋の島の住民が、初めてヨーロッパの帆船を見たとき、視界には入っていても認識できず、後からシャーマンが「そこに何かがある」と指摘して初めて意識化した。
など、自分の過去の経験・記憶・価値観という「脳内データベース」が無いものは、新たな概念を過去のデータから照らしあわせて解釈することになります。
このように、飛行機や帆船という概念がなければ見えても「意味づけできない」
→認識できない!
つまり、人間の脳と意識は「過去のデータ」をベースに世界を再構成しているということになります。
ならば、量子意識で観測したものが現象化(顕在化)する、とは
つまり、人は、自分の中にある「狭い視点」の内からしか観測することができないので、その概念のなかで限られた現象しか創造することができないということにもなります。
「視点」を、すでに在る「脳内データベース」にだけに頼ると偏った見方になりがちとなり、自らの意識の枠(記憶・知識・概念・言語)に基づいてしか世界を「観測=認識」できず、それによって見えるもの・創造される現象も制限されてしまうというパラドックスに直面します。
🔹意識はフィルターであり、現実の創造者である
「量子意識の視点」から見ると:
●「観測が現実を創る」とは
観測者の意識(意図・注意・期待)が、
波動(無限の可能性)を、
一つの粒子=現象として確定=具象化させるという意味です。
ですがその「観測」は、観測者の内側(記憶・信念・視点)からしか生まれないため、
➡ 観測できる範囲も、その人の意識の限界に制限される。
🔹限られた観測=限られた創造となる理由
| 観測の素材 | 結果する現象 |
| 過去の記憶・信念・価値観・同じ視点 | 同じような出来事の再現(パターン化) |
| 新しい視点・直観・洞察 | 予測不能な創造・シフト・発展的な現象 |
つまり:
🌌「 意識の広がり」、「多様な視点」がなければ、世界の現れも広がらない。
🔹解決の方向:「多視点からの判断」と「観測者自身の意識の拡張」
人間は基本的に自分の意識が届く範囲でしか観測できず、現象化もその中で起こります。
しかし逆に言えば、
意識を拡張すれば、
それに応じ多視点から、
観測する現実も拡大し、
創造される現象も広がります。
真の創造は:視野を広げ、多視点から物事を判断するためには、
意識の拡張・心の柔軟性・知的スキルの育成が不可欠となります。
☀️ つまり、「意識の拡大」と「視点の拡張」があって初めて、観測の質が変わり、創造される現象も変わる!
🔹どうすれば意識を拡張できる?
✅ 意識・心がけ
1. 「自分の思考は仮のもの」と認識する
自分の考えや価値観が「絶対ではない」と理解する。
「私はそう感じたが、別の視点もあるはず」と考える謙虚さ!
2. 「他者の内面世界もリアルだ」と認識する
他者の価値観や感情も、本人にとっては真実であるという視点を持つ。
多様性の中に真理があると考える姿勢。
3. 「感情」と「判断」を分ける
感情的な反応(怒り、不快など)に流されず、一呼吸おいて俯瞰する習慣を持つ。
判断には、反応 ⇒ 意識的選択 という間に“間”をつくる。
✅ スキル
1. 対話的思考(ダイアローグ)を身につける
自分の意見を述べると同時に、他者の意見を「本気で理解しようとする」。
「議論」ではなく「対話」によって相互理解を深める。
2. 脳のフィルター思考やバイアス思考に気づく
自分が今どのようなフィルターで物事を見ているのかを観察する力をもつ。
「これは自分の思い込みでは?」と気づく力。
脳のフィルター思考やバイアス思考に気づくことは、自己理解や意思決定の質を向上させ、意識を拡張させるために、非常に重要です。これらの思考パターンは、私たちの認知や判断に影響を与え、時には誤った結論に導くことがあります。
脳のフィルター思考やバイアス思考に気づくために大切なポイント。
① 自己反省
• 定期的な自己評価: 自分の考えや感情を振り返る時間を持つことが重要。日記をつけたり、瞑想を行ったりすることで、自分の思考パターンを観察しやすくなる。
• 質問を自分に投げかける: 「なぜこのように考えたのか?」「この判断はどのような根拠に基づいているのか?」と自問自答することで、自分の思考の背後にあるバイアスに気づく。
② 多様な視点を持つ
• 他者の意見を聞く: 自分とは異なる意見や視点を持つ人と話すことで、自分のバイアスに気づく手助けになる。異なるバックグラウンドや経験を持つ人々と交流することが重要。
• 情報源の多様化: ニュースや情報を得る際に、異なる立場や視点からの情報を取り入れることで、偏った見方を避けることができる。
③ 批判的思考を養う
• 論理的な思考を実践する: 自分の考えや意見を論理的に検証する習慣を持つことが大切。根拠や証拠を求め、感情的な反応に流されないようにする。
• バイアスの種類を学ぶ: 知識を深めることで、どのようなバイアスが存在するのかを理解しやすくなる。例えば、確認バイアス(自分の信念を支持する情報だけを重視する傾向)や代表性バイアス(少数の事例から一般的な結論を導く傾向)などを学ぶことが役立つ。
④ 感情の認識
• 感情に気づく: 自分の感情が思考にどのように影響しているかを認識することが重要。感情が強いときは、冷静な判断が難しくなることがあるので感情を一時的に脇に置いて、客観的に考える練習(俯瞰)をする。
• ストレス管理: ストレスや疲労が思考に影響を与えることがあるため、リラックスする時間を持ち、心の状態を整えることが大切。
⑤ フィードバックを受け入れる
• 他者からのフィードバック: 自分の考えや行動について他者からの意見を受け入れることで、自分のバイアスに気づくことができる。オープンマインドでフィードバックを受け入れる姿勢が重要。
• 建設的な批判を求める: 自分の意見や判断について、信頼できる人からの建設的な批判を求めることで、視野を広げることができる。
(まとめ)
脳のフィルター思考やバイアス思考に気づくためには、自己反省や多様な視点を持つこと、批判的思考を養うこと、感情の認識、フィードバックを受け入れることが重要です。これらの実践を通じて、自分の思考パターンを理解し、より客観的でバランスの取れた判断を行うことができるようになり、結果、意識の拡張へ繋がる。
✅ 歴史的視点を学ぶ
多様な文化や時代の価値観に触れることで、視野が広がる。
✅ 実践法
(訓練法)
| 実践方法 | 内容 |
| 😴マインドフルネス瞑想 | 思考・感情から一歩引いて観る力を養う |
| 📚 読書(フィクション含む) | 他者の視点・内面世界を追体験できる |
| ✍️ ジャーナリング | 自分の思考のクセを客観視する習慣をつける |
| 🗣️ 多様な立場の人と対話 | あえて異なる価値観に触れることで視野が広がる |
| 🎴 「反対意見ロールプレイ」 | 自分と正反対の意見の立場に立って話してみる |
✅ まとめ:意識の拡張に求められる内面の“在り方”
謙虚さ:「自分にも盲点がある」と常に自覚する
開かれた心:他者の考えや感じ方に対してオープンである
一貫性より柔軟性:過去の自分に縛られず、変化できる柔軟性を持つ
正しさより深さ:何が正しいかより「何がどう成り立っているのか」を深掘りする
真実を観る「眼力」51 情報操作と洗脳⑱ ケムトレイルとグローバリズム社会の終焉と日本再生
知人から次のようなメールが画像とともに送信されてきました!
(7/21 メール)
こんにちは☺️ 連休前に爺ヶ岳、鹿島槍行ってきました⛰️☀️
連休初日(7/19)に下山しましたが、朝早くから飛行機が10機以上、交差して飛び、連休を狙ってか、黒部湖周辺の水源地にむけておそらくケムトレイルと思われるものを大量に撒いていました!
飛行機がもくもくと煙を出して、縦横に不自然に飛び、その煙が消えず、だんだんに広がって行っていました!
仙丈ヶ岳のときもおそらくケムトレイルを撒いていました。帰りの駒ヶ岳周辺で不自然な飛行機と飛行機雲(長い飛行機雲が何本も並列している)をみた日は、豊橋でも撒かれていて、先生から連絡を致いた日でした。
そのときは、こんな場所で撒く意味が理解できませんでしたが、今回は偵察の飛行機とケムトレイルを撒く飛行機が一緒に飛んでいたり、クロスするように不自然に飛行していたので、間違いありません。深呼吸をすると少し空気に匂いもありました。
時間が立つと雲と同化していくので、飛行機を追っていかないと、ほとんどの人は普通の雲と思って気づいていないようでした。
(6/28 メール)
情報ありがとうございます🙏 仙丈ヶ岳でも上空を飛行機が飛び、不自然な雲が見えましたが、山のエネルギーはとても清らかで、空気は澄んでいました☺️
今、駒ヶ岳インターですが、何本も消えない飛行機雲、不自然な雲の広がり、ケムトレイルですね。東海市も5月はほとんど青空を見ることなく、空気に臭いがあり、ずっとよどんでいました。
アメリカでケムトレイルの禁止条例が通ったことで、ケムトレイルの在庫処分先が日本になっているみたいです。ケムトレイルの影響は、上空の空気の流れを遮断し、梅雨前線の消滅やアルミニウム等の土壌汚染で梅雨時期に一気に育つお米などの穀物の生育にも影響がでる懸念があるみたいです。自然農は保水力や微生物の浄化力で比較的影響は少ないのかもしれません。
恐れや不安ではなく、愛と調和に基づいた意識で、自分にできる役割を果たしていきます🙆♂️
「グローバリスト」(既得権益層=支配者)が支配する社会構造
日本は第二次世界大戦に至る経緯や戦後の占領政策で、一方的な解釈が教え込まれたり、「自虐史観」と呼ばれる、自身の歴史に対して過度に否定的な見方を植え付けられ、国家としての誇りや自主独立への気概を失ってしまいました。
戦後占領期にGHQによって実施された「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」、これは、日本人に戦争に対する罪悪感を植え付け、自国の歴史や文化に誇りを持つことを困難にするための組織的な洗脳プログラムでした。このプログラムは、日本人が二度と強い国家になることを防ぐために、意図的に自虐志向を植え付けるもので、このプログラムの効果は、戦後80年がたった現在でも、日本人の意識の深層に根強く残っています。
そして第二次世界大戦後、GHQによって、全く異質の支配構造が重ねて作られました。官僚、財界、メディアが癒着した、いわゆる戦後レジームと呼ばれるシステムです。このシステムは、日本をアメリカのコントロール下に置き、二度と欧米の脅威とならないように設計されたものでした。
*現代の日本で戦後レジームの意味するところは主に、第二次世界大戦での日本降伏後、GHQによる占領下で出来上がった日本国憲法を始めとする憲法や法令即ち自由民主主義の体制、テレビや新聞などのマスコミ、経済や金融では通貨発行権や通貨管理権の所在を意味する言葉として使われている。(Wikipedia)
そして、このシステムを利用し、アメリカの「ジャパンハンドラー」達の意向にそって、アメリカの国益のために日本を積極的に傷付ける政治が行われてきました。「ハンドラー」とは「操る者」という意味であり、「ジャパンハンドラー」とは「日本を操る者」の意。
アメリカには国際開発庁(USAID)という組織があります。表向きは、世界各国への人道支援や、開発援助を行う機関とされていますが、実際の活動はそれだけではありません。このような国際的な資金提供において、とても大きな役割を果たしているのが、巨額の資産を持つ財団を運営している著名な投資家です。この財団の表向きは、世界各国での人権保護や民主化支援を行っているとされていますが、実際にはその資金が、各国の政府に批判的な活動や、特定の政治思想を広める団体に提供されています。この資金が、日本国内の一部の市民活動団体にも流れているという情報があります。
この財団が掲げる理念は、開かれた社会を目指すという美しい言葉ですが、実際には各国の伝統的な価値観や文化を否定し、グローバル化された統一的な価値観を押し付けるという意味合いが強いものです。彼の財団が支援する活動は、各国の愛国的な政治勢力や伝統的な価値観を重視する勢力に対して批判的な立場を取る傾向があるのです。
戦後、日本がアメリカに支配されてきた背景にあるものが、このような経済的利益の最大化を究極的目標とし、「地球全体を一つの共同体として、国境の垣根を取り払い、特定の国家の主権や権力が及ばないような統一された市場メカニズムをつくり、人・物・金・情報を自由に動かそうという考え方」、すなわちグローバリズム社会です。
その超国家的な機構を志向する人々「グローバリスト」(既得権益層=支配者)が階級社会を生み出し、この階級社会の上位者である「グローバリスト」が、これから先の政治や経済の動向を決める会議を行い、その会議の方針によって実際に世界が運営されるという、ピラミッド型の世界支配構造が現状です。
一つのルールで地球全体を統治するというのがグローバリズムで、グローバリズムは国家を弱体化させます!
その国の歴史や文化、伝統、そしてその国の強みを、次々と壊していく、
なぜなら、「経済的利益を最大化」するために、こういうものが邪魔だからです!
それは日本人ファーストという考え方と、まさに対極にある思想です。
「既得権益」や「支配」といった迷妄から、既存メディアに頼らずに、自ら情報を検索し、自分の頭で真実を見極めようとする流れが活発化し、一部の人々はもはや、一方的な情報を鵜呑みにしなくなりました。
これは今回の参議院選挙において、若年者(20~40代)を中心とした人々が、新興勢力を応援し、躍進するという現象としても象徴されます。
日本人が、本来持つ正常な判断力を取り戻し、思考停止の洗脳のプログラムから目覚め、意識革命が起きている証しとも言えます。
「100匹目の猿現象」として知られる、集合意識の臨界点の法則があります。
これは、ある行動や意識が集団の中の一定数を超えると、時間や空間を超えて、その集団の他のすべてのメンバーに一瞬で伝播するという現象です。
かつて、宮崎県の幸島で、一匹の猿が芋を海水で洗って食べるという新しい行動を始めました。その行動をする猿の数が臨界点に達した瞬間、海を隔てた他の島の猿たちまでもが、一斉に芋を洗い始めたのです。
この宇宙の普遍的な法則は、人類の集合意識にも同じように作用します。
一人一人の意識の変化が、古い支配のシステムにNOを突きつけ、
グローバリストの洗脳から自由になり、
日本人が日本を真の独立国家として再生させるための意識の向け方を、
宇宙の普遍的な法則「循環」の方向性を軸として捉えるなら、
「共生」、「調和」、「愛」、「利他」への意識の向け方からの選択は、
進歩・進化の方向性に合致する「Bit」だと言えます。














