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真実を観る「眼力」42 利他と利己1 中村哲、宮沢賢治に観る利他
「共生」とは、
異質のもの、複数種の生物が、相互関係を持ちながら同所的に生活する現象。共に生きること。
「調和」とは、
全体がほどよくつりあって、矛盾や衝突などがなく、まとまっていること。また、そのつりあい。
現「人間社会」は、超独善的で、超「利己」主義的な支配者が、世界スタンダードを勝手に構築し、被支配者(99%の世界の人々「sheeple」sheep+peopleと呼ばれる家畜人間」)を支配する構造。
*グローバリズムを標榜するグローバリスト(国際金融資本家・既得権益層)が、特定集団の利益をむさぼるために世の中の仕組みを作り、例えばその政策である、DEI、SDGs、LGBTQ+、カーボンニュートラル、グリーンエネルギー、持続可能エネルギー、偽の気候変動、移民受け入れ等等、国際金融エリート達の金儲けのために利用され、グローバリストの実行部隊である「ディープステート(DS)深層政府」が政府や公的機関の内部に潜み、そのネットワークにより現場でその意志を反映させ、政府、国際機関、多国籍企業などの内部から影響力を行使し、グローバリストの計画を推し進める全世界的な支配構造。
「意識に在るもの」、「意識の方向性」は共鳴・共振するEGを引き寄せ、それに相応のエネルギーを引き寄せ具現化、現象化する。
意識の方向性が、
「利己」(執着)なのか、
「利他」(愛)なのか、
「利己的な生き方、行動」が人間社会、地球を完全に破壊してしまわないよう、「利他」、「調和」についての真剣さがすべての人々に問われれている気がする。
中村哲 医師が生涯を通して貫いた利他という生き方
https://mountain-top.jugem.jp/?eid=876
意識の原動から、
「利己」は奪う、収奪、take、
「利他」は与える、愛、give、
利己的意識から引き寄せられるEgは低下、縮小、破壊、消滅の方向、
利他的意識から引き寄せられるEgは向上、拡大、創造、発生の方向、
意識を置くところにEGが集約するのがエネルギーの法則。
give & giveと harmony・・・感性を磨く 28
https://mountain-top.jugem.jp/?eid=448
利他の詩
『雨ニモマケズ』 宮沢賢治
雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫な体を持ち
欲はなく
決していからず
いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜を食べ
あらゆることを
自分を勘定に入れずに
よく見聞きしわかり
そして忘れず
野原の松の林の陰の
小さなかやぶきの小屋にいて
東に病気の子供あれば
行って看病してやり
西に疲れた母あれば
行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば
行って怖がらなくてもいいと言い
北に喧嘩や訴訟があれば
つまらないからやめろと言い
日照りのときは涙を流し
寒さの夏はオロオロ歩き
みんなにでくのぼうと呼ばれ
褒められもせず
苦にもされず
そういう者に
私はなりたい
真実を観る「眼力」41 情報操作と洗脳⑰ コロナワクチンと情報統制による洗脳効果
コロナワクチン接種に関する洗脳のプロセスは、さまざまな手法が組み合わさって行われました。
これにより、ワクチン接種が社会的に受け入れられ、強制的に受け入れさせるような環境が整えられたと考えられます。
<コロナワクチンを強制的に受け入れさせるよう仕向ける洗脳の手法>
1. フレーミング効果(善悪、道徳的二項対立)
同じ事実でも「どう伝えるか」で受ける印象が変わります。マスコミは報道の枠組みを操作して、感情や判断に影響を与えます。
「ワクチンを打つヒト=良い市民・命を守るヒト」
「打たないヒト=非協力的・利己的・反社会的」このようなフレーミングによって「反対=悪」という空気感を社会に醸成します。
⇒ ヒトは社会的孤立を恐れるため、内心は疑問があっても表だって反対しずらくなります。
2. 社会的証明と同調圧力
【社会的証明】
• 著名人や専門家の支持: 医療専門家や著名人がワクチン接種を受ける様子が報道され、彼らの行動が「正しい」とされることで、一般の人々も同様の行動を取るよう促されました。
【同調圧力】
• 集団行動の強調: 「みんなが接種している」というメッセージが強調され、個人が集団の一員としての責任を感じるように仕向けられました。
「みんなが打っている」「接種率90%」などの統計やグラフを強調することで、少数派の抵抗を沈黙させる。
⇒ "みんながやっているから正しい”という「社会的証明」の心理が働きます。
3. 感情への訴求( 感情的なアプローチ)
理屈よりも「恐怖・怒り・正義感」などの感情に訴える報道は理性的判断を麻痺させ、集団的同調を引き起こします。
【恐怖と希望の二重操作】
• 恐怖の喚起: 「打たなければ感染・死亡・他人を危険にさらす」など感染症のリスクや重症化の可能性を強調することで恐怖感を与え、ワクチン接種の必要性を感じさせました。特に、重症化した患者の映像や統計データが使用されることがありました。
• 希望・安心感の提供:「打てば自由に行動できる」「元の生活に戻る」などの希望や、ワクチン接種によって得られる安心感や社会的な責任感を強調することで、接種を促進しました。
⇒ 恐怖と報酬を使い分けることで、条件反射的な行動選択を誘導します
(オペラント条件付け)
4. 情報統制とレッテル貼り(情報の選択的提示)
メディアは情報を取捨選択(選択的報道)し、都合の悪い部分は削除、強調したい情報だけを報じ(編集バイアス)、印象操作をします。
【ポジティブな情報の強調】
ワクチンの効果や安全性に関するポジティブな情報が強調され、ワクチン接種のメリットが繰り返し報道されました。これにより、ワクチン接種が「正しい選択」であるというメッセージが強化されました。
【ネガティブな情報の抑圧】
ワクチンに関する懸念や副作用の情報は、あまり報道されないか、軽視されることが多かったため、反対意見が目立たなくなりました。
・疑問や批判的意見に「陰謀論」「反ワクチン」とレッテルを貼って一括排除
・GoogleやSNSのアルゴリズムで懐疑的な情報を埋もれさせる
・医師や専門家の異論も"非支流”として報道しない
⇒ 情報空間を制御することで「一方的な正しさ」が成立します。
【疑念の解消】
ワクチンに対する疑念や不安を持つ人々に対して、ポジティブな情報を提供することで、その不安を解消しようとする試みが行われました。これにより、個人は新しい信念を受け入れやすくなります。
【沈黙の凱旋〔Noelle-Neuman〕】
少数派が「自分の意見は異常かもしれない」と沈黙し、多数派の声だけが目立つ現象。マスコミが特定の意見ばかりを報じることで、異論が表に出にくくなります。
5. 日常的な圧力(間接的強制)
- 接種証明がないと入場・搭乗できない
- 学校・職場・自治体での接種「推奨」=事実上の義務化
- 周囲の目 (まだ打ってないの!?)
⇒ 法的には任意でも、社会的・実質的な強制力が働く構造になっています。「現代的な洗脳」は選択肢を残しつつ、従わせる、旧来のような暴力的強制ではなく、「本人が選んだと錯覚させる環境操作」が中心です。
6. 繰り返し効果(単純接触効果)
メッセージの反復: ワクチン接種の重要性に関するメッセージが繰り返し報道されることで、視聴者や読者の脳にそのメッセージが定着しやすくなります。同じ情報を何度も目にすることで、内容に慣れ、信じやすくなる心理的効果です。事実でなくても「よく聞くから正しい」と錯覚します。
「コロナ感染は死の危険性」「コロナ予防はワクチン接種」など、短いスローガンを繰り返し報道。
7. 情報の拡散とフィルターバブル(現代の洗脳形態:SNSによる拡張)
近年はマスメディアだけでなく、SNSアルゴリズムも洗脳に近い構造を生んでいます。
• SNSの利用: SNSプラットフォームでは、ワクチン接種を支持する情報が拡散されやすく、同じ意見を持つ人々が集まりやすい環境が形成されました。これにより、反対意見が排除され、特定の信念が強化されるフィルターバブルが生じました。
・閲覧履歴に基づくフィルターバブル
・「バズる」情報が真実のように扱われる
・ボットによる世論形成
・陰謀論やフェイクニュースの大量拡散
<過去から行われて来た洗脳>
【プロパガンダの戦略(特定の思想・価値観・行動を人々に無意識のうちに受け入れさせるように戦略的に情報を操作・誘導する心理操作)】
・大衆は感情で動くため、事実よりも印象を重視せよ
・敵を明確化し、単純な善悪構造を作れ
・繰り返せ。真実であるかのように刷り込め
・反対意見を排除する「空気」を作れ
・教育とメディアの掌握が最優先
<WHO(世界保健機関)や厚労省の公的機関がワクチン接種を「事実上の義務化」に近づけていく戦略>
WHO(世界保健機関)や厚生労働省のような公的機関が、ワクチン接種を法的強制ではない形で「事実上の義務」に近づけていく手口には、巧妙な心理的・社会的操作が含まれています。
(戦略)
1. 「専門家の科学的コンセンサス」として提示する
- ワクチンに関する意見は「専門家による科学的判断」として提示される。
- 異論や少数意見(安全性・長期効果への疑問など)は「非科学的」として排除される。
- WHOや厚労省は「科学的で中立」という権威を前提に情報を発信し、それに疑問を持つこと自体が「非理性的・非社会的」となる構図を作る。
⇒ 権威への服従(ミルグラム実験のような効果)
2. ガイドライン形式で実質的強制
- 「強制ではないが、〇〇の場面で推奨される」「〇〇を利用するには接種証明が必要」といった形で義務に近い運用を導入する。
- 学校、職場、施設運用者などが厚労省のガイドラインに従うことで、末端での強制力が生まれる。
例:接種証明がないと高齢者施設での面会不可、大規模イベントの参加にワクチン証明を要求、公務員や医療従事者への接種「強い推奨」
3. メディアとの連携による世論形成
- 厚労省・WHOは記者クラブや医療ジャーナルと連携し、報道の内容とトーンを統一させる。
- テレビ・新聞・ネットニュースでは「副反応より接種のメリットが大きい」「デマに注意」などが繰り返される。
⇒ 意見が揃っているように見せ、反対派に「孤立感」「違和感」を与える。
4. 社会的圧力を利用する(自己検閲の促進)
- 厚労省や自治体が「若者の接種が広がれば高齢者を守れる」といった道徳的訴求を行う。
- 自由意志を尊重するように見せながら、実際には「迷う=無責任」という印象を植え付ける。
⇒ 周囲が打っているのに自分が打たないと、「利己的」と見られる不安から自発的に従う。
5. フェイクニュース対策を口実にした反論封じ
- WHOは「インフォデミック(情報のパンデミック)」と呼び、誤情報を制限する正当性を主張。
- SNSやYouTube等と連携し、「ワクチン懐疑的」な動画や投稿を削除・警告対象に。
- 厚労省も「正しい情報提供」の名目で、異論を「陰謀論」や「誤情報」として扱う。
公的機関がワクチン接種を「事実上の義務」に近づけていく手口は、強制ではなく「選ばされる」構造を作り、法律で「強制」はしないが、選択肢を狭め、空気・制度・ルールで「従わせる」仕組みをつくります。
これは「社会工学的なマネジメント」とも呼べる現代的な統制技術です。
厚生労働省(厚労省)および世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスワクチンの接種促進において、情報発信や広報活動を通じて国民の行動を誘導する戦略を展開しました。 これらの取り組みは、直接的な強制ではなく、社会的・心理的な手法を用いて「自発的な同調」を促す形で行われました。
<厚労省のワクチン接種促進のための広報戦略>
1. PR会社との連携による世論形成
2021年2月から2024年3月にかけて、厚労省は大手PR会社と契約し、ワクチン接種促進のための広報プロジェクトを実施しました。 このプロジェクトでは、医療系インフルエンサーを起用し、SNSやメディアを通じて接種の重要性を訴える情報発信が行われました。 また、メディアの報道やSNS投稿をモニタリングし、「非科学的」と判断される情報に対しては、報道機関への申し入れや訂正要請を行うなど、情報のコントロールも行われていました。
2. 情報公開の不透明性
この広報プロジェクトに関する報告書は、情報公開請求に対してほぼ全面的に不開示とされ、具体的な実施内容や効果の検証が困難な状況です。 これにより、国民に対する情報提供の透明性や説明責任が問われています。
<WHOのインフォデミック対策>
WHOは、新型コロナウイルスに関する誤情報や偽情報(インフォデミック)への対策として、以下のような戦略を提唱しています。
1.健康情報の信頼性向上とデジタルリテラシーの強化
保健医療従事者に対する誤情報の識別と対応能力の向上
特定の集団に合わせた健康情報やデジタルリテラシーの教育
高品質でアクセスしやすい健康情報の提供
2.オンラインプラットフォームとの協力
SNSや検索エンジンと連携し、誤情報の拡散を防止
オンライン上の有害なコンテンツの継続的な監視と対応
コミュニケーションキャンペーンを通じたインフォデミック対策の推進
<まとめ>
厚労省とWHOは、それぞれの立場からワクチン接種促進のための情報戦略を展開しました。 厚労省はPR会社やインフルエンサーを活用し、国内での世論形成を図る一方、WHOは国際的な視点からインフォデミック対策を推進しました。 これら手法は、情報の透明性や多様な意見の尊重といった観点から、今後の公衆衛生政策における課題として検討されるべき事項であると共に、国際機関および国家・政府による重大な情報統制が行われていたという疑念は、情報の不開示という隠蔽によりさらに増すばかりで、ワクチン接種による死亡、多大なワクチン後遺症、ワクチン接種と超過死亡の関係性などを解明するためにも、その疑義を積極的に払拭する責務は重大であり、自ら晴らさずにいるならば、訴追されるべき深刻な問題に思います。
洗脳(マインドコントロール)は、ヒトの思考や信念、行動を外部から操作・支配する行為であり、主に脳の可塑性と心理的な操作技術を利用しています。
<脳のメカニズム>
1.神経可塑性(Neuroplasticity)
脳は経験に応じて構造や神経回路を変化させる能力があります。繰り返し同じ情報や刺激にさらされることで、新しい思考パターンが形成され、古い価値観や信念が上書きされます。同じメッセージを何度も聞くと(例えばワクチンを打つことは自分及び社会的にも正しい判断)真実味が増し、関係する神経回路が反復刺激され、神経可塑性により信念が強化されます。
(社会的・情報圧力下における脳の「洗脳」プロセス)
ワクチンが強制され続ける
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恐怖刺激
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扁桃体で恐怖反応
恐怖を感じると扁桃体(恐怖反応の中心)が活性化=(社会的圧力下では「罰」(拒絶や批判)の恐れ」が扁桃体で増幅)【脳内回路の書き換え】
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理性・判断の働きの抑制
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ストレス状態になり前頭前皮質(理性・判断を司る)機能低下=(社会的に孤立させたり強圧的な状況では論理的判断が阻害される)
さらに同調圧力による脳の報酬提示がおきると!!
例えば同じ意見を持つ仲間(ワクチンを打つことは自分及び社会的にも大切な責務であるなど)脳内で報酬信号が増強され(帰属欲の充足)、反対意見を示すと(mRNAワクチンは治験も不十分で危険であり打つべきで無いなど)孤立や罪悪感が生じて痛みシステムを刺激する)
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(報酬系活性とドーパミン放出)
行動に対する承認や報酬が与えられると脳の報酬系(中脳ー線条体系の報酬回路が連動)で褒美や肯定的なフィードバックによりドーパミンが放出され「その行動を続けることがよい」と学習してしまう。
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こうして集団の判断に同調(同調圧力による)すると、報酬系で「正しい行動」と学習・強化され、脳はさらにその情報に固執しやすくなる。
*情報が一方向に制限された環境(反ワクの意見を排除するフレーミング)では⇒情報統制や情報操作、圧力により多様な入力が乏しくなり⇒特定の信念を伝える(ワクチン接種は社会善)回路がさらに固定化され⇒他の見解が弱まる(反ワクの意見弱まる)可塑的な書き換えが脳内で起こりやすくなります。
洗脳は極端な環境下や権威との接触、繰り返しの影響によって起こる「思考の再配線」とも言えます。
報酬系活性とドーパミン放出のメカニズムには、脳賦活系(のうふかつけい)という、脳全体を覚醒させ、活動レベルを高める神経系が関わっています。その中でも、脳賦活系のドーパミン回路は、特に以下の2つの重要な働きを担っています。
意欲・動機づけ(報酬系):
- 「快感」と「目標達成意欲」の源: ドーパミンは、私たちが何かを達成した時や、目標が達成されそうになった時などに脳内で放出されます。この放出によって「快感」や「喜び」を感じ、その行動を繰り返そうとする意欲が生まれます。
- ご褒美と学習: ドーパミン回路は、良い結果(ご褒美)と行動を結びつける学習にも深く関わっています。「これをすると良いことが起こる」ということを脳が学習するのは、ドーパミンが重要な役割を果たしているからです。これらの快感が、また同じ行動をしようというモチベーションになります。
<洗脳の心理的な原理>
1.同調圧力
社会的動物でもあるヒトは、多数派に従いたいという本能があります。洗脳は孤立化と集団同調を利用し、被洗脳者が「自分が間違っているのかも」と感じるように仕向けます。
2.繰り返しと刷り込み
同じメッセージを繰り返すことで、徐々にその内容を正しいと感じるようになります。これは「単純接触効果」によるものです。
3.認知的不協和の解消
自分の信念と行動に矛盾があると強い不快感を覚えるため、ヒトは行動を正当化するように考えを変えます。洗脳ではこの矛盾を意図的に作り、思考を変えさせます。
4.疲弊と判断力の低下
情報遮断などにより、脳の判断能力を低下させ、暗示や命令に従いやすくします。
真実を観る「眼力」40 ミラーニューロンで理想を実現する
<ヒトからの影響>
「誰の影響を受けるかが人生を左右する」
私たちの価値観や行動は「誰と一緒にいるか」 によって大きく変わります。
心理学には、次のような法則があります。
ミラーニューロンの法則:「人は周囲の行動を無意識に真似する」
共感の法則:「第三者の感情を観察すると、自分も同じ感情を感じる」
学習の法則:「観察するだけで学習することができる」
人間関係の法則:「周囲の態度や雰囲気に影響を受けやすい」
成功しているヒト、理想的なヒトと一緒にいると、その価値観や行動が自然と身につき、自分の考え方も変わります。
<ミラーニューロンとはどのような働きのある神経細胞か>
(ミラーニューロン)
-
相手の動きや表情を見るだけで
自分の脳も“まねるように”反応する神経細胞。 -
他人の気持ちや行動を「感じる力」の土台となります。
つまり他者の言動を見聞きした時、その他者の言動が自分と共感したり共鳴するものであった場合、ミラーニューロン(鏡のような神経細胞体)に活動電位が発生し、マネ(シミュレーション)する事でその時に相手に起こっている状態を鏡に映すように、同じ反応を自己に起こさせる細胞体なのです。
通常、コミュニケーションは言葉を使った伝達を思い浮かべますが、ヒトのコミュニケーションは、顔の表情やしぐさといった言葉で無い手段を用いる非言語コミュニケーションに負うところが大きく、非言語コミュニケーションにおいては、ミラーニューロンと呼ばれる神経細胞が重要な役割を担っています。
ミラーニューロンは、自分が目にした相手の表情やしぐさを、自分自身の表情やしぐさに重ね合わせる機能を持っていて、まるで他者の行動を自分の脳内で「鏡」のように反映するような働きをすることから、ミラーニューロンという名が付きました。
例えば、
笑顔を向けられたら、自分も笑顔になってしまったとか、
あくびがうつった、
目の前の相手の表情や動作に「つい、つられてしまった」ということも、ミラーニューロンによる脳の機能によるものです。
映画を見て思わず感動の涙を流してしまう、
他人の行動を見て感動する、
など、私たちが他人を理解したり、共感できるのはこの細胞(ミラーニューロン)があるからだと言われいます。
<ミラーニューロンの役割>
ミラーニューロンは、以下のような重要な役割を担っていると考えられています。
- 他者の行動の理解: 他者の行動を自分の運動経験と照らし合わせることで、その行動の意味や目的を理解する助けとなります。
- 模倣学習: 他者の行動を見て、それを真似る(模倣する)ことを容易にし、学習を促進します。
- 共感: 他者の感情表現(表情、身振りなど)を見た時に、自分自身の感情に関連する脳領域も活性化させることで、他者の感情を理解し、共感する基盤となると考えられています。
- 意図の理解: 行動の細部だけでなく、その背後にある意図を推測するのに役立つと考えられています。
- 言語の理解と発達: 特にヒトにおいては、言語の理解や発達にも関与しているという説があります。
<ミラーニューロンの起源>
ミラーニューロンは、1990年代初頭にイタリアのジャコモ・リゾラッティらの研究チームによって、サルを使った実験中に偶然発見されました。彼らは、サルの運動前野(特にF5領域)の神経細胞を調べている際に、サル自身が特定の動作(例:手を伸ばして物を掴む)をした時だけでなく、別のサルや研究者が同じ動作をするのを見た時にも、その神経細胞が活動することを発見しました。
ミラーニューロンの共感の機能は、元々は模倣の機能が転用されたもので、具体的には、飼育員が猿の前でバナナを食べたとき、サルはバナナを食べてないのに飼育員がとった行動を見て、バナナを食べたときに反応する脳部位が反応していました。
この事から、ミラーニューロンは他者の行動を見て、自分が同じことをしているように感じたり、子供が親の行動を見て模倣したり、言語習得をする際にも働いているのではないかと推測され、その動作の意味を理解してまねることで、自分の知識や経験の幅を広げていくことにも役立つとみられています。
特に、ヒトでは生後間もない時から、両親の動作などをまねて、ミラーニューロンが関わる学習をし、ミラーニューロンによる働きが発達しているおかげで、相手の気持ちを理解したり、共感できる複雑で高度なコミュニケーションを可能にしています。
<ミラーニューロンの脳>
ミラーニューロンが作用するために機能する脳部位とその作用機序は、複数の段階を経て複雑に連携しています。
(ミラーニューロンの主要な脳部位)
ミラーニューロンの研究は主にサルで行われてきましたが、ヒトにおいても同様の機能を持つと考えられる領域が同定されています。主要な部位は以下の通りです。
- 下前頭回 (Inferior Frontal Gyrus: IFG):特に弁蓋部 (Pars Opercularis) と 三角部 (Pars Triangularis) が重要です。これは、サルにおけるミラーニューロンが最初に発見されたF5領域に相当すると考えられています。運動の計画、実行、そして他者の運動の観察に関わります。ヒトの言語機能に関連するブローカ野の一部も含まれます。
- 下頭頂小葉 (Inferior Parietal Lobule: IPL): 特に前頭頂皮質吻側部 (Anterior Intraparietal Sulcus: aIPS) が重要です。他者の意図的な行動の理解や、自己と他者の行動の区別に関わると考えられています。
- 上側頭溝 (Superior Temporal Sulcus: STS): 生物学的動作(手足の動き、顔の表情、視線の動きなど)の視覚的な知覚と分析に重要な役割を果たします。IPLへの入力元となります。
- 運動前野 (Premotor Cortex: PMC) および 補足運動野 (Supplementary Motor Area: SMA): 運動の準備やシーケンスの制御に関わる領域ですが、他者の行動観察時にも活動が見られます。
- 一次体性感覚野 (Primary Somatosensory Cortex: S1): 他者の触覚や感情的な表現の観察時に活動が見られることがあり、共感に関与する可能性が示唆されています。
<ミラーニューロンの活用法>
「鏡の法則」の心理学的な側面では、自分の内面(こころ)が発した投影が対人や環境に反映されて、反映された自分の対人関係や環境を観察する事で、自分自身の心の在り方や状態を認識する事ができると言われています。
この様に「鏡の法則」を、自分を取り巻く人間関係も環境も決して偶然の産物でなく、自分の”こころの反映(内面の反映)”として捉える事でも、ポジティブで自立した人生を構築する上で大切な考え方となります。
さらに、ミラーニューロンの働きを意識的に活用することで、身心の発達や成長、他者とのコミュニケーションの改善、学習への活用などに役立たせることができます。
(自己成長への活用)
ミラーニューロンは、他者の行動を観察することで活性化します。理想の人物像を意識的に観察し、可能であれば実際に体験することで、その特性を自己に取り込みやすくなります。観察する際には、視覚だけでなく、聴覚、触覚、嗅覚、味覚など、五感を意識的に働かせることが重要です。例えば、優しい人の声のトーン、落ち着いた人の呼吸、情熱的な人のジェスチャーなどを感じ取ります。
- 理想の人物像の模倣: ミラーニューロンは他者の行動や感情を内的に模倣する働きを持つため、理想とする人物像の行動や思考パターンを観察し、意識的に自分の行動に取り入れることで、理想の自己像に近づくことができます。例えばすぐにネガティブにとらえ悲観的な人ならば、ポジティブで前向きなヒトの言動をマネするとか、自分がこうなりたいと思う様なヒトとの交流や、新たなコミュニティを探したり、自主的に自分の理想とするようなヒト、環境、習慣を変えていくなどです。高い人格者をまねる(模倣)は、自らの内面を高める最良で最短な方法です。
- 感情のコントロール: ミラーニューロンは、観察した行動だけでなく、その背後にある感情や意図も内的に模倣すると考えられています。落ち着いた人の振る舞いを観察し、観察した人物がどのような感情を抱いているのか、その感情の源は何なのかを想像し、共感しようと努めます。それを模倣することで、自身の感情を安定させる助けになります。
(コミュニケーションへの活用)
- 共感力の向上: 相手の表情や身振りを注意深く観察し、その感情を想像することで、共感力を高めます。
観察→想像→確認のサイクルで、ミラーニューロンが活性化します。
「共感脳ネットワーク」
- 非言語コミュニケーションの学習: 効果的な非言語コミュニケーション(ジェスチャー、アイコンタクトなど)を観察し、自分のコミュニケーションに取り入れることで、よりスムーズな意思疎通を図ることができます。
- プレゼンテーション能力の向上: 魅力的なプレゼンターの話し方や立ち振る舞いを観察し、自分のプレゼンテーションに取り入れることで、聴衆を引きつける力を高めることができます。
(学習への活用)
- 技能習得: スポーツや楽器演奏などの技能を習得する際に、上手な人の動きを注意深く観察し、自分の動きと比較しながら練習することで、より効率的な学習が期待できます。
- 言語学習: ネイティブスピーカーの発音や会話の様子を観察・模倣することで、自然な言語習得を促すことができます。
<まとめ>
ミラーニューロンは他人の行動や感情を見ただけで“自分の脳”が同じ反応をする神経細胞群で、私たちの感情の半分以上は「他人の感情を模倣したもの」なのかもしれません。
つまり、誰かの感情を演じるミラーニューロンの錯覚を通し、私たちの器(脳と身体)は、“虚構に本気で反応するように設計されている”のです。
意識的にミラーニューロンを活用することは、自己成長、理想的な自分に近づく、他者との繋がりや共感、コミュニケーション能力の向上、学習などの強力な助けとなります。
真実を観る「眼力」39 コロナスパイクタンパク質がヘルペスウイルスを再活性化、うつ病、帯状疱疹を発病
<従来からのうつ病の主な原因>
うつ病は、様々な要因が複雑に絡み合って起こると考えられています。今まで主な原因として考えられていたのは以下によるものです。
- 生物学的要因: 脳内の神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリンなど)の機能異常、遺伝的な要因など。セロトニンやノルアドレナリンなどのモノアミンの脳内で濃度を上げることで、落ちてきた気分の上昇をさせることでの対症療法が一般的で、実際のところ抗うつ剤としてセロトニンを増やす薬は有効であるとされているが実際は半数程度しか治療効果がなく、うつ病患者の脳内を調べたがセロトニンやドーパミンが不足しているかどうかの証拠がないというのもある。
- 心理的要因: ストレス、トラウマ、性格傾向など。物事のとらえ方の問題など、心理的な傾向性が関わるとされる。
- 社会的要因: 環境の変化、人間関係のトラブル、経済的な問題など。
以上の発病原因のほか、うつ病とヘルペスウイルスの関連について研究が進められています。特に注目されているのは、ヒトヘルペスウイルス6型(HHV-6)との関連性です。
<うつ病とヘルペスウイルスの関連>
(関連性を示唆する研究)
HHV-6(ヒトヘルペスウイルス6型)の潜伏感染と活性化:
HHV-6は、多くの人が幼少期に感染し、その後生涯にわたり体内に潜伏します。疲労やストレスなどにより免疫力が低下すると、再活性化することがあります。
特定の遺伝子との関連:
東京慈恵会医科大学の近藤一博特任教授らの研究によると、HHV-6が持つ「SITH-1」と呼ばれる遺伝子が産生する特定のタンパク質が、うつ病の発症に関与する可能性が示唆されています。
*「SITH-1(シス-1)」がうつ病の原因の1つの遺伝子である。→HHV-6(ヒトヘルペスウイルス6型)中に含まれており、それが親から子にウイルスとして移した場合疑似的に、「SITH-1」も移っていることになりこれが実質遺伝的な考えになる。
うつ病は今まで、心の病気と言われていましたが、本人への遺伝と環境要因の掛け合わせで起こり、本人が悪いわけではないという見解が慈恵会医科大学の研究により示され、親がうつ病になったことがあるのであれば、うつ病になりやすい可能性は高く(遺伝要因)、また環境因子(ストレス)が要因によって引き起こされるので、自分にとってのストレスが何かを理解することが重要であると言われています。腸内細菌がなくなってしまうとうつ病になるというデータもあります。(免疫力低下)
近藤教授の論文によれば、うつ病患者のうちで、ヒトヘルペスウイルス6 (正確には、その遺伝子が作るタンパク質)の抗体は、ほぼ8割( 79.8%)から見出されており、つまり、「うつ病患者の大部分がヒトヘルペスウイルス6の再活性化によって発症した可能性がある」と思われます。
(うつ病の発生メカニズム)東京慈恵会医科大学の近藤一博特任教授らの研究より
疲労によりHHV-6(ヒトヘルペスウイルス6)が活性化→HHV-6が含まれた唾液が鼻腔経由でアストロサイト(脳や脊髄にいる細胞の一種)に感染→SITH-1(ヒトヘルペスウイルスのSITH-1遺伝子が作る特定のタンパク質)の発現→細胞内のカルシウムの増加→嗅球の細胞の死滅、アセチルコリンの低下→疲労負荷によって発生したeIF2αリン酸化による炎症性サイトカインが発生し広がる→脳内炎症が発生→うつ病発症
つまり、SITH-1が招くアセチルコリンの不足により、脳内炎症が抑えきれないことによってうつ病は生じます。
(新型コロナワクチンのS1タンパク質がSITH-1と同等の症状を引き起こす)
東京慈恵会医科大学の近藤一博特任教授らの研究より新型コロナ後遺症の発症メカニズムも発見しました。
新型コロナ後遺症でみられる脳内炎症や倦怠感などの脳神経症状の発症メカニズムは不明でしたが、慈恵会医科大学ウイルス学講座は、新型コロナワクチンの中にS1というタンパク質があり、それがSITH-1と同等の症状を引き起こしていたことを見いだし、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の一部であるS1タンパク質が鼻腔内で発現するだけで、これらの脳神経症状が生じることを発見しました。
「脳にウイルスが感染しなくても脳炎が生じる」というこの発見は、これまでのウイルス学の常識を覆すものであり、新型コロナ後遺症の治療法開発や次世代新型コロナワクチンの開発における重要な知見であると考えられます。
報道発表資料 2023 年 5 月 29 日 東京慈恵会医科大学
新型コロナウイルス・スパイクタンパク質の病原性を解明 ―新型コロナ後遺症および次世代ワクチン開発に重要知見
新型コロナ後遺症でみられる脳内炎症や倦怠感などの脳神経症状の発症メカニズムは不明でしたが、東京慈恵会医科大学・ウイルス学講座(講座担当教授:近藤一博)は、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の一部である S1 タンパク質が鼻腔内で発現するだ けで、これらの脳神経症状が生じることを発見しました。 また、S1 タンパク質を発現させた新型コロナ後遺症モデルマウスは脳内のアセチルコ リンの産生が低下しており、認知症の治療薬であるドネペジル(商品名:アリセプト)を投 与して脳内のアセチルコリン不足を補うことで、脳内炎症や倦怠感が改善されることを見 出しました。 本研究の成果は、新型コロナ後遺症の脳内炎症や倦怠感の原因がスパイクタンパク質の 一部である S1 タンパク質の鼻腔内発現であることを示し、ドネペジルによる治療の可能性を示唆します。 また、このようなスパイクタンパク質の鼻腔内発現による病原性とその発症機構を明ら かにしたことで、現在、世界中で計画されている、鼻腔投与を中心とした次世代新型コロ ナワクチンの安全性を向上させる方法の開発にも貢献できるものと考えています。
(新型コロナウイルスによる、脳内炎症のメカニズムとうつ病)
ワクチンによるS1(新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の一部)発現
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細胞内のカルシウムの増加→嗅球の細胞の死滅
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脳内アセチルコリン産生の低下、炎症を抑える機能の低下
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肺で発現したSIタンパク質によって産生された炎症性サイトカインが増加
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脳内炎症
⇓
うつ病発症
脳の抗炎症機構を阻害するのが、SITH-1(ヒトヘルペスウイルスのSITH-1遺伝子が作る特定のタンパク質)やS1(新型コロナウイルスのスパイクタンパク質の一部)などのタンパク質で、脳内炎症を起こしてしまうと、病的疲労に繋がりうつ病などの慢性的な疲労に繋がります。
<ヘルペスウイルスによる帯状疱疹とコロナウイルス(SARS-CoV-2)スパイクタンパク質との関係性>
コロナウイルス(SARS-CoV-2)のスパイクタンパク質とヘルペスウイルスによる帯状疱疹の増加に関連があるかどうかは、現在も研究が進められている分野ですがいくつかの研究や報告で関連性が示唆されています。
[考えられる関連性]
(免疫系の変化)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)やmRNAワクチン接種が、一時的に免疫系に影響を与える可能性が指摘されています。
スパイクタンパク質自体が免疫細胞に影響を与え、免疫バランスを変化させる可能性も研究されています。
このような免疫系の変化が、体内に潜伏している帯状疱疹ウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス、VZV)の再活性化を促し、帯状疱疹の発症リスクを高めるのではないかと言われています。
(免疫疲弊)
COVID-19感染や複数回のワクチン接種により、免疫系が疲弊し、帯状疱疹ウイルスの抑制が弱まる可能性も考えられています。
(炎症反応)
スパイクタンパク質が体内で炎症反応を引き起こす可能性が指摘されており、この炎症が神経節に潜伏している帯状疱疹ウイルス(VZV)の再活性化に関与する可能性も考えられます。
『コロナワクチンが接種「数年後」でも体に「明確な生物学的変化を引き起こす」可能性に言及した、米国免疫学の権威が主導した米イェール大学の研究』
2024年、タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出され、アンソニー・ファウチ博士が選評を担当した岩崎は、新型コロナウイルスの後遺症のメカニズム研究について科学的成果を上げており、その功績等が評価された。
「新型コロナウイルスの後遺症 (いわゆるロング・コビットと呼ばれる長期の後遺症を含む)のメカニズム研究」の流れの中で、mRNA新型コロナワクチンの問題かもしれない憂慮すべき症候群を発見しました。
(主な論文内容)
- 「ワクチン接種後症候群」と呼ばれる、これまで知られていなかったこの症状は、脳の混乱、めまい、耳鳴り、運動不耐性を引き起こすと思われる。
- 感染者の中には、ワクチン接種から数年後に免疫細胞の変化や血液中のコロナウイルスタンパク質の存在など、明らかな生物学的変化が見られる人たちもいる。
- ワクチン接種後症候群の患者とそうではない患者では、体内の免疫細胞の割合が異なっていた。
- エプスタイン・バーウイルス(ヒトヘルペスウイルス4型)が再活性化し、インフルエンザのような症状、リンパ節の腫れ、神経障害を引き起こす可能性がある。
- ワクチン接種後症候群の患者からは、「ワクチン接種後 700日以上経過した人たち」からも、スパイクタンパク質が検出された。
岩崎博士のチームが、ワクチン接種後症候群の人たちから血液を採取した期間は、2022年12月から 2023年11月となり、それぞれの接種した回数にもよるのでしょうが、最大で接種から 2年以上経っています。
なのに、「まだ体内にスパイクタンパク質が残っていた」。(ヌクレオカプシドがないスパイクタンパク質)
「ワクチン由来のスパイクタンパク質には、ヌクレオカプシドというものがない」という認識。
(ヒトヘルペスウイルスの再活性化)
今回の岩崎博士の研究では、エプスタイン・バーウイルス( EBウイルス)というヒトヘルペスウイルス4型が「再活性化している」可能性が述べられています。ヒトヘルペスウイルスの再活性化は、多くの場合、何らかの悪さをしますが、それと、いわゆるコロナ後遺症(あるいはワクチン後遺症)が関係しているとも言われます。
これについては、同じヘルペスウイルスに属するヒトヘルペスウイル6型(HHV6)が、スパイクタンパク質によって再活性化され、さまざまな問題を引き起こすことが、4年近く前にわかっています。
(再活性化が帯状疱疹やうつ病の増加と関係する可能性)
何が起きると帯状疱疹を発症するかというと、「潜伏していたウイルスの再活性化」です。
EBウイルス、すなわちヒトヘルペスウイルス4 が、コロナによって再活性化していることが、アメリカなどの専門家によって突き止められ、それが「長期のコロナ後遺症と関係している」という可能性が強くなったのですが、この帯状疱疹などを考えても、「コロナウイルス、あるいはスパイクタンパク質は、さまざまな潜伏ヘルペスウイルスを再活性化させているのではないか」という可能性があることが、「新型コロナウイルスの後遺症 (いわゆるロング・コビットと呼ばれる長期の後遺症を含む)のメカニズム研究」で述べられています。
先の、東京慈恵会医科大学の近藤一博教授らの研究による著作『うつ病の原因はウイルスだった』では、「うつ病」を発症するトリガーとして、ヒトヘルペスウイルス6というものが判明したとありますが、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質が、ヒトヘルペスウイルスを再活性化させている事は、イェール大学のDr.岩崎の研究との一致を見ます。
『新型コロナのRNAが「2年も体内に残留している」ことを突き止めたカリフォルニア大学の研究。....それは自然由来なのか、それとも「人工」(ワクチン)由来なのか?2年間の残存ということが意味すること』
米カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究者たちが、新型コロナに自然感染した人たちを対象に行った研究についての論文が発表されました。
これは、「長期のコロナ後遺症(Long Covid)」の症状を持つ人たちに対して行われたものですが、その内容は驚くべきものであり、「新型コロナウイルスの RNAが感染2年後に検出された」というものでした。
論文は以下にあります。[プレプリント(査読前)]
マルチモーダル分子イメージングにより、組織ベースのT細胞の活性化と、新型コロナウイルス感染症後最大 2 年間のウイルス RNA の残留が明らかに
Multimodal Molecular Imaging Reveals Tissue-Based T Cell Activation and Viral RNA Persistence for Up to 2 Years Following COVID-19
自然由来のmRNA は、わりとあっという間に分解されてしまうものなのですが(サイエンス誌に掲載された論文によると、半減期の中央値が2分間)、このカリフォルニア大学の研究では、「最大で感染後 676日目の人からもコロナのmRNAが検出」されました。
ならば、感染後676日目の人から検出されたコロナmRNAは、mRNA新型コロナワクチンによるmRNAであることも示唆され、スパイクタンパク質も長期にわたり産出し続けていると思われます。
真実を観る「眼力」38 未来が変わると過去が変わる、歴史は塗りかえられる!?
悠久の歴史が造りあげた大芸術作品、唐松岳の帰り道、ふっと、ケンブリッジ大学が行った「未来の観測によって過去の観測結果を変更することができる」という研究が脳裏に浮かんだ!
それなら、自分の負の歴史(過去のネガティブな記憶、トラウマなど)を、良いものに塗り替えられるのではないか!(゚_゚)!
<未来の観測によって過去の観測結果を変更する>
2023年10月30日、イギリス・ケンブリッジ大学の研究チームは、量子力学の世界において、未来の観測によって過去の観測結果を変更することができるシミュレーションに成功したと発表しました。
研究チームは、量子もつれを利用することで、未来の量子の状態を観測し、過去の量子の状態を変更できることをシミュレーションで示しました。
具体的には、研究チームは、2つの量子のうち1つを未来に送り、もう1つを現在に残しました。そして、未来の量子の状態を観測した結果に基づいて、現在に残された量子の状態を変更しました。
その結果、シミュレーションでは、未来の観測によって、過去の観測結果が変更されることが示されました。この研究は、量子力学の世界において、時間は線形ではなく、未来と過去が相互に影響し合う可能性(量子もつれ)があることを示唆しています。
*量子もつれのイメージ:
量子エンタングルメント(量子もつれ)は、複数の粒子が互いに相関を持ち、一方の状態を観測すると瞬時にもう一方の状態が決定するという奇妙な現象です。
この結びつきは非常に強く、たとえ粒子同士が非常に遠く離れていても、片方の粒子の状態を観測した瞬間に、もう片方の粒子の状態が瞬時に決まってしまうのです。
2つの電子がエンタングルしているとします。片方の電子のスピンを観測して「上向き」だと分かった瞬間、もう片方の電子のスピンは、たとえ宇宙の反対側にあっても、瞬時に必ず「下向き」に確定します。
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真実を観る「眼力」9 未来を変えると過去が変わる
<意識の発生について>
一部の研究者は、脳内で生体発光として非常に微弱な光子が発生していることを観測しています。これらの光子が、神経細胞間の情報伝達や脳活動の何らかの側面に関与している可能性があるとされます。
量子脳理論の提唱者の中には、脳内の特定の構造(例えば、ニューロン内の微小管など)において、量子コヒーレンスと呼ばれる量子的な状態が維持され、それが意識の創発に関わっていると考える人もいます。
量子脳力学(QBD)と呼ばれる理論では、神経細胞膜表面に発生するエバネッセント光子(全反射の際に界面に発生する特殊な光)が意識の起源であるという仮説も提唱されています。
このように意識の根源に、量子力学的な現象が関与している可能性を探る量子脳理論においては、光子や光子的な振る舞いが何らかの役割を果たしているという研究が進んでおり、何れにせよ、「意識」とは量子的な性質を帯び、量子的ふるまいをするものとして捉えられます。
<未来のポジティブな意識が、過去の出来事ともつれると!?>
例えば、過去のネガティブな出来事を未来のポジティブな意識によって変える可能性について?
ケンブリッジ大学の研究で示唆された「未来の観測が過去に影響を与える」という現象は、量子力学の非常に微細なレベルでの話ですが、量子脳理論と呼ばれる分野では、「意識」や「認知機能」の根源にも、量子力学的な現象が関与している可能性が見いだされているのは前述したとおりです。
人間の意識が量子的な性質を持つならば、未来へのポジティブな意識が何らかの形で過去の出来事に「もつれ」のような影響を与える可能性があります。
そして、過去と未来の量子状態がエンタングルメント(量子もつれ)しているならば、未来の観測が過去の状態に影響を与えます。
ケンブリッジ大学の研究のように、未来の「観測」が過去の粒子の状態に影響を与えるように見えるなら、「未来のポジティブな意識」が、「過去のネガティブな出来事の記憶や感情的な結びつきという情報」に、遡及的に影響を与える可能性があると言えます。
過去の記憶は、現在の脳の状態によって再構成されると考えられています。これは脳の働きに基づいた生理学的な反応です。
量子脳理論から言えば、未来のポジティブな意識が、現在の脳の量子状態に影響を与え(もつれ)、その結果として過去の記憶の再構成(ネガティブな記憶のポジティブな塗りかえ)がされたと考えられます。
この「変化」は、過去の出来事そのものが物理的に変わるのではなく、過去の出来事に対する現在の解釈や意味合いが、未来のポジティブな意識によって変化するという形で現れる可能性が高いと考えられます。
<「今」が全て>
量子力学的な時間尺度の不在という観点からは、「今」という瞬間に全ての可能性が凝縮されているとも言えます。
過去は現在の状態を決定する要因であり、
未来は現在の状態から発展する可能性の空間です。
観測という行為が、この可能性の中から一つの現実を切り出すと考えるならば、
「今」の選択や意識が、過去の解釈と、未来の可能性の両方に影響を与えると言えます。
量子的な視点では、過去、現在、未来は明確に分離されたものではなく、重ね合わせの状態にある可能性があります。
量子エンタングルメントは、時間的な隔たりを超えてこれらの状態を結びつけるメカニズムとして考えられます。
未来の観測(意識を含む)は、エンタングルメントを通じて過去の状態に影響を与え、私たちが経験する現実を形作っています。
今の、意識の向け方(ポジティブ)が、
未来の意識の在り方(ポジティブ)を決定し、
今の意識の在り方(ポジティブ)は、
可逆的に過去の意識を(ネガティブからポジティブへ)変容させます。
つまり、過去を塗りかえるということ!(゚_゚)!
唐松岳 (2,696m 三百名山) 悠久の歴史を辿る旅
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