Health and self-therapy information
真実を観る眼力 70 「意識が現実を創る」という考えの構造 1
「意識を向ける」ことは「現実をつくる」?
🔭 【量子世界】の『観測』が現実をつくる不思議
💡「あなたの“意識”が、現実をつくっている」、これは量子力学の世界では、れっきとした理論と実験に基づいた事実です。
量子力学には、非常に有名な実験があります。
👉 「二重スリット実験」(Double-slit experiment)です。
🔬二重スリット実験:観測の有無で現実が変わる
粒子(電子や光の粒)を2つのスリット(隙間)のある壁に向かって一粒ずつ飛ばすと、普通なら2本の筋がスクリーンにできるはずです。
しかし、実際に観測していない状態では、波のように広がり、干渉縞(波が重なってできる模様)が現れるのです。

ところが、不思議なことに、
観測装置をつけて「どちらのスリットを通ったか」を記録しようとすると、干渉縞は消え、粒子は“粒”として振る舞うのです。
つまり、
二重スリット実験では、電子などの粒子が「観測するかどうか」によって振る舞いが変化する。
😌観測しない → 波として広がり、多様な可能性を持つ
😃観測する → 粒として特定の結果に収束する(一つの現実に確定する)
この原理から、「観測=意識を向けること」が現実に影響を与えるとされる。
人間の「意識」も観測装置である、というのが「量子意識」の考え方。
👉 ポイント:観測はただの記録ではなく、“現実確定”のトリガーになる。
つまり、観測が現実を変え、そして現実を創る、という事実。
👁🗨【心理学】の観測行為、『期待』が現実を変える
1968年、心理学者ロバート・ローゼンタールとレノア・ジェイコブソンの実験では、教師に対してランダムに選んだ生徒を「今後成績が伸びる可能性が高い」と伝えました。
すると、本当にその生徒たちの成績が伸びたのです。
心理学ではこの現象を「ピグマリオン効果(Pygmalion Effect)」と呼びます。
これは、教師が生徒に対して抱く「期待」が、実際にその生徒の成績や行動に影響を与えるという効果です。
教師の意識=観測が、生徒の行動と結果を変えた。
これは量子の観測原理にとてもよく似ています。
🔍 ピグマリオン効果とは?
他者からの期待が高いと、その期待に応えようとする心理が働き、実際にパフォーマンスや成果が向上する現象。
期待が現実を変える(ピグマリオン効果)
⏬
他者への期待や信頼という「意識」が、その人の行動や成果を変える。
例)
- 教師の期待が高いと → 生徒の成績が本当に上がる。
- 上司が部下に「君ならできる」と期待して任せると → 部下がその期待に応えようと努力し、成果が上がる。
👉 ポイント:意識の向け方=人間関係の“現実”の設計図。
🌊【神経科学】の観測が 『共鳴』を生む(ミラーニューロン)
1990年代、イタリアの神経科学者ジャコモ・リゾラッティらの研究で、サルの脳にある「ミラーニューロン(鏡の神経細胞)」が発見されました。
これは、他者の行動を“見ただけ”で、自分の脳の同じ部位が活性化するという仕組みです。
つまり、他人の行動や感情を観測すると、自分の神経が共鳴し、同じ体験を追体験するのです。
この機能は共感やコミュニケーションの土台であり、「観測が波を生む」という量子的な視点と驚くほど一致します。
👉 ポイント:他人の行動や感情を「見るだけ」で自分の脳の同じ部位が反応し、この「共鳴現象」によって、人と人との間に非言語的な感情の伝播が起こる。
つまり、
私たちは意識を通じて“波”を発している。そして共鳴すると考えられます。
上高地のお猿

🪄 まとめ 『観測する=意識を向ける』が『現実をつくる』3つの根拠と【引き寄せの法則】の関連
-
量子の世界 → 観測によって現実が確定する
-
心理学 → 期待・意識が相手の行動を変える
-
神経科学 → 観測が共鳴反応を引き起こす
これらはすべて、私たちの「意識」が現実を形づくる装置であることを示しています。
⏬
意識は単なる内面ではない "「現実生成装置」”!
量子力学は、「観測が現実を確定させる」ことを示しています。
心理学と神経科学は、「期待・観測が人に影響を与える」ことを証明しています。
つまり、「現実は固定されたものではなく、あなたの意識が “選び”、確定させている」ということです。
あなたが「感謝」「喜び」「信頼」の意識で世界を観測するなら、
それは自分の幸福感や他者とのつながりの質を変えていきます。
逆に、「不安」「恐れ」「不信」の意識で世界を観測すれば、
その波が現実を形づくり、同じような現象を引き寄せやすくなるのです。
⏬
🌈 引き寄せの法則との関連性
「引き寄せの法則(Law of Attraction)」とは:
🔹「自分が発している思考・感情・波動に共鳴する現実が引き寄せられる」
🔹「現実は外からやってくるものではなく、内側から創られるもの」
現実とは「客観的にただそこにあるもの」ではなく、あなたの意識が“選び取り、創り出す”ものです。
だからこそ、どんな波で世界を観測するか? が、あなたの幸福のカギ🔑になります。
上高地 河童橋と穂高岳
asa Health Information 2025. 10月号 ③ 台風の身体への影響
台風による身体への影響を、西洋医学、東洋医学(特に中国医学)、アーユルヴェーダのそれぞれの視点からアプローチが異なるものの、共通して自然と身体のバランスが密接に関連しているという考え方が見られます。
🔬 西洋医学の視点
- 西洋医学では、台風などの強い気象現象が人間の身体に与える影響は、主に気圧や湿度、温度の変化によるものと捉えられます。特に、気圧の急激な低下や湿度の急激な変化が、体調不良を引き起こす原因とされています。
- 気圧の変化: 台風前後で気圧が急激に低下すると、血圧や心拍数、呼吸に影響を与える可能性があります。特に、低気圧に敏感な人々(高血圧、低血圧、心臓病の患者など)は、体調が不安定になることが多いです。
- 湿度と温度の変化: 湿度が高いと体温調節がうまくいかず、体内の水分バランスが崩れることがあります。これにより、頭痛や疲労感、脱水症状などが引き起こされることがあります。
🍂 東洋医学(中国医学)の視点
- 東洋医学では、気象の変化が「気」の流れや「陰陽」のバランスに影響を与えると考えます。台風などの自然現象は「風」「湿気」「熱」などが強く作用する状況です。
- 風の影響: 風は体内の「気」を乱し、外から侵入する邪気を引き寄せるとされています。台風のような強風は、身体に「風邪(ふうじゃ)」という邪気を引き入れる原因となり、肩こりや頭痛、関節の痛み、アレルギー症状などを引き起こす可能性があります。
- 湿気の影響: 台風に伴う高湿度は、体内の「湿」のバランスを崩す原因となり、むくみや消化不良、体のだるさ、関節の痛みを引き起こすことがあります。
- 熱の影響: 台風前後に温暖な気候が続くと、体内の「熱」が過剰になり、イライラや不安、発汗などの症状が現れることがあります。
🌿 アーユルヴェーダの視点
- アーユルヴェーダでは、自然界と人体が密接に関係していると考え、体調不良や病気はこの自然界の変化によって引き起こされる「ドーシャ(体質)」の乱れによるものと見なします。台風が引き起こす影響としては、特に「空元素(アーカーシャ)」と「風元素(ヴァーユ)」の作用が強調されます。
🍃 空元素(アーカーシャ)
空元素は、アーユルヴェーダにおける5つの基本的な元素のうちの1つで、「無形」「広がり」「空間」を象徴しています。
① 空の性質と特徴💠
- 特性: 空は「広がる」「軽い」「冷たい」「動きが少ない」などの性質を持っています。空はすべてのものを包み込む力を持ち、物理的には空間や隙間、無音などを象徴します。
② 台風と空元素🌀
- 台風が発生する際、強風や急激な気圧の変化に伴って「空元素」が過剰になるとされます。アーユルヴェーダでは、空元素が体内で過剰になると、身体の冷えや乾燥、不安、呼吸器系の不調を引き起こすとされます。
③ 空の調整法🌿
- アーユルヴェーダでは空元素を穏やかに調整するために、温かい食べ物やハーブ、リラックスできる環境が推奨されることが多いです。
④ 空の浄化作用🌌
- アーユルヴェーダでは、空の元素には「浄化」の作用もあると考えられています。
- 台風のような自然現象は、この空の浄化作用が強く働くとされ、古いエネルギーや滞った気が一掃されるプロセスと見ることができます。
- この浄化作用によって、過剰な「滞り」や「汚れ」が排除され、身体と精神がリセットされるとも言われています。ただし、この浄化作用には適応するために心身の準備が必要です。
⑤空元素の浄化作用を活用する🔦
- アーユルヴェーダでは、空元素(アーカーシャ)は「浄化」や「解放」の性質を持っているとされています。これは、物質的なものや精神的なものにおいて、停滞したエネルギーや不純物を浄化し、すっきりとした状態に導く働きがあります。この浄化作用は、しばしば「風」や「空気」の流れを通じて行われるとも言われます。
- 強風に身体をさらすことで、この空元素の浄化作用を感じることができると考えられます。具体的には、強風が身体の周囲にある停滞したエネルギーや過剰な熱、湿気などを払拭し、心身をリセットするような作用を促すことがあります。これにより、以下のような効果が期待できます。
- 精神的な浄化: 強風による空気の流れは、頭の中のもやもやや、精神的な滞りを解消し、心をクリアにする手助けをすることがあります。風がもたらす「軽やかさ」は、ネガティブな感情や不安、重苦しい思考を吹き飛ばし、精神的な解放感を感じさせることがあります。
- エネルギーのリセット: 身体の周囲に滞ったエネルギーや、体内に溜まった不必要なものが強風に吹き飛ばされることで、身体がリフレッシュされる感覚が得られることがあります。
⑥ 強風に身体をさらすことが心身の浄化を促すか?👀
👉 強風に身をさらすことの注意すべき点
- 強風に身をさらすことがすべての人にとって有益かどうかは、個々の体調や体質によって異なります。アーユルヴェーダでは、各人の「ドーシャ(体質)」のバランスが重要視されるため、体質や状況に応じて適切な方法を選ぶことが大切です。
👉 体質による影響:
- ヴァータ体質: ヴァータは風の元素を象徴しており、空や風が過剰になると、精神的にも身体的にも不安定になりやすいです。ヴァータ体質の人は、強風にさらされると、逆に過剰な乾燥や不安感を引き起こすことがあるため、慎重に行動するべきです。
- ピッタ体質: ピッタは熱を持つ元素であり、過剰な熱や湿気を冷ますために、風の浄化作用を活用することが有効です。強風を浴びることで、ピッタ体質の人はリフレッシュし、浄化されることがあるでしょう。
- カパ体質: カパは水や土の元素を象徴し、冷たさや重さを感じやすい体質です。カパ体質の人は、強風によって体内の重さや滞りを解消することができるかもしれませんが、風が冷たすぎたり強すぎると、体が冷えてしまう可能性もあります。
👉 季節や環境の影響
- 強風にさらされることが有益なのは、特に乾燥した季節や、湿気が多い環境から抜け出したいときです。しかし、寒冷な強風や湿気の多い風の場合は、逆に身体が冷えたり、体調を崩したりすることも考えられます。アーユルヴェーダでは、冷たい風や湿気の多い風を浴びることは、身体を冷やす原因になるため、特に寒さを感じやすい体質の人は避けたほうが良いです。
蓼科山 爆風

⑦空元素(アーカーシャ)浄化作用の実践的なアドバイス ❂
- 温かさを保つ: 強風を浴びる場合でも、寒さが強い季節には身体を温かく保つ工夫をすることが大切です。薄着ではなく、適切な服装で風を受けるようにしましょう。
- 短時間で: 強風を浴びる時間は長時間ではなく、短時間で済ませると良いでしょう。特に、風が強すぎる場合は、少しの時間を目安にしてリフレッシュする程度にとどめます。
- 精神的にリラックス: 風を浴びるときは、心を落ち着けて深呼吸をし、風を受け入れるような意識でいると、より浄化作用を感じやすくなります。過剰に体力を使わないようにし、リラックスした状態で風を感じましょう。
⑧結論
強風に身体をさらすことで空元素の浄化作用を受けることは、心身のリフレッシュや浄化に繋がる可能性がありますが、体質や環境によって影響は異なります。アーユルヴェーダの視点からは、風の浄化作用を意識的に活用することは有益ですが、体質や風の強さに応じて注意深く行うことが重要です。
✨ まとめ
- 西洋医学は、台風の気圧や湿度、温度の変化が直接的に身体に影響を与えると考えます。
- 東洋医学では、風、湿気、熱などの気象の影響が「気」や「陰陽」に関係し、体調不良を引き起こすと見なします。
- アーユルヴェーダでは、台風による空元素(アーカーシャ)の過剰が、身体の冷えや乾燥、不安、呼吸器系の不調を引き起こすとされ、空の浄化作用により、滞ったエネルギーが解消されると考えます。
asa Health Information 2025. 10月号 ② 大腿骨頸部骨折と遠隔治療
先週の早朝、当日に治療予約が入っていた患者さんから連絡が入り、転倒して歩くことが出来なくなったのですがどうしたらよいですか?
との事だったので、骨折も疑われるため整形でレントゲンを撮ることを勧めた結果、大腿骨頸部骨折が判明し、即、入院、今週には手術が決まりました。
ご本人からその結果の連絡を受けた際、痛くて全く歩行もできない状態なので骨折の遠隔治療をお願いしますという事なので、右大腿骨頸部骨折の遠隔治療を行ったところ、この日をピークに不思議なくらいに痛みが無くなり自身でも驚いていますとのメールが翌日に入り、病院でも看護師から、術前にこの程度の痛みの患者さんはいないですよ、皆もっと痛がり全く動くことはできないですよ、といわれて、術前にも関わらず介助者つきでトイレも自力歩行で行けるとの経過連絡が来ました。
😖 大腿骨頸部骨折
大腿骨頸部骨折とは、太ももの骨(大腿骨)の上端にある「大腿骨頸部」という部分が折れる骨折です。
この部位は、股関節(こかんせつ)のすぐ下に位置し、骨盤と大腿骨をつなぐ重要な部分で、 骨頭(こっとう=球状部分)に近い骨折で、関節の内側で起こるため血流が途絶えやすく、「骨頭壊死(こっとうえし)」のリスクがあります。
📍 骨の位置関係
股関節まわりの骨構造は下のようになっています
👇
骨盤
│
(股関節)←大腿骨頭(だいたいこつとう)
│
【大腿骨頸部】←骨折しやすい部分
│
大腿骨(太ももの骨)
👵 高齢者に多い大腿骨頸部骨折
加齢により骨がもろくなる(骨粗しょう症)
転倒で尻や横を打つことで骨折
特に女性高齢者に多い(閉経後のホルモン変化)
⚕️主な症状
股関節や太もも付け根の強い痛み
立てない、歩けない
足が外にねじれて短く見える(外旋変形)
🏥 治療法
骨折の場所やずれの程度によって異なります。
① 骨折部のズレが少ない場合
→ 骨接合術
金属のピンやスクリューで固定して自然に癒合を待つ。
② ズレが大きい・骨頭壊死のリスクが高い場合
→ 人工骨頭置換術
壊れた骨頭を取り除き、金属や樹脂の人工骨頭を入れる。
🩹 術後のリハビリ
手術翌日から起き上がり・立つ練習
徐々に歩行訓練(杖・歩行器使用)
再発防止のため、転倒予防・筋力トレーニング
✪ 遠隔治療
当院では来院し直接施術される患者さんの他、毎日、依頼された15名の遠隔治療、5軒の土地家屋の浄化の遠隔を行っています。
遠隔治療は、物理的に離れた場所にいる患者に対して行われる治療法で、主にエネルギーや意識を用いて行われます。この治療法は、伝統的な医療とは異なり、身体的な接触を必要としないため、さまざまな理論や原理が考えられます。
1. 遠隔治療の基本概念
• エネルギーの伝達: 遠隔治療は、治療者が意識やエネルギーを使って、患者に影響を与えることを目的としています。治療者は、特定の技術や方法を用いて、患者のエネルギーフィールドに働きかけます。
2. 量子もつれと量子的な解釈
• 量子もつれ: 量子物理学において、量子もつれは、2つの粒子が互いに強く結びついている状態を指します。この状態では、1つの粒子の状態が変わると、もう1つの粒子の状態も瞬時に変わることがあります。この原理が、遠隔治療におけるエネルギーの伝達に関連していると考えられることがあります。
👉 量子もつれ(エンタングルメント)
離れた粒子同士が瞬時に相関を示す現象は実証されています。通信や量子暗号に応用中です。
• 量子的な解釈: 意識やエネルギーが量子的なプロセスに基づいている可能性があると考えています。これにより、意識の働きが物理的な現象に影響を与えることができるとされます。
以上のような量子の原則を踏まえ、以下の遠隔治療プロセスにより改善、治癒が働くと推測します。
(現科学的実証レベルで遠隔治療の全解明はできないので、実際に毎日遠隔治療を行っている自身の私感的な仮説を含みます。)
コヒーレンスの高い術者(身心の高い調和、安定を持つ者)が、
⏬
OOさん(生年月日、氏名などでクライアントを特定)、治癒や癒やしたい具体的な病気、怪我、患部(遠隔治療の目的)をクライアントが術者に依頼し、
⏬
遠隔治療を行う術者が、クライアントから依頼された疾患など(目的)を治癒、癒やす意識(観測行為)で、様々な方法による遠隔治療を実施、
⏬
術者のエネルギーフィールドにクライアントを同期させる(クライアントの波動を引き上げる)= 量子もつれ(エンタングルメント)
⏬
ゼロポイントフィールドで励起が起こる(情報場から癒やしのエネルギーが引き出される)
⏬
現象世界でクライアントの癒やし、治癒が発現する
3. スピリチュアルな要因
• 意識の力: スピリチュアルな観点からは、意識がエネルギーを変化させる力を持っていると考えられています。治療者が患者のために意識を集中させることで、エネルギーが調整され、治癒が促進されるとされます。
• 共鳴と調和: 遠隔治療では、治療者と患者のエネルギーが共鳴し、調和することが重要です。この共鳴によって、治療効果が高まると考えられています。
🩻 まとめ
「術者の意識が高いコヒーレンス状態」=「心身が統合され整っている」
「クライアントとの同期」=「共感・共鳴・信頼関係」
「ゼロ磁場を励起する」=「潜在的な自己治癒力が活性化される」
科学的実証レベル:現代の量子物理学とはまだ直接つながっていない。(未知)
象徴・仮説的レベル:量子の概念を比喩として使うことで、遠隔治療の体験を説明する一つのモデルとして整合性がある。
臨床的観点:術者とクライアントの「意識・共鳴・安心感」が心身に影響を与える可能性は心理生理学的に支持されつつある。
asa Health Information 2025. 10月号 ① 秋に起こりやすい身心の乱れと対処
秋の始まりや季節の変わり目に、体調不良や気分の落ち込み、精神状態の不安定さを訴える人が増える傾向ですが、これは多くの要因が重なって起こると考えられています。
🌿主な原因と背景
1. 日照時間の変化
秋になると日が短くなり、太陽光を浴びる時間が減ります。
太陽光は脳内の セロトニン(気分を安定させる神経伝達物質) を活性化させる大事な要素。
減少すると気分の落ち込みや意欲低下につながります。
2. 体温調整・自律神経の乱れ
朝晩の寒暖差が大きくなり、自律神経(交感神経と副交感神経)の切り替えがスムーズにいかなくなります。
その結果、倦怠感、頭痛、めまい、不眠などの不調や、精神的不安定さが出やすくなります。
3. ホルモンの影響
日照不足により メラトニン(睡眠ホルモン) の分泌リズムが乱れ、睡眠の質が落ちやすい。
睡眠不足は気分変調やうつ状態を悪化させます。
4. 生活リズムの変化
夏の活動的なリズムから、秋は急に静的・内向的な過ごし方に切り替わりがち。
「やる気が出ない」「孤独感が増す」など心理的影響が強まります。
5. 心理的要因
秋は「行事・仕事の繁忙期の始まり」「夏が終わる寂しさ」など、感情的な影響も受けやすい時期です。
🌞 対策のヒント
- 朝の光を浴びる(散歩・窓辺での深呼吸)👉 セロトニンの分泌も活性化され精神的にも安定します。
- 軽い運動で自律神経を整える(ヨガ・ストレッチ・ウォーキング)👉 交感神経と副交感神経のバランスが整いやすくなります。
- 季節の食材で栄養をバランスよく(サンマ、きのこ類、根菜、ナッツなどはセロトニン合成にも役立つ)
- 睡眠のリズムを崩さない(特に起床時間を一定にする)👉 メラトニンの分泌を安定化させます。
- 気持ちの落ち込みが強ければ、早めに専門家に相談 👉 うつ病などにならないように予防します。
✨ まとめ
秋の始まりの体調不良や精神の不安定さは、日照の減少による脳内物質の変化、自律神経の乱れ、生活リズムの移行が重なって起きるもの、と考えられます。
🍂 東洋医学(中医学)の視点から秋に起こりやすい身心の乱れと対処
💠 秋に特徴的な乱れ
- 五行で秋は「肺」と「大腸」 に関連
- 外界の「燥邪(乾燥の邪気)」の影響を受けやすい
💠 症状:
- 咳、喉の乾燥、皮膚のかさつき、便秘、憂うつ感、悲しみ
(心理面)
- 秋は「悲(かなしい)」の感情に結びつくとされ、孤独感や寂しさが強く出やすい。
💠 中医学的対処
- 潤いを与える食材(梨、百合根、白きくらげ、蜂蜜、大根など)
- 深い呼吸や呼吸法(肺を養う)
- 適度な発汗運動(過剰な汗は禁物)
- 生活リズムを安定させ、早寝早起き
✨ まとめ
中医学:秋は「肺・大腸」と「乾燥・悲しみ」の季節 → 潤いを養い、悲を和らげる生活を。
晩秋から初冬へ 雨飾山
🌿 東洋医学の視点で秋に乱れる「肺」・「大腸」経脈と西洋医学の免疫との関係性
五行では「肺・大腸」は 表裏関係 にあり、共に「気」「防衛(衛気)」に関わるとされます。
肺は「気を主る」臓器であり、外界からの邪気を防ぐバリア(免疫力)を調整。
大腸は不要なものを排泄する機能で、体内の浄化と免疫バランスに関わる。
よって、肺・大腸の不調 → 皮膚の弱まり、風邪をひきやすい、便秘・下痢といった免疫低下が起きやすい、と説明されます。
🔬 西洋医学の視点との対応
✅ [西] 呼吸器系(肺)⏩ [東]『肺経脈』
- 外から侵入する病原体(ウイルス、細菌、花粉など)に最初に接触する場所。
- 気道粘膜の線毛運動や分泌される免疫物質(IgA抗体など)が、異物をブロック。
✅ [西] 消化器系(大腸)⏩ [東] 『大腸経脈』
- 腸には 免疫細胞の約7割 が集まるとされ、腸内細菌叢とともに免疫系をコントロール。
- 腸のバリア機能が低下すると、全身の免疫異常や炎症を引き起こす。
🌱 まとめ
肺・大腸系が免疫と強く結びつくのは、
呼吸器系による外界防御(肺)
消化器系による内界防御(大腸)
この両方が「外からの侵入を防ぐ」「内側を守る」二重の免疫ラインになっているためです。
🌿 アーユルヴェーダ(ドーシャ理論)の視点から秋に起こりやすい身心の乱れと体質別対処
ドーシャの体質と特徴と起こりやすい疾患
| ドーシャ体質 | 体の特徴 | ドーシャ過剰による症状 | 起こりやすい疾患 |
| ヴァータ体質 |
俊敏・活発 すばやく軽快 傷の治りが速い |
便秘、寒がり、 腹部膨満、痛み、 不眠、皮膚の乾燥 |
下半身異常(坐骨神経痛、腰痛、冷え性、大腸疾患) 神経疾患(頭痛、脳卒中、パーキンソン病) 循環器疾患(狭心症、高血圧、心筋梗塞) |
| ピッタ体質 |
快食、快便 体が軟らかい 皮膚が輝く |
皮膚発疹、出血しやすい 胸やけ、灼熱感 目の充血、下痢 |
胃・十二指腸疾患、心疾患 肝臓・胆嚢・膵臓疾患 アルコール依存症、皮膚病 |
| カパ体質 |
体力・持久力がある 体格がよい よく眠れる |
だるさ、眠気、 口内が甘い、痰が多い、 鼻水・鼻づまり |
気管支疾患、喘息、鼻炎 糖尿病、関節炎、腫瘤性疾患 |
ドーシャと季節の関係
| ドーシャ | 季節 |
| ヴァータ | 晩秋~初冬 |
| ピッタ | 夏~秋 |
| カパ | 冬~春 |
💠 秋に特徴的な乱れ
- 秋は特に ヴァータ(風・空のエネルギー) が乱れやすい季節とされます。
- 乾燥・冷え・風の性質が強まり、心身を不安定にします。
💠 ドーシャ別の症状と対処
1. ヴァータ体質

◊ 傾向:乾燥肌、冷え、便秘、不眠、不安や落ち込みが強まりやすい
◊ 秋の乱れ:乾燥・冷えで最も影響を受けるタイプ
◊ 対処:
- 温かいオイルマッサージ(ごま油)
- 温かく消化しやすい食事(スープ、煮込み料理)
- 生活リズムを規則正しく
- ゆったりした呼吸法や瞑想
2. ピッタ体質
◊ 秋の乱れ:夏の熱が残って、秋に皮膚トラブル・イライラ・胃腸不調が出やすい
◊ 対処
- 涼性・甘味・苦味の食材(梨、きゅうり、アロエ、ゴーヤ)
- 穏やかな散歩や月光浴
- 辛味・アルコール・過労を避ける
3. カパ体質
◊ 秋の乱れ:乾燥の影響は少ないが、湿気が残ると痰・鼻水・だるさが出る
◊ 対処
- 軽い運動で代謝を上げる(ウォーキング、ヨガ)
- 香辛料や温性の食材(生姜、シナモン、黒胡椒)
- 油分・甘味・冷たいものを控える
✨まとめ
アーユルヴェーダ:秋は ヴァータ増悪 → 温かさ、安定、潤いを意識。
体質別ケア:
♠ ヴァータ → 温め・潤す・規則正しい生活
♥ ピッタ → クールダウン・怒りを鎮める
♦ カパ → 活動性を保ち停滞を防ぐ
初秋の涸沢カール

真実を観る眼力 69 エネルギーと物質、エネルギーと物質の統一について(E=mc²)
水は単なる物質ではなく情報とエネルギーを媒介する場であり、その秩序性(コヒーレント)が 肉体・心・意識の統合度(クオリティ) を決めるということは『真実を観る眼力68』で説明した通りで、そしてエネルギー=物質という視点からも、「その人のエネルギーが肉体を形づくる」ということでもあります。
アインシュタインは「私たちが物質と呼んでいるものはエネルギーであり、その振動は感覚で捉えることができないほど周波数が低いだけで、物質というものは実在しない」と言っています。
物質はエネルギーの一形態であることを、アルベルト・アインシュタインの有名な公式「E=mc²」は、エネルギー(E)と物質(m)が互いに変換可能であることを示しています。つまり、物質はエネルギーの一部であり、エネルギーが変われば物質も変わるということです。
今まで科学者達は、エネルギーフィールドは、物質により付帯的に生まれる現象と見なしてきましたが、むしろ物質こそがエネルギーフィールドの付帯的な現象であることが分かり、エネルギーフィールドを変化させることができれば肉体という物質もそれに応じて変化するということを、アインシュタインの公式「E=mc²」は証明しました。
💠エネルギーフィールドと物質の関係
1. エネルギーフィールドとは?
• エネルギーフィールド: これは、私たちの周りに存在するエネルギーの場を指します。このフィールドは、物質や生命の根本的な性質を形成していると考えられています。
『清明なエネルギーフィールド 立山』
2. 物質主義とその限界
• 物質主義: 私たちはしばしば、物質主義の世界で感情に乱され体に病を抱えると、物質的な解決策(薬や手術など)に頼りがちです。
しかし、物質的なアプローチだけでは、根本的な問題を解決できないことがあります。感情や健康の問題に直面したとき、物質にとらわれるだけではなく、エネルギーの変化に目を向けることも重要です。何故なら自らのエネルギーフィールドが整えば(コヒーレント)、物質である肉体の細胞も整うからです。
3. 物質とエネルギーの関係
• 物質はエネルギーの一形態: アルベルト・アインシュタインの有名な公式「E=mc²」は、エネルギー(E)と物質(m)が互いに変換可能であることを示しています。つまり、物質はエネルギーの一部であり、エネルギーが変われば物質も変わるということです。
4. エネルギーと物質の統一(E=mc²)
• アインシュタインが示したように、物質は凝縮されたエネルギーです。肉体も意識も「エネルギー場」としてとらえられ、その秩序性(コヒーレンス)が高ければ、高次のエネルギーフィールドとの共鳴が可能になります。この解釈は物理学の公式(E=mc²)をスピリチュアルな方向へ拡張した見方ですが、論理的、思想的に一貫していて整合性があります。
5. エネルギーを変えることで物質も変わる
• エネルギーの働きかけ: 自分の放つエネルギーに意識的に働きかけることで、細胞や体全体が変化する可能性があります。たとえば、ポジティブな思考や感情は、体のエネルギーフィールドを整え、健康を促進することができます。
6. ゼロポイントフィールドと無限の可能性
• ゼロポイントフィールド:量子物理学では、宇宙のすべての空間には「ゼロポイントフィールド」と呼ばれる真空の揺らぎがあります。これは「何もない空間」にも存在する微細なエネルギーの海で、あらゆる粒子や光子がここから生まれ、消えています。 そして、すべての可能性が存在する場と考えられています。このフィールドは、私たちが新しいアイデアや解決策を引き出すことができる情報の場でも在り、物質はこのフィールドから観測され、引き出された結果であると考えられています。
7. ゼロポイントフィールド(量子場)と意識のつながり
• 量子物理では「観測によって現実が定まる」という現象があり、意識が場に影響する可能性が示唆されています。
👉高いエネルギーフィールドとは、「意識と量子場が調和して、より大きな秩序と可能性をゼロポイントフィールドから引き出せる状態」と言えます。
8. 意識を物質から切り離す
• 高次元の知恵: 自分の意識を物質的なものから切り離すことで、ゼロポイントフィールドにアクセスし、より高次元の知恵を受け取ることができます。これにより、私たちは無限の可能性を受け取り、物質の持つ制限を超えることができます。
例えば、清明な意識、ポジティブな思考や感情という自らの意志、働きかけ(観測行為)から、ゼロポイントフィールドを通じて、その観測行為と共鳴する高次元の知恵と無限の可能性にアクセスすることができ、結果的に私たちはより豊かで幸福な人生を送ることができるのです。
🌟 わかりやすくたとえると、「生命のクオリティが高い人」は、内なる湖面(意識・心)が澄み渡っていて、宇宙の大きな量子フィールド(ゼロポイント場・コヒーレンス場)と響き合える人と表現できます。
9. 実践的なアプローチ
• 日常生活での応用: 問題が起こったとき、ただ結果を受け入れるのではなく、その原因を探ることが重要です。エネルギーの変化に目を向け、自分の内面(意識・心・感情)を整えることでコヒーレンス(秩序性)を高め、無限の可能性であるゼロポイントフィールドから高次元の知恵に共鳴しアクセスすることで、より良い結果を引き寄せることができます。
『コヒーレンスと調和 立山縦走路』
🌌まとめ
私たちの体や心は、エネルギーフィールドと深く結びついています。物質はエネルギーの一形態であり、自ら発するエネルギーを変えることで物質も肉体も人生も変えることができます。
自分のエネルギーに意識を向け、その秩序性(コヒーレント)が 肉体・心・意識の統合度(クオリティ)を高め、その状態からゼロポイントフィールドの無限の可能性にアクセスすることで、私たちはより豊かな人生を送ることができ、健康や幸福を手に入れる手助けとなります。













