Health and self-therapy information
asa Health Information 身体バランスの整え方、、、 歩く瞑想で身心を整える 2025.6月号 ②
<身体の連鎖>
足部の変形(扁平足、外反母趾など)や骨盤の歪み、体幹の捻れがあると、左右で身体の使い方に差が生じ、歩行時に一方へ身体が流れることがあります。
これを身体連鎖(運動連鎖)ともいい、1つの関節の動きや異常が隣接する関節の動きに影響を与え全身に波及して行くため、足からの異常や変形が隣接する膝関節→股関節→骨盤→背骨(体幹)→頭(脳)へ次々と影響を及ぼし、全身へと負の身体連鎖を波及させ、全体に悪影響を及ぼし身体のバランスが崩れます。
<例えば、右足の内反変形の場合>:
足部の内反変形は、単なる足の問題にとどまらず、下肢、骨盤、体幹、さらには肩や頭部にまで影響を及ぼす全身性の問題です。この連鎖は、身体がバランスを保とうとする代償作用の結果として生じ、各部位に過剰な負担や機能不全を引き起こし、全身の身体バランスが崩れます。
<右足部の内反変形からの身体連鎖と代償作用の流れ>:
* 足部(右): 足部の内反、足底の外側縁に体重が乗りやすくなります。(身体連鎖の起点)
* 足部(左): 右足部の内反を代償し、バランスを取るために、過剰な回内を起こすことがあります。これにより、扁平足のような状態になる可能性があります。
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すね(下腿):
* すね(右): 脛骨の外旋。(外へ捻れる)
* すね(左): 脛骨の内旋。右足部の内反による傾きを代償し、バランスを取ろうとします。
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膝:
* 膝(右): 膝関節の外反(X脚傾向)。膝が内側へ曲ります。
* 膝(左): 膝関節の内反(O脚傾向)または過伸展(反張膝)、膝が外側に倒れます。
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股関節:
* 股関節(右): 股関節の内旋。股関節が内側へ捻れます。
* 股関節(左): 股関節の外旋・外転。股関節が外側へ捻れます。
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骨盤:
* 骨盤(右): 骨盤の挙上・後傾。骨盤が右側に引き上げられ、右下肢が短く感じられることがあります。
* 骨盤(左): 骨盤の下降・前傾。右側の骨盤の挙上を代償し、骨盤が下がり前に倒れ、骨盤全体のバランスを保とうとします。
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体幹:
* 体幹(右): 脊柱の側弯(右凸)。骨盤の右側挙上に伴い、脊柱が右側に湾曲します。
* 体幹(左): 脊柱の側弯(左凹)。右側の脊柱の湾曲を代償し、体幹が左側へ倒れバランスを保とうとします。
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肩:
* 肩(右):右肩が下がり、内側に巻き込まれるような姿勢になります。
* 肩(左): 左肩が上がり、右肩の下制を代償し、肩の高さのバランスを保とうとします。
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頭部:
* 頭部: 傾斜(右側屈)と回旋(左回旋)。肩のアンバランスや脊柱の側弯を代償し、頭が右に傾きます。
【足部内反変形からの身体連鎖と代償作用】
<足の変形と骨盤・姿勢への影響>
足の外反変形や前足荷重タイプは、骨盤が前へ倒れるため骨盤前傾へ身体連鎖し、背骨は反り腰となり腰骨が前方へ、背中が後方へ突出する、いわゆる出っ尻、出っ腹、鳩胸体型へ身体連鎖します。
足の内反変形や後足荷重タイプは、骨盤が後へ倒れるため骨盤後傾へ身体連鎖し、さらに背骨は猫背(背中の後方弯曲)へと身体連鎖します
【足の外反変形から骨盤が前傾し反り腰】 【足の内反変形から骨盤が後傾し猫背】
足部だけでなく、骨盤のゆがみや腰痛、右利きなど(手足の負担が大きい側)、視覚・聴覚の左右差なども、歪み部位、機能低下部位などを起点とし、隣接する関節に身体連鎖して、身体がバランスを保とうとする代償作用により負荷や歪みが生じ、全身へと負の身体連鎖が波及し、左右半身のバランスが崩れてしまいます。
各部位からの身体連鎖と左右バランスの崩れ | ||
起点部位 | 崩れの影響 | 結果としての左右差例 |
足部の変形 | 骨盤の回旋 | 上半身のねじれ/肩の高さの差 |
骨盤の歪み | 体幹の回旋 | 歩行の左右差・反対側への重心逃避 |
手の使い過ぎ | 背骨の傾き | 股関節・膝・足の負担差 |
視覚・聴覚の左右差 | 頭部の傾き | 重心の偏位・頸部のはり |
では、身体連鎖の起点となる歪み部位、機能低下部位などを効果的に修正し、負のスパイラルをを止め、且つ、左右・上下半身をバランスよく整えるには、どのような修正・修復を身体に与えればよいでしょう?(セルフで!)
<正常な歩行(歩容)とは>
正常な歩行(歩容)は、
①かかとのやや外側から接地し、
②足部を内側にひねりながら
③母指で蹴り出す歩行です。
<正しい歩行を脳に再学習させ身体を整える>
つまり、歩行練習による足部から始まる身体の正しい使い方(「足圧のかかり方」:左右の足圧が同じようにかかる感覚)を意識的に整えることによって、歩行の左右差を改善し、歩行時に左右をバランスさせ、直進させるために左右を均衡させる歩行練習で、身体全体の連鎖(キネティックチェーン)を整える歩行練習を行い身体を整えます。
流れ:
「足部の初期接地(踵外側)」から
「蹴り出し(母趾球)」に至る過程での荷重移動パターンの対称性を、
正しい感覚情報として「脳が再学習し直すこと(感覚運動再教育)」により、
体幹・骨盤・上肢・下肢の連動性が改善され、
身体が整えられます。
■ 理論的背景
身体の連鎖と歩行の左右差
足部の変形(扁平足、外反母趾など)や骨盤の歪み、体幹の捻れがあると、左右で身体の使い方に差が生じ、歩行時に一方へ身体が流れることがあります。
これは「足部の初期接地(踵)」から「蹴り出し(母趾球)」に至る過程での荷重移動パターンの非対称性が影響します。
脳が正しい感覚情報を学習し直すこと(感覚運動再教育)により、体幹・骨盤・上肢・下肢の連動性が改善し、左右バランスのとれた歩行が可能になり、足部からの正しい身体連鎖により身体が整います。
■ 意識すべき歩行のポイント
1. 踵の外側で接地
踵の外側で接地し、足部を内回しさせながらスムーズに重心が移動することで、内側アーチを活用できる。
2. 中足部(拇趾球)で地面をしっかり捉えて蹴り出す
拇指球(ぼしきゅう)は、足の親指の付け根部分にある膨らんだ部分を指し、親指の付け根あたりで蹴り出します。
小趾側ではなく、拇趾球で蹴ることが重要。
3. 左右同様に「足圧の流れ」を感じる
片側が弱い・短いなどの感覚があれば、非対称の証拠。
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■ 左右均衡の歩行を促すエクササイズ・意識付け
① 足部の感覚入力トレーニング
- タオルギャザー(足指でタオルを手繰り寄せる)
- ゴルフボール・テニスボールで足裏マッサージ
(足底筋膜・内側縦アーチへの刺激を入れることで、足部の感覚が高まります。)
② 歩行の重心移動の再学習(裸足で床の上で行うのがおすすめ)
- スローモーション歩行
一歩一歩、以下の感覚を確認しながら歩く、
踵の外側 → 小趾側 → 拇趾球 → 蹴り出し、
両足で同じ動きを意識して確認、
- ミラー歩行
鏡の前で歩き、左右の肩・骨盤・膝の動きを視覚で確認
③ 片脚立位トレーニング(バランス能力の強化)
鏡の前で左右30秒ずつ、
骨盤の左右差に注意、
可能であればクッションの上でも行う(固有感覚刺激)、
④ 上半身と下半身の連動性を高めるエクササイズ
- クロスモーション(右手・左脚、左手・右脚の交互動作)
四つ這いから手と反対の脚を同時に伸ばす → 体幹の安定と連動強化
【Hand-knee 主に体幹インナーマッスル(脊柱起立筋、多裂筋、腹横筋)をターゲット(60秒×左右2セット)】
- 骨盤ウォーク(座って前後左右に骨盤を動かす)
骨盤の可動性と中心軸の再認識
⑤ 意識づけの工夫
- 口でカウントしながら歩く(意識の集中を維持)
- 動画撮影して自己観察:客観視が脳の学習に有効
■ 補足:理想の歩行への「脳の再学習」は反復が必要
最初は意識してやらないと難しいが、繰り返し実行することで脳が「正しい感覚運動パターン」を新たに記憶します。
すると次第に無意識でもバランスよく歩けるようになります(神経可塑性)
<まとめ(身体)>
「足部の感覚入力 → 歩行時の荷重パターンの再学習 → 体幹・骨盤の捻れ修正 → 歩行の左右バランス改善」という流れは、
身体連鎖(キネティックチェーン)=「身体の各部位が連動して動くことにより、効率的で滑らかな動作が生まれる」を、
正しい歩行を行うことで、脳に正しい動きを再学習させ、
効果的・効率的に身体をバランスよく整える歩くエクササイズです。
<総まとめ(身・心)>
身心相関(しんしんそうかん)とは、身体と心(精神)の相互関係を指す考え方で、身体の状態が心の状態に影響を与え、逆に心の状態が身体に影響を与えるという考え方です。この原理は、伝統的な治療法(例えば、アーユルヴェーダや気功など)においても重要な役割を果たしています。
身心相関の原理は、身体と心が密接に関連していることを示しています。
身体を整えることで心も整い、逆に心を整えることで身体の健康も促進されるという相互作用が存在します。このため、身体的な健康を意識することは、精神的な健康を維持するためにも重要です。
前回に話したようにヒトの脳構造から、脳には旧脳🧠(運動脳「行動=出力」)⇒大脳新皮質(感じる脳「感覚(理解)=入力」)という方向(出力⇒入力)の優位性があります。
つまり、身体を運動(出力)によって身体をバランスよく整えることは、心もバランスよく整えられる(入力)という相関性を、先賢は説いています。
これは正に、体現することで、心を整える、歩く瞑想法でもあります。
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asa Health Information エネルギーのバランスと循環 2025.6月号 ①
<人間のエネルギーバランスとは?>
エネルギー保存の法則や等価性の法則では入力と出力(+損失を含む)のエネルギーバランスは常に等しいとされますが、
「人間のエネルギーバランス」となると、
人間のエネルギーは、
生理的なエネルギー(食事から得られるカロリー、睡眠、運動など)と、
心理的なエネルギー(感情、ストレス、モチベーションなど)から成り立っていて、
これらは物理的なエネルギーとは異なり、定量的に測定することが難しい側面があります。
人間のエネルギーのバランスとは、単に入力と出力の等式ではなく、心理的な要因や環境、社会的な要因が複雑に絡み合っています。
例えば、過労すると「エネルギーが足りない」と感じる、
精神的ストレスで「何もしていないのに疲れる」など、
疲労やストレスは身体的なエネルギーばかりでなく、心理的エネルギーも消耗させ、
逆にリラクゼーションや楽しみは身心のエネルギーを回復させる要因となります。
このように、エネルギーの概念は、物理学と人間の生理・心理の両方では異なる側面を持つので、単なる数値的なエネルギーの計算だけでなく、心理的、社会的、環境的な要因を考慮する必要があるわけです。
エネルギー保存の法則は物理学的現象における法則であり、人間の身体や精神の営みにそのまま当てはまるわけではありません。
では、人間における「エネルギー保存」とは?
物理的エネルギー保存のように常に総量が一定ではなく、回復と消耗を繰り返しながら全体的な調和を取ることが人間における“エネルギー保存”の本質です。
キーワードは:「無理せず、見える化し、自分に合ったバランスを設計すること」
<エネルギーバランスのチェック>
エネルギーバランスチェックリスト(週間版)を作り、エネルギーバランスを可視化できるようにしてみます。
「入力=エネルギー摂取」、「出力=エネルギー消費」と捉える。
1. 入出力の可視化と意識化
まず、現状を把握することが第一です。
✅ 入力(インプット)の例:
- 食事(栄養バランス、量、時間)
- 睡眠(質と量)
- 休息(趣味、リラックス時間)
- 人間関係(安心感やサポート)
- 自然との接触(散歩、日光浴)
✅ 出力(アウトプット)の例:
- 仕事(肉体的・精神的労働)
- 家事、育児
- 運動
- 人間関係(感情のコントロール、気を使う、共感などによる消耗)
- 情報発信やコミュニケーション
これらを日記、アプリ、簡単な記録で見える化すると、自分のエネルギーの偏りが客観視しやすくなり、これを知ることで、「万人向けの健康法」ではなく、自分仕様のエネルギー管理が可能になります。
✅ エネルギーバランスチェックリスト(週間版)
🔹 1. 入力(インプット)項目
それぞれの項目に 0〜3 の点数をつけてください
(0=ほぼ無し、1=少し、2=まあまあ、3=十分)
項目 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
🍴 栄養バランスの良い食事をとった | |||||||
🌧 水分をしっかりとった | |||||||
😴 質のよい睡眠がとれた | |||||||
🌞 心身が休まる時間を持てた | |||||||
💬 気分がよくなる交流をした | |||||||
🌿 自然とのふれあいがあった |
🔸 2. 出力(アウトプット)項目
こちらも 0〜3 点で記録します
(0=していない、1=少し、2=適度、3=過剰)
項目 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
💼 仕事・学習をした | |||||||
👶 家事・育児・用事をこなした | |||||||
🏃♀️ 運動・身体活動をした | |||||||
🗣 誰かとたくさん話した/関わった | |||||||
💢 感情を抑える、気を使う、共感など感情的出力があった | |||||||
📱 テクノロジー消耗(PC作業、スマホ操作、SNS) |
(印刷用)
エネルギーバランスチックリスト.pdf (0.07MB)
🔄 3. 振り返り(週末にチェック)
- 一日の「入力」と「出力」の合計点が大きくズレている日はありましたか?
- 「出力」だけ高得点(出力過剰)が続いていませんか?
- 自分が疲れているのに「回復」のための行動がとれていない日がありましたか?
- 一番バランスが取れていた日はいつでしたか?なぜ?
📌4. 活用のポイント
- 合計点の「見える化」で自分の傾向がつかめます。
- 日々の入力と出力の合計ポイントが均衡するように心掛けます。
- 出力が続いた週は、翌週に意識して入力(回復)を増やします。
- 日々の「0点の項目」を優先的に改善していくと、バランスが整っていきます。
- 週に1回は完全オフデー、呼吸法、瞑想、自然との接触で副交感神経優位を作ります。
🔁 5. 定期的な見直しと調整
- 毎週・毎月、自分のエネルギーバランスを見直す
- 「今月は出力が多かったから、来月は入力を重視しよう」
- 目標達成よりも継続とバランスを最優先
<東洋医学「五大元素:地水火風空」でのエネルギーバランス>
【🌱五大元素とは?】
ヨーガやアーユルヴェーダなどインドの古くからの教えでは、
この世界に存在するすべてのもの、
目に見えるものも、
目に見えないものも、
全てのものは5つの元素から成り立っているという概念があります。
五大元素(ファイブエレメンツ)、
その5つとは
- 地(プルッティヴィ)
- 水(アパス)
- 火(アグニ)
- 風(ヴァーユ)
- 空(アーカシャ)
私たちの肉体もこの5つの元素から成り立っていると考えられます。
五大元素(Pancha Mahabhutas)
アーユルヴェーダでは宇宙に存在するすべての物質(私たち人間も含め)は、以下の5つの元素から構成されていると考えます。
五大元素 | 構成 | 身体・精神の対応 |
地(Earth) | 安定、構造。重さ、硬さ、粗さ |
身体の骨格を成している骨や筋肉は土台となる 構造 骨・筋肉・安定感、グラウンディング |
水(Water) | 結合、流動性。冷たさ、重さ、なめらかさ |
肉体に水の性質を与え、動きや流れを作り出している 感情 血液・リンパ・滑液・感情・柔軟性 |
火(Fire) |
変容、熱、代謝。熱さ、鋭さ、軽さ |
動きを与えるためのエネルギーを作り出す 変換 代謝・消化・吸収・排泄・情熱・思考 |
風(Air) |
動き、流動性。軽さ、乾き、冷たさ |
エネルギーを燃焼させるための酸素に関わる 循環 神経・呼吸・運動・コミュニケーション |
空(Space) | 空間、広がり。軽さ、乾き、粗さ |
これら4つの要素が決められた場所に存在するカラダと言う空間そのもの 意識 精神性・創造性・静けさ・潜在意識 |
これら五大元素は、単体で存在するのではなく、常に相互に影響し合い、結合して多様な物質や現象を生み出しています。
これらの5大元素の組み合わせのバランスにより
3つの体質=「ドーシャ」が現れます。
この3つのドーシャをトリドーシャといい(トリ=3+ドーシャ=体質)、
3つのドーシャには、(ヴァータドーシャ、ピッタドーシャ、カパドーシャ)があります。
個々人の体質(プラクリティ)や健康のバランスに影響します。
<トリドーシャ(体質のエネルギー)>
トリドーシャは、それぞれ異なる五大元素の組み合わせによって成り立っています。
これらのトリドーシャは、私たち一人ひとりの生まれつきの体質(プラクリティ)を決定し、また日々変化する心身の状態(ヴィクリティ)にも影響を与えます。
健康を維持するためには、これらのドーシャのバランスを整えることが重要であるとアーユルヴェーダは説きます。
【トリドーシャ(Tridosha)と五大元素の関係図】
ドーシャ | 構成元素 | 特性 | 身体機能 | バランスが崩れると |
ヴァータ | 空 + 風 | 動き・乾燥・冷・不規則・粗さ | 呼吸、血液循環、神経伝達、排泄、思考など、身体のあらゆる動きに関わる | 不安、不眠、便秘、関節痛、乾燥肌など |
ピッタ | 火 + 少量の水 | 熱・鋭さ・軽さ・滑らか・変換・消化 | 消化、代謝、体温調節、視覚、知性など、変容に関わる | 胃酸過多、肌トラブル(炎症)、イライラ、発熱など |
カパ | 水 + 地 | 重・冷・安定・粘着・構造 | 身体の構造、結合、潤滑、免疫、体力など、安定と維持に関わる | むくみ、体重増加、鼻炎、無気力、憂鬱など |
【人の生まれつきの体質(プラクリティ)と体の特徴】
あなたの体質は? (What is your constitution?)
ドーシャ体質 |
体の特徴 |
生まれつきの体質(プラクリティ) |
ヴァータ体質 |
俊敏・活発 すばやく軽快 傷の治りが速い |
|
ピッタ体質 |
快食、快便 体が軟らかい 皮膚が輝く |
|
カパ体質 |
体力・持久力がある 体格がよい よく眠れる |
|
<東洋医学 × 自然療法 エネルギー調整方法チャート>
(五大元素(地・水・火・風・空)に基づく 身体・心・環境のバランスを整える方法)
*例えば、便秘気味なら、体内に水元素が過剰のサインなので、水の項目の調整方法や食・行動療法を試みます。
要素 | キーワード | 乱れのサイン | 調整の方法(自然療法) | 食・行動の例 |
地 🌍 | 安定・根・重さ | 不安感、注意散漫、グラつき 感、消化不良 | 裸足で土を歩く、山・庭に触れる、落ち着いた環境 | 根菜(ごぼう、にんじん)、ストレッチ、太極拳 |
水 💧 |
感情・流れ・柔軟性 |
むくみ、抑うつ気分、涙が出ない、便秘 | 水辺で過ごす、入浴、感情を受け入れる | スープ、海藻類、水をよく飲む、泣く |
火 🔥 | 活力・変化・代謝 | 怒りっぽい、眠れない、ほてり、過緊張 | 朝日を浴びる、キャンドル瞑想、焚き火を眺める | 辛味少なめの温野菜、太陽のリズムに合わせた活動 |
風 🌬 | 呼吸・動き・流通 | 呼吸が浅い、言葉が出にくい、疲れやすい | 深呼吸、風を感じる散歩、風通しの良い部屋 | 葉物野菜、軽めの運動、アロマテラピー(ミント系) |
空 🌌 | 空間・静けさ・意識 | 思考過多、不眠、神経過敏、孤独感 | 瞑想、空を見上げる、自然の音を聞く | 断食・沈黙の時間、アート・内観、静かな音楽 |
<電磁波蓄積によるエネルギーバランスの崩れと身心への影響>
【電磁波が脳・身体・精神に及ぼす影響(現代科学の視点)🧲】
私たちは日常的に、スマホ、PC、Wi-Fiルーターなどから発生する電磁波(EMF)に曝露されています。これらは主に「非電離放射線(low-frequency EMF)」に分類され、長時間・高密度曝露には懸念が存在します。
【報告されている主な影響⚠️】
(身体・精神領域 影響や症状の例)
脳神経系 | 集中力の低下、頭痛、不眠、記憶力の低下、めまい |
睡眠 | メラトニン分泌の低下→眠りの質の悪化 |
精神・情緒 | イライラ、不安感、慢性的なストレス反応 |
自律神経 | 交感神経優位(常時緊張)→副交感神経が働きにくくなる |
細胞レベル | 一部の研究でDNA損傷や酸化ストレス、カルシウムイオン異常が指摘されている |
<アーシング(グラウンディング)とは? どのように電磁波をリリースするのか?>
アーシング(earthing, grounding)とは、人体が直接地球(地面)と物理的に接触することで、体内の電荷を中和・放電する健康法です。
【基本的な考え方】
人体は、日々の生活で静電気や微弱な電気的負荷を帯びる。
地面(土や水など)に裸足で触れることで、地球の自由電子(マイナス電荷)とつながり、電位が均等化され、体内のプラスに偏った電荷(酸化ストレス)が中和される。
【アーシングの効果とされるもの🔋】
効果 | メカニズム |
睡眠の質の改善 | コルチゾールリズムが安定する |
炎症の軽減 | 自由電子が活性酸素を中和(抗酸化作用) |
自律神経の調整 | 緊張を和らげ、副交感神経を優位にする |
ストレス軽減・精神安定 | 「自然との接触」自体が心身を整える働き |
【アーシングの実践方法】
- 裸足で地面に立つ(芝生、砂浜、土の上など)※30分以上が推奨
- 川・湖・海に足をつける
- アーシングマットやシーツを使い、人工的にアース接続する
- 自然の中で瞑想、呼吸法を行う(地に足をつける感覚)
【自然の中で電磁波・ネガティブエネルギーをリリースする方法】
地(グラウンディング)
土や岩を触れる、裸足で歩く、山に登る
重心を下に落とすようなヨガ・太極拳の動き
水(浄化と再生)
雨の音、滝の音などの水の音に身を委ねる
泣くことも感情の浄化になる
川、湖、海ですごす
火(再活性)
朝日を浴びる、たき火を見る
活力のある音楽、激しい運動
風(呼吸と流れ)
風を感じる場所で深呼吸
呼吸法(丹田呼吸、腹式呼吸)
空(沈黙・瞑想)
空を見上げる、広がりを感じる
自然の中で瞑想、無音の時間
【結論:エネルギーの再調整のためにできること】
- 電磁波を「避ける・減らす」:Wi-Fiの夜間オフ、Bluetoothの常用制限など
- 科学と直感のバランス:現代医学と自然知の双方を柔軟に活用
- エネルギーの循環を意識:食・呼吸・睡眠・感情の流れを止めない
- 自然と再接続:アーシング、森林浴、山・水とのふれあい
⇓
『🌱 実践のコツ(バランス調整のためのステップ)』
✅ 1. 自分の乱れた要素を知る
最近、特に感じやすい不調や気分を自己観察
「火が過剰」「水が不足」など気づくことからスタート
✅ 2. 1日1要素で自然と接続する
朝:火(朝日)/昼:風(呼吸)/夕:水(入浴)/夜:空(瞑想)
習慣化がポイント
✅ 3. 五感でエネルギーを取り入れる
視覚:緑や水の風景
聴覚:小鳥の声、せせらぎ、風
触覚:木の幹、砂利、土
嗅覚:森の匂い、自然のアロマ
味覚:旬の食材、自然な味付け
関連リンク:
真実を観る「眼力」46 利他と利己5 ヤマ・ニヤマの実践、"サットヴァの時代"に向けて
「ヤマ=外向き出力」、「ニヤマ=内向き入力」が方向性をもっいることは前述した通りですが、人の脳構造を見ると、脳の進化的発達過程において、脳幹・小脳(運動制御)→大脳辺縁系(感情)→大脳新皮質(認知・感覚)の順に進化したことは広く知られています。
これは「まず動く・生きる・反応する=出力系」脳幹・小脳(運動制御)が基盤にあり、後から「感じる・考える・抽象化する=入力系」大脳辺縁系(感情)・大脳新皮質(認知・感覚)の能力が乗ってきたことを意味します。つまりヒトの脳構造からは、「行動=出力」⇒「感覚(理解)=入力」という方向性の優位性が示唆されます。
この方向性の優位性をヤマ・ニヤマにあてはめてみると、「ヤマ=外向き出力」を遵守することから行ったほうが、「ニヤマ=内向き入力」が身に付きやすいのでは!?という仮説が生まれます。
<出力⇒入力の方向性が優位となる根拠>
1.運動(出力)から感覚(入力)への発達
脳幹・小脳(運動制御)→大脳辺縁系(感情)→大脳新皮質(認知・感覚)の順に進化した。この構造は、「行動/出力→感覚(理解)/入力」という方向性の優位性を示唆します。
2.身体運動は神経可塑性(神経の再編成)を強く促す
ヨガや書く・話すなどの(アウトプット/出力)は、脳回路を再構築(インプット/入力)しやすい。
3.出力(発話・書く・身体表現)を伴うと入力(記憶定着率)が高まる
いわゆる「アクティブラーニング」:知識の深化と自己理解を促進する、「プロダクション効果」:読む・聞くより「話す・書く」ことで記憶定着が強化される。
アクティブラーニングは、学習者が受動的に情報を受け取るのではなく、積極的に参加し、考え、議論し、問題を解決する学習方法です。自分で情報を出力することで、脳がその情報をより強く記憶します。
プロダクション効果は、情報を単に受け取るよりも、自分でその情報を生成(出力)することで、記憶の定着が向上する現象です。例えば、単語を声に出して読む、書く、または他者に説明することで、記憶が強化されます。
アクティブラーニングやプロダクション効果は、出力系からの学習が習得を促進する理由を示しています。自分で情報を生成し、他者と共有することで、深い理解、記憶の定着、批判的思考の促進、エンゲージメントの向上が実現されるなど、効果的に知識を習得し、実生活に応用することができるようになる学習法です。
記憶の仕組み
関連リンク:
4.東洋思想
行動(業/カルマ)を重視。内面の浄化は、まず「身口意(三業)」のうち、「身(行動)」と「口(言語)」の制御から始めることが基本とされる。
(まとめ)
脳構造の進化(出力→入力)から見ても、行動(ヤマ)を起点とした方が自然で習得しやすい。
記憶・学習・信念形成など多くの心理プロセスでも、「行動→認識」の順が機能する。
ヤマの行動を繰り返すことが、結果としてニヤマ(内面の浄化)を育てる土壌となる。
よって、「ヤマ→ニヤマ」の順序性は脳科学・心理学・教育学的にも理にかなっている。
<ヤマ→ニヤマの順序性は合理的か?>
● 外的倫理(ヤマ)の実践が内的規律(ニヤマ)を促す
例えば、「アヒンサー(非暴力)」や「サティヤ(正直)」などのヤマは、対人関係の中での具体的行動(出力)として実践されます。これが繰り返されることで、徐々に内面的な浄化(シャウチャ)、満足(サントーシャ)といったニヤマ的な心の傾向が育ちやすくなります。
行動心理学でも、「行動が感情や信念を変える」という逆転の認知的不協和理論が存在します。「自分が非暴力的な行動をしている」という事実があると、内面的にも「非暴力的であろう」と自己イメージを整合させるように働きます。
つまり、「まずヤマを行動で実践することで、ニヤマ的な心の状態が後からついてくる」という構造は、神経科学・心理学的にも十分根拠があります。
<「行動(出力)→内面(入力)」の順序による精神的な変化と成熟>
ヤマとニヤマの各項目を「行動(出力)→内面(入力)」という視点で、どのように内面の成熟へと繋がるのかを一つずつ見ていきます。
ヤマ(外向きの行動規律)→ ニヤマ(内向きの精神規律)
① アヒンサー(非暴力) → シャウチャ(清浄)
行動: 暴力的な言動・思考を意識的に避ける。虫を殺さない、人を怒鳴らない、批判を控える。
結果する内面: 自他を攻撃しない環境に身を置くことで、内面的な怒りや憎しみが徐々に鎮まり、心が澄んでくる(=内面の清浄=シャウチャ)。また、平和的な態度は他者からも信頼を呼び、自他ともに穏やかな空気を保てる。
② サティヤ(正直・誠実) → サントーシャ(知足・満足)
行動: 嘘をつかず、誠実に振る舞う。小さな場面でも自分の真実を生きる。
結果する内面: 他人と比べたり、見栄を張ったりする必要がなくなり、自分自身をあるがまま受け入れやすくなる。これがサントーシャ(足るを知る)につながる。
③ アステーヤ(不盗) → タパス(鍛錬)
行動: 物理的な盗みはもちろん、時間・労力・アイデアなど他者のリソースを奪わないように意識する。
結果する内面: 自分の内から満たそうとする姿勢が育ち、努力する姿勢(=タパス:鍛錬、自己規律)へと向かう。何かを「得よう」ではなく「磨こう」という方向性になる。
④ ブラフマチャリヤ(禁欲・エネルギー管理) → スヴァディヤーヤ(学習・自己探求)
行動: 性的な放逸や感覚的快楽の過剰追求を抑え、エネルギーを自分の成長に向ける。
結果する内面: 欲望による外界への拡散が抑えられるため、集中力が高まり、自己内観や学習(スヴァディヤーヤ)が自然と深まる。身体的・感情的エネルギーが知的・精神的成長に向かう。
⑤ アパリグラハ(不貪:所有への執着を捨てる) → イーシュヴァラ・プラニダーナ(神への明け渡し)
行動: 物・関係・成果などへの「所有」や「執着」を手放す努力をする。
結果する内面: 「自分のもの」という感覚が薄れると、人生の流れをコントロールしようとする欲が減り、手放し・信頼(イーシュヴァラ・プラニダーナ)が深まる。他力に任せる謙虚さが育つ。
✅ 全体的なまとめ(図式化)
ヤマ(出力・行動)⇒ | ⇒ ニヤマ(入力・精神の熟成) |
アヒンサー(非暴力)⇒ 行動: 暴力的な言動・思考を意識的に避ける。怒りをぶつけずに沈黙や距離を取る。例)人を怒鳴らない、批判を控える。SNSでの攻撃的発言を控える。
|
⇒シャウチャ(清浄) 結果する内面: 自他を攻撃しない環境に身を置くことで、内面的な怒りや憎しみが徐々に鎮まり、敵対感情が減り、内面の平穏・シャウチャ(清浄)を感じやすくなる。(内面の清浄=シャウチャ)。また、平和的な態度は他者からも信頼を呼び、自他ともに穏やかな空気を保てる。
|
サティヤ(誠実)⇒ 行動: 嘘をつかず、誠実に振る舞う。小さな場面でも自分の真実を生きる。例)無理に良く見せない。都合よく話を曲げず、素直に「わからない」と言う。
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⇒サントーシャ(知足) 結果する内面: 他人と比べたり、見栄を張ったりする必要がなくなり、自分自身をあるがまま受け入れやすくなる。これにより自己受容感が高まり、サントーシャ(知足)へとつながる。
|
アステーヤ(不盗)⇒ 行動: 物理的な盗みはもちろん、時間・労力・アイデアなど他者のリソースを奪わないように意識する。例)ドタキャンしない。
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⇒タパス(自己鍛錬) 結果する内面: 自分の内から満たそうとする姿勢が育ち、努力する姿勢(=タパス:鍛錬、自己規律)へと向かう。何かを「得よう」ではなく「磨こう」という方向性になる。
|
ブラフマチャリヤ(禁欲)⇒ 行動: 性的な放逸や感覚的快楽の過剰追求を抑え、エネルギーを自分の成長に向ける。 例)スマホ・SNS・食欲・性欲などを意識的に「量・時間・質」をコントロールする。
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⇒スヴァディヤーヤ(自己探求) 結果する内面: 欲望による外界への拡散が抑えられるため、 意識の明晰さ、集中力が高まり、自己内観や学習(スヴァディヤーヤ)が自然と深まる。身体的・感情的エネルギーが知的・精神的成長に向かう。
|
アパリグラハ(不貪)⇒ 行動: 物・関係・成果などへの「所有」や「執着」を手放す努力をする。例)不要な買い物をやめる。成果への執着を手放し、「やるだけやったら任せる」。
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⇒イーシュヴァラ・プラニダーナ(信託) 結果する内面:「自分のもの」という感覚が薄れると執着心が弱まり、手放し・信頼(イーシュヴァラ・プラニダーナ)が深まり他力に任せる謙虚さが育つ。流れを信頼できるようになる
|
*ただし、これは「ヤマ→ニヤマ」の方が身につけやすいという話であって、逆が不可能という意味ではありません。
ニヤマ(例えばサントーシャ:知足)を内面的に深めることで、結果として他者への嫉妬や攻撃性が減り、アヒンサー(非暴力)が自然とできるようになるという逆方向のルートも実際にはあります。
つまり、双方向に影響し合うが、「習得しやすさ・アプローチのとっかかり」としては、ヤマ(行動)から始める方が有効であることが多いというのが結論です。
<実践的なポイント>
- 最初からニヤマのような「内面の理想」を求めると挫折しやすいですが、ヤマという具体的な行動指針から入ると、日々の暮らしで「実践→フィードバック→自己変容」が起こりやすくなります。
- ヤマを行動として継続するうちに、結果としてニヤマが「自然と宿ってくる」ようになるというのがヨーガの知恵です。
- 完璧にやろうとしない、一つずつ試す。
- 日常生活に取り込む:「仕事」「育児」「通勤」「人間関係」など日々の場面にヤマ・ニヤマを当てはめてみる。
- 振り返りをする:「今日はどれが守れたか?守れなかったか?」と夜にジャーナリングする。
<ニヤマの実践(出力)により作用する心への影響(入力)>
ニヤマ |
具体的な実践例(出力) ⇒ |
心への影響・深まり(入力) |
シャウチャ (清浄) |
デスクや部屋を片づける。人間関係の毒を断つ。身体を清潔に保つ。 | 頭と心が整理され、判断力が上がる。執着や怒りも沈静化する。 |
サントーシャ (知足) |
「今あるもの」を感謝の対象にする。日記で「今日の良かったこと」を書く。 | 比較癖が減り、幸福感・安定感が増す。 |
タパス (鍛錬) |
毎朝の運動、瞑想、内観など「ややきつい習慣」を継続する。 | 自信と自己制御感が育ち、挫折しにくくなる。 |
スヴァディヤーヤ (学習) |
良書を読む。日記やジャーナリングで自分を観察する。 | 自己理解が進み、感情に振り回されにくくなる。 |
イーシュヴァラ・プラニダーナ (信託) |
意図を持って行動したら結果は手放す。成るようになる、と言える練習をする。 |
焦燥感・コントロール欲が減り、人生の流れに身を任せやすくなる。 |
<ヤマ・ニヤマを実践する意義>
現代社会は刺激が多く、内面的な安定を保つのが難しい時代です。ヤマ・ニヤマの実践は、情報過多・ストレス社会における「精神の羅針盤」となり得ます。
<ヤマ・ニヤマ 実践チェックリスト(週間ワークシート)>
各項目(ヤマ・ニヤマ)に対して、このチェックリストを使って、日々の行動や思考を振り返ることで、自己理解と成長や人間関係の改善に役立てることができます。各項目に対して、自分の行動を評価し、必要な改善点を見つけることが大切です。
【使い方】
①毎日2項目くらいを意識して実践する。もしくは、一週間で10項目(全部)ペースでも構わないので、日々、こつこつと続けることにより内観力を高め、心の成長、意識の拡大につながる。
夜or(朝)、簡単に振り返って ✔ を入れる。
アヒンサー(非暴力)
• 説明: 他者に対して暴力を振るわず、思いやりを持って接すること。⇒ • 振り返りの質問: 感情的にならずに話せた?
サティヤ(誠実)
• 説明: 真実を語り、誠実に行動すること。⇒ • 振り返りの質問: 本音で接することができた?
アステーヤ(不盗)
• 説明: 他者のものを盗まず、他者の時間や成果を尊重すること。⇒ • 振り返りの質問: 他者の時間・成果を尊重した?
ブラフマチャリヤ(節度)
• 説明: 欲望をコントロールし、節度を持った行動をすること。⇒ • 振り返りの質問: 欲望に飲まれずに選択できた?
アパリグラハ(不貪)
• 説明: 不必要なものを持たず、手放すことに挑戦すること。⇒ • 振り返りの質問: 手放すことに挑戦できた?
シャウチャ(清浄)
• 説明: 身体、空間、心を清め、整えること。⇒ • 振り返りの質問: 体・空間・心を整えられた?
サントーシャ(知足)
• 説明: 現状に満足し、感謝の気持ちを持つこと。⇒ • 振り返りの質問: 感謝できたことは?
タパス(鍛錬)
• 説明: 自己鍛錬や努力を続けること。⇒ • 振り返りの質問: 続けたこと・頑張れたことは?
スヴァディヤーヤ(学習)
• 説明: 自己学習や内省を通じて成長すること。⇒ • 振り返りの質問: 気づきや学びはあった?
イーシュヴァラ・プラニダーナ(信託)
• 説明: 自分を超えた存在に委ねること。⇒ • 振り返りの質問: 委ねられたことは?
*1日5分でも振り返る習慣が「内観」力💪をつくり、自己理解や自己成長、人間関係の改善に役立てることができます。
<ヤマ・ニヤマに基づいた呼吸法、瞑想法、内観法>
日々の行動や思考を振り返るチックリストに加味し、ヤマ・ニヤマに基づいた呼吸法、瞑想法、内観法もリスト化しました。これらの実践は、自己成長や内面的な平和を促進するために役立ちます。各呼吸法や瞑想法を実践する際には、心を落ち着け、意識を集中させることが重要です。定期的に実践することで、ヤマ・ニヤマのより深い理解と体験が得られると思われます。
💡 ポイント: 瞑想は正解を求めず、「気づく」だけでOK。途中で思考が浮かんでも、呼吸に戻ることが大切です。
呼吸法(出力) ⇒ 内観・自己への気づきや理解(入力)の促進!!
【ヤマに基づく実践】
1. アヒンサー(非暴力)
• 呼吸法: 深い腹式呼吸(リラックスし、心を穏やかにする)
• 瞑想法: 慈悲の瞑想(他者への思いやりを育む)
• 内観法: 自分の言動が他者に与える影響を振り返る
2. サティヤ(誠実)
• 呼吸法: 4-7-8呼吸法(4秒吸い、7秒保持、8秒吐く)
• 瞑想法: 真実の瞑想(自分の真実を見つめる)
• 内観法: 自分の言葉や行動が誠実であったかを振り返る
3. アステーヤ(不盗)
• 呼吸法: 瞑想的な呼吸(意識を集中させる)
• 瞑想法: 感謝の瞑想(他者の貢献に感謝する)
• 内観法: 他者の時間や努力を尊重できたかを考える
4. ブラフマチャリヤ(節度)
• 呼吸法: 短い呼吸法(意識的に呼吸を制御する)
• 瞑想法: 欲望の観察(欲望を観察し、手放す)
• 内観法: 自分の欲望に対する反応を振り返る
5. アパリグラハ(不貪)
• 呼吸法: 自然な呼吸(無理なく呼吸を感じる)
• 瞑想法: 手放しの瞑想(執着を手放すことに焦点を当てる)
• 内観法: 自分が執着しているものをリストアップし、手放すことを考える
【ニヤマに基づく実践】
6. シャウチャ(清浄)
• 呼吸法: クリーンな呼吸法(新鮮な空気を意識して吸う)
• 瞑想法: 空間の浄化(自分の周囲を整える瞑想)
• 内観法: 自分の心や空間が清浄であるかを振り返る
7. サントーシャ(知足)
• 呼吸法: 感謝の呼吸(吸うときに感謝を感じる) 呼吸と共に「ありがとう」を唱える 5分
• 瞑想法: 感謝の瞑想(感謝できることを思い出す)
• 内観法: 日々の小さな幸せを振り返る
8. タパス(鍛錬)
• 呼吸法: 力強い呼吸(意識的に力強く呼吸する)
• 瞑想法: 自己鍛錬の瞑想(自分の目標を思い描く)
• 内観法: 自分の努力や挑戦を振り返る
9. スヴァディヤーヤ(学習)
• 呼吸法: 知識の呼吸(新しい知識を吸収するイメージで呼吸)
• 瞑想法: 学びの瞑想(最近の学びを振り返る)
• 内観法: 自分の成長や気づきをリストアップする
10. イーシュヴァラ・プラニダーナ(信託)
• 呼吸法: 委ねる呼吸(吸うときに自分を委ねる感覚を持つ)完全脱力+自然呼吸
• 瞑想法: 信頼の瞑想(宇宙や高次の存在に委ねる)
• 内観法: 自分が委ねられることを振り返る
ヤマ・ニヤマ チックリスト.pdf (0.17MB)
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<ヤマ・ニヤマは“守るべき規範”ではなく、“精神の土台”つくり>
「利己的な思考=ネガティブなエネルギー」、「利他的な思考=ポジティブなエネルギー」としたとき、優位なエネルギーが劣位なエネルギーを支配するという法則(※ヨーガや東洋思想、場の理論、あるいはプラーナ理論)があります。
利他的=ポジティブなエネルギーを意識的に優位に保てば、利己的=ネガティブな傾向は自然と影響力を失っていきます。
これは「内的なエネルギーの主導権を誰に預けるか?」という選択であり、ヤマ・ニヤマ(良心)の実践も「利他的な思考=ポジティブなエネルギー」への方向づけを助ける道なのです。
ヨーガ的見地から、
サットヴァ(純性)=利他・光・調和のエネルギー
→ ラジャス(激性:欲望)やタマス(鈍性:無知)を昇華するとされます。
つまり、サットヴァ的なエネルギー(ポジティブ)は、他の性質(ネガティブ)を浄化する力があります。
ヤマ・ニヤマ(良心に沿った生き方)を継続すればするほど、「外側の行動」と「内側の静けさ」が繋がり、サットヴァ(純性)のエネルギーが優位となり、自分の生き方に深みが出てきます。
これは、この世の暗黒(邪悪)を光明(サットヴァ)に変容させる、「精神の土台」作りでもあるのです。
スタバで資格試験の暗記をする女子
真実を観る「眼力」45 利他と利己4 ヤマ・ニヤマの「エネルギーのバランス」と「エネルギーの循環」
ヤマ(外的規律)とニヤマ(内的規律)は独立した要素でありながら、深い相関性(補完・共鳴関係)があり、ヤマ(禁戒・守るべきこと)、ニヤマ(勧戒・行ったほうが良いこと)をエネルギー的な側面として観たとき、この両教えには「エネルギーのバランス」、「エネルギーの循環」との間に密接な繋がりがあります。
<エネルギーの法則>
エネルギー保存の法則、エネルギー等価性、熱力学第1法則は、エネルギーの変換と保存に関する基本的な原則です。このエネルギーの法則からは、ある形態から他の形態へ変換する前後で、エネルギーの総量は常に一定不変であるということです。
これらを理解することでエネルギーのバランスや均衡についても理解が深まります。
それぞれの法則を簡潔に説明し、エネルギーのバランスや均衡の大切さについて考えてみます。
1. エネルギー保存の法則
定義: エネルギー保存の法則は、エネルギーは創造されず消失することはなく、ただ形を変えるだけであるという原則です。つまり、エネルギーの総量は常に一定です。
例: 例えば、食べ物から得た化学エネルギーは、身体の運動エネルギーや熱エネルギーに変換されますが、エネルギーの総量は変わりません。
2. エネルギー等価性
定義: エネルギー等価性は、異なる形態のエネルギー(運動エネルギー、位置エネルギー、熱エネルギーなど)が互いに変換可能であることを示します。
例: 高い位置にある物体(位置エネルギー)は、落下することで運動エネルギーに変わります。この変換においても、エネルギーの総量は変わりません。
3. 熱力学第1法則
定義: 熱力学第1法則は、エネルギーの保存に関する法則であり、エネルギーの変化は、システムに加えられた熱と行った仕事の合計に等しいというものです。
熱エネルギーも1kWhというエネルギーを利用する場合は860kcal以上の熱量を生み出すことができないという法則で、電気エネルギーを考えた場合、1kWhのエネルギーは860kcalでありこれは変化しない熱力学第一法則とも呼ばれています。
孤立するエネルギーは、Aという状態からBという異なる状態に変化が生じてもエネルギーの総量は変わらないと言う事になります。
<エネルギーのバランスと均衡>
これらの法則を踏まえると、エネルギーのバランスや均衡について以下のように考えることができます。
1. エネルギーの入出力:
• すべてのシステム(身体、機械、環境など)はエネルギーの入出力を持っています。
2.身体・心のエネルギー:
【♣ 身体のエネルギー:】
• 入: 食事や休息からエネルギーを得ることが重要です。栄養素は身体の機能を支えるためのエネルギー源です。
• 出: 運動や仕事を通じてエネルギーを消費します。過度な消費は疲労を引き起こし、逆に不足は健康を損ないます。
エネルギーが入る(例:食事 / 休息・睡眠) |
⇓ ⇓
エネルギーが出る(例:熱放散 / 運動・活動) |
この入出力のバランスが重要です。
【♥ 心のエネルギー:】
• ストレスや感情的な負担もエネルギーを消費します。心の健康を保つためには、リラクゼーションや趣味、社交などの活動が必要です。
趣味、リラクゼーション、社交 |
⇓
心の安定、平安 |
3. エネルギーのバランスと均衡:
【♠ バランス】
• エネルギーのバランス: 身体、脳、心のエネルギーの入出力がバランスを保つことで、健康的な生活が維持されます。エネルギーが不足すると、疲労やストレスが蓄積し、逆に過剰なエネルギー消費は身体や心に負担をかけます。 エネルギーのバランスが取れていると、身体的な健康だけでなく、精神的な健康やパフォーマンスも向上します。逆に、バランスが崩れると、病気やストレス、パフォーマンスの低下を引き起こす可能性があります。
【♦ 均衡】
• エネルギーの入出力が均衡している状態は、システムが安定していることを示します。
例えば、身体が必要なエネルギーを摂取し、消費するエネルギーと等しい場合、健康を維持しやすくなります。
4. エネルギーの変換:
• エネルギーは常に変換されており、ある形態から別の形態に変わることができます。この変換がスムーズに行われることで、システムは効率的に機能します。例えば、食事から得たエネルギーが運動や思考に使われることで、身体や脳が活発に働きます。
5. エネルギーの不足と過剰:
• エネルギーの入出力が不均衡になると、身体やシステムに悪影響を及ぼします。エネルギーが不足すると疲労や病気を引き起こし、逆に過剰なエネルギー消費はストレスや過労を招くことがあります。
エネルギーの法則からも、例えば入力が10で出力も10であれば入出力バランスが均等しEgバランスが良い循環状態ですが、しかしながら人間は心身の不調、病気、など常に肉体を心身ともに良好に保てているわけではなく、入力系と出力系にアンバランスが生じます。むしろ入出力バランスが均衡しEgバランスが良い状態のヒトのほうが少ないくらいです。
このようにエネルギーの法則を理解することで、エネルギーの入出力とそのバランスがいかに重要であるかがわかります。エネルギーの均衡が保たれることで、身体やシステムは健康で効率的に機能し、持続可能な状態を維持することができるのです。
<エネルギー的な側面からの観るヤマ(「出力」・外に向かう行動)とニヤマ(「入力」・内を整える自己修養)>
ヤマを「外向きのエネルギーの出力(アウトプット)他者との関係を整える」、
ニヤマを「内向きのエネルギーの入力(インプット)自己との関係を整える」と捉える。
1.ヤマ=出力(行動として現れるエネルギー)
ヤマは他者や社会に対する関わり方に現れる「実際の言動や態度」です。このエネルギーの方向性は「外向き・出力」です。
ヤマ | 禁戒(守るべきこと) |
非暴力(アヒムサ) | 怒りを抑え、優しさを表現する |
正直(サティヤ) | 誠実さを伝える言葉を発する |
不盗(アステーヤ) | 相手の所有を尊重する行動 |
禁欲(ブラフマチャリヤ) | 節度をもった関わり |
不貪(アパリグラハ) | 執着を手放す姿勢 |
これらは自制と意志によって他者へ向けて放たれるエネルギーです。
2.ニヤマ=入力(内面を整えるためのエネルギー)
ニヤマは自己に向けた内省的な実践であり、外の影響を受けて消耗したエネルギーを補充し、調律する行為です。このエネルギーの方向性は「内向き・入力」です。
ニヤマ | 勧戒(行ったほうが良いこと) |
清浄(シャウチャ) | 心身の浄化=入力の質を整える |
知足(サントーシャ) | 内なる満足=安定的な心の源泉 |
苦行(タパス) | 意志力を養う=持続可能な出力の燃料 |
自己学習(スヴァディヤーヤ) | 自己学習=知性と直感の入力 |
神への献身(イーシュヴァラ・プラニダーナ) | 手放し=心の再起動 |
<ヤマ(出力)とニヤマ(入力)の相互関係>
ヤマとニヤマは、外に向かう行動の「出力」と、内を整える自己修養の「入力」として、相互に支え合うエネルギー循環の両輪です。
どちらかに偏ると「燃え尽きる」または「停滞する」。
両者のバランスは、善き生き方(ダルマ)をエネルギー面から実現する鍵となります
【相互補完性:】
ヤマ(外的規律)とニヤマ(内的規律)は独立した要素でありながら、深い相関性(補完・共鳴関係)があります。それぞれのヤマに対応するニヤマを組み合わせることで、内面と外面が協調し、精神の統合が進むと考えられます。
ヤマとニヤマの相関的な意味づけを説明します。
① アヒムサ(非暴力)× シャウチャ(清浄)
ヤマ(外的規律) | ニヤマ(内的規律) |
非暴力(アヒムサ) | 清浄(シャウチャ) |
他者に害を与えないこと | 心身と意識の純粋性を保つこと |
▶ 相関性:清らかさが暴力を防ぐ 内面が混濁していると、他者への暴力的な衝動が生まれやすい。逆に、内面を清浄に保つことで、自然と非暴力が実現される。「非暴力は清浄な心から生まれる」 |
② サティヤ(正直)× サントーシャ(知足)
ヤマ(外的規律) | ニヤマ(内的規律) |
正直(サティヤ) | 知足(サントーシャ) |
真実を語り、偽りを避ける | 今あるものへの満足と感謝 |
▶ 相関性:満足が誠実さを育む 人は不満や不足感から嘘をつきやすくなる。内に「足りている感覚」があると、無理に飾る必要がなくなる。知足があることで、ありのままを語る誠実な正直さが養われる。 |
③ アステーヤ(不盗)× タパス(苦行・自己鍛錬)
ヤマ(外的規律) | ニヤマ(内的規律) |
不盗(アステーヤ) | 苦行(タパス) |
他者のものを奪わない | 自らに課す規律、忍耐、情熱の火 |
▶ 相関性:努力が盗みの衝動を抑える 盗みの背後には「努力せずに得たい」という欲望がある。タパスの実践により、欲望に頼らず、正しい努力で得ようとする心が育つ。つまり、苦行が不盗を根底から支える。 |
④ ブラフマチャリヤ(禁欲・節制)× スヴァディヤーヤ(自己学習・読誦)
ヤマ(外的規律) | ニヤマ(内的規律) |
禁欲(ブラフマチャリヤ) | 自己学習(スヴァディヤーヤ) |
欲望に支配されない節度 | 内省と自己探求 |
▶ 相関性:真理への探究が欲望を超える 節度を保つには内面の明確な目的意識と自己理解が不可欠。自己学習を通じて、自分の在り方や魂の目的を知ることで、衝動的な欲望を超えた行動が可能となる。学びが節度を導く。 |
⑤ アパリグラハ(不貪)× イーシュヴァラ・プラニダーナ(神への献身)
ヤマ(外的規律) | ニヤマ(内的規律) |
不貪(アパリグラハ) | 献身(イーシュヴァラ・プラニダーナ) |
執着を手放し、所有欲に縛られない | 結果を手放して神に委ねる |
▶ 相関性:執着は信頼によって癒される 執着は「自分が結果を支配したい」という欲求からくる。神への献身はその執着を溶かし、 「自分が持つべきものは与えられる」という信頼を養う。手放しは、深い信仰と繋がっている。 |
<ヤマとニヤマ、循環の原理>
【エネルギー循環:呼吸のようなリズム】
ヨーガにおける呼吸(プラーナーヤーマ)と同じく、
ニヤマ=吸気(自分を満たす)
ヤマ=呼気(他者に与える)
このリズムが健全に保たれていれば、出しすぎて消耗することもなく、溜め込みすぎて停滞することもない。つまり、ヤマとニヤマは「呼吸のような双方向のエネルギー循環の原理」と考えられます。
<ヤマ・ニヤマのエネルギーの方向性とエネルギー循環の視点>
項目 | ニヤマ(入力) | ヤマ(出力) |
目的 | 内面の整備・回復・養育 | 社会や他者との関係の調和 |
エネルギーの方向性 | 内向き(取り込む、受け止める) | 外向き(与える、表現する) |
エネルギー循環の視点 | 出力を支える内的資源を育む | 入力されたエネルギーを形にする |
実践の順序的な特徴 | 自分を調律することで出力が整う | 出力を通して内面の癖に気づける |
<ヤマとニヤマをバランスさせるための実践的視点>
ヤマを「外向きのエネルギーの出力(アウトプット)他者との関係を整える」、ニヤマを「内向きのエネルギーの入力(インプット)自己との関係を整える」と捉えると、両者のバランスは心と行動に一貫性を生み、“心身の健全な循環”を成立させます。
1. 内面が乱れているときはニヤマを優先:疲れて人に優しくできないときは、まず自分の心身を整える(シャウチャ、サントーシャ)。
2. 他者との摩擦が多いときはヤマを見直す:コミュニケーションが乱れているときは、非暴力や誠実さに立ち返る。
3. 日常の中で“入力→出力”のリズムを意識する:朝はニヤマ的な内省時間、日中はヤマ的な行動時間、夜は再びニヤマ的休息を取るなど、意識的にサイクルを作る。
<まとめ>
このように、ヤマとニヤマはそれぞれが「鏡のように反映し合う内外のペア」として働きます。外的倫理の実践(ヤマ)を深めるには、内的変容(ニヤマ)が不可欠であり、その逆もまた然りです。
真実を観る「眼力」44 利他と利己3 ヤマ・ニヤマと良心
【グローバリズムの定義】(general 一般的)
国境を越えて経済や政治、文化などを地球規模で拡大させる思想や姿勢を指します。地球を一つの共同体と捉え、世界の一体化(グローバリゼーション)を進めることを目的としています。
【グローバリズムの現状と問題点】(general 一般的)
現代のグローバリズムは、経済的自由化と資本の越境的流動を重視する一方で、以下のような弊害を生んでいます。
経済的格差の拡大:超国家的企業や富裕層が莫大な利益を上げる一方、労働者や途上国の庶民が取り残されている。経済的トップ層の利益を優先
主権の空洞化:各国政府の政策が多国籍企業や金融資本に制限され、民主的コントロールが失われる。国家主権の空洞化
文化・社会の均質化:特定の価値観(多くは欧米中心)が世界に拡散され、地域の多様性が損なわれる。格差の拡大、地域社会の崩壊
【グローバリストの定義】(general 一般的)
一般的に国境を越えた経済的、政治的、文化的な統合を推進する人々や団体を指します。彼らは、グローバリズムの理念を支持し、国際的な協力や自由貿易を促進することを目指しています。
【グローバリストの懸念と危惧】(general 一般的)
グローバリストは、国際的な経済的、政治的、文化的統合を推進する人々であり、彼らの思惑には経済的効率性の追求や国際的な規範の形成が含まれます。しかし、グローバリズムが進むことで権力の集中や金融市場のコントロール、文化の均質化、社会的不平等の拡大といった懸念も存在します。これらの問題に対処するためには、透明性のある政策や国際的な協力が求められます。
【グローバリストによるグロバーリズム社会の構築と支配】(fact 事実)
インターネットをはじめIT技術が瞬く間に世界中に広がり、その多大な利便性がグローバル化を一気に加速させる大きな要因にもなり、さらにIT技術の革新的な発展と加速により、「世界の一体化」を意味するグローバル化はますます急拡大しています。
今、私たちに最も利便性を感じさせているIT技術は、大きな利益を生み出しているため、世界の超富裕層の上位にはそういった会社の設立者がずらりと並んでいます。
利便性のあるところには利益が生まれ、その利益(お金)が集中すると利権(既得権益)が生まれ、その利権がひとつの権力(支配)を生むという構図がこの社会には存在し、権力(支配)に基づく階級社会が出来上がっています。
こうした超富裕者層が集まり、これから先の政治や経済の動向を決める会議(世界経済フォーラムなど)が行われ、その会議の方針によって既得権益層(支配階級)が実際に世の中の仕組みを決め、DS(ディープステート)という実行部隊が、政府や公的機関、国際機関、多国籍企業などの内部から、その意志を反映させて影響力を行使し、グローバリストの計画を推し進める全世界的な階級社会(支配構造)が出来ています。
権力は「お金」によって生まれます。権力をもった人たちは、現状を大きく変えようとする思いを持つことはありません。当然、彼らが今持っている利権を手放すことは考えられないため、便利なものを追求し、効率性を重視しながら独占的な経済成長を推し量り、大多数の人間を支配し、さらには地球環境を配慮しない動きが、地球上の人間も環境も破壊してしまうという危険性を孕んでいます。
このように地球や人間を破壊するような現グロバーリズム社会のシステムが続く限り、私たちの未来は彼らの掌中に在り、眠らされたまま騙され、「sheeple」sheep+peopleと呼ばれる家畜人間として生きる選択肢しか与えられていません。
これが、今起こっているグローバリストが支配する虚構の自由市場経済と資本主義を基礎としたグローバリズムという「デジタルな牢獄」社会の実態です。
【新たな意識の目覚めと大転換】
階級社会も地球環境の破壊も、その原因は「自分だけがよければいい」という利己的な意識によって生まれたものです。階級社会は富の独占によって生まれたものであり、富の独占は自分だけがよければいいという思いによって生まれたものです。
また、「自分だけがよければいい」という思いは、地球の環境を破壊しても構わないという思いにも繋がっています。資本主義の歪みもグローバル化され、それが利益追従型の思考を生み出し、その結果、「自分だけがよければいい」という思いをさらに強めています。
支配者の牢獄から抜け出すために私たちが今なすべきことは、新しい時代を自ら創っていくという意志を持つことが大切に思います。
大きな転換は、誰かが起こすのではなく、一人ひとりの意識が自分の望む社会的理想に向かっていくことで、その私たちの意識の総意が、これまでの意識をよりよい新しい意識に変え転換し、その意識がこの先のより良い未来を形作り、その未来を私たちや後世に続く人たちが歩んでいくことになります。
よりよい未来を創っていくためには、従来からの利益追従型のエゴを肥大させるグロバーリズム社会ではなく、地球環境を配慮し、かつ人間のエゴを肥大化させず、自然との共生、自他共栄の意識をもつ心構えが大切で、そういう心構えを理想に変え、その理想をもとに行動していけば望む世界(理想社会)を生み出していけるように思います。
【利他性の拡大と利己の抑制を通し新たな時代を創出する】
利他性の拡大と利己の抑制を通して、人間としての成熟と内的自由を目指す「生き方の指針」として、ヤマとニヤマという倫理的実践方法があります。ヨーガの哲学において、「ヤマ(Yama)」と「ニヤマ(Niyama)」とは、良心に沿って生きるための行動や思考の基準を示す道徳的・倫理的な教えです。
【ヤマとニヤマの関係性】
ヤマとニヤマは、外に対する誠実さと内に対する誠意を育むための「生き方の指針」です。
外向き(ヤマ)と内向き(ニヤマ)の調和:ヤマは他者との関係を整え、ニヤマは自己との関係を整えます。両者が調和することで、心と行動に一貫性が生まれます。
良心に沿う道標:どちらも「良い・悪い」ではなく、「調和・誠実・内省」を重視した生き方のガイドラインです。
【ヤマ(Yama):他者との関係における禁戒】
- ヤマは、「してはならないこと」を教える規律で、他人との調和ある関係を築くための倫理です。
- ヤマは、「他者との関係における禁戒」であり、「自分の欲望・衝動を制御することによって他者を尊重する」という構造を持っています。これは、利己心の抑制=利他性の拡大を意味します。
- ヤマの実践は、「自分中心」から「他者への配慮中心」への意識の転換を促します。
以下の5つがあります:
ヤマ |
禁戒(守るべきこと) |
利己抑制による利他性の実践 (実践と効果) |
非暴力
|
<アヒムサ > 行い・言葉・思考において暴力を避ける
例:暴力的な言葉や態度を避けSNSでも思いやりをもつ。 |
怒りや敵意という利己的感情を抑えること で、他者への害を避け、平和的な関係を築く |
正直
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<サティヤ> 嘘をつかず、言行を一致させ誠実に生きる
例:本音を穏やかに伝える練習。 (アサーティブ・コミュニケーション) 仕事や人間関係で自分をごまかさず、誠実に向き合う。 |
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不盗 |
<アステーヤ> 盗まない、時間・エネルギーも含まれる
例:他人のアイデアや成果を横取りしない。 |
自分の欲望や不足感(利己心)を乗り越える ことで他者の持ち物や時間、喜びを尊重する |
禁欲 |
<ブラフマチャリヤ> 感情や欲望を制御し、精神的な成長に努める
例:欲望を満たすだけの無駄なエネルギーを控える。 情報やエンタメの過剰摂取(スマホ依存など)を控える。 人間関係でも執着を手放し自立したつながりを意識する。 |
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不貪 |
<アパリグラハ> 貪欲を避け、執着を手放す、物に執着しない
例:必要以上の買い物を控える(ミニマリズム)。 人の成功や持ち物をうらやましがらず、自分の価値観を大切 にする。 |
物質への執着(利己的欲望)を抑えることで、 持たざる人への共感や共有精神(利他性)へ と開かれる |
【ニヤマ(Niyama):自分自身への勧戒】
- ニヤマは、「すべきこと」を教える自己規律で、自己との向き合い方や内面の成長に関する教えです。
- ニヤマは、「自己に対する規律や勧め」ですが、これは利己心を健全に整え、「内面の利己的衝動の浄化と統合」を通して、外への利他的行動が無理なく湧き出る状態を目指します。
以下の5つがあります:
ニヤマ | 勧戒(行ったほうが良いこと) |
内なる利己の浄化と利他性の土壌づくり (実践と効果) |
清浄 |
<シャウチャ> 身体・心・言葉・環境の清らかさを保つ
例:毎日の掃除・整理整頓、デジタルデトックスで 「内と外」を整える。 ない習慣づくり。 |
内面の怒り・嫉妬・執着など利己的感情を浄化 し、他者と調和しやすい心を育てる |
知足 |
<サントーシャ> 不要なものを手放し、与えられたものに感謝し 満足して足ることを知る
例:今あるものに感謝する習慣。 |
他人と比較して自己を正当化する利己的傾向を 抑え、感謝と穏やかさを育む |
苦行 |
<タパス> 困難に耐え、忍耐力と意志の強さを養う努力を続ける
例:朝のルーティンや運動、瞑想などを習慣化する意志力。 |
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自己学習 |
<スヴァディヤーヤ> 学びを深め自己理解する
例:良書を読んだり学ぶ時間を持つ。 感情のパターンを理解し自分自身を理解する。 |
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神への献身 |
<イーシュヴァラ・プラニダーナ> 結果を手放し、すべての源である 神に感謝し意識を向け、全託して行動する
例:自分の力ではどうしようもないことを手放す (マインドフルネスの実践)など。 生き方を意識。 |
自分の功績や利益への執着(利己)を手放し、 奉仕的な姿勢(利他)を育てる |
【まとめ:ヤマ・ニヤマと利己・利他の関係】
ヤマとニヤマの教えを通して見えてくるのは、利己を否定するのではなく、利己を昇華し、利他と統合していく道です。
利己=自分の安心・満足を求める本能(根源的欲求)
利他=他者の幸福や調和を自分の喜びと感じる成熟した欲求
ヤマはまず「他者を傷つけないために自分を抑える」段階であり、
ニヤマは「自分の内側を整えることで自然に利他的になっていく」プロセスです。
観 点 | ヤ マ | ニ ヤ マ |
主 な 方 向 性 | 他者との関係(利他性の拡大) | 自己との関係(利己の浄化・昇華) |
方 法 |
衝動や欲望を制御する | 意識・習慣を整える |
利己心との関係 | 利己的行動を抑えることで他者を守る | 利己心を内側から理解し、浄化する |
利他性との関係 | 利他性を実践するための外的規律 | 利他性が自然に育つ内的基盤を整える |
関連リンク:
【みずがめ座の時代】
西洋占星術においてこれからの「みずがめ座の時代」とは、約2,000年にわたる「うお座の時代」からの移行を指し、これからの時代における新たな価値観や意識の変化を象徴しています。この移行は、占星術的な視点から見ると、社会や文化、個人の意識において重要な変化をもたらす時代とされています。
水瓶座時代の特徴は「破壊と再生」で、何が破壊されるかというと、これまで当たり前と思われていたシステムであり、今の社会の仕組みを一新させて、それが解体された先で再生が起こり、「自由・平等・進歩・革命」といった新しい時代が始まります。
グローバルな視点を特徴とし、経済至上主義的な旧来からのグローバリズム社会は、持続可能性や社会的責任、協力の精神を重視する方向へと変容し、これにより、国際的な問題に対する意識が高まり、地球規模での共存共栄の考え方が強まるとされています。
権力とは、「他人を支配し、服従させる力」、「支配者が(組織・富・武力などを背景として)被支配者に加える強制力」を意味します。お金が集まるところに権力が生まれる、それがこれまでの社会の構造です。これから先、今のお金の仕組み(経済のしくみ)の破壊と再生が起こり、新たな仕組みが生まれていけば、人は心豊かに、自由、快活に生きていけるようになるのではないかと思います。
これからの「みずがめ座」時代の新たな考え方、意識の変化、価値観は、ヤマ・ニヤマという良心に沿った生き方をする多くの人々により、「うお座」時代の利益追従型グローバリズム社会を旧弊打破し、「みずがめ座」の理想郷が実現されていくことを心から祈ってやみません。
サットヴァ(純性)=利他・光・調和のエネルギー 「みずがめ座」時代
⬆ 昇華
ラジャス(激性:欲望)やタマス(鈍性:無知)「うお座」時代