Health and self-therapy information

2025-12-09 17:34:00

asa Health Information 12月号 「3つの首を温める健康法」

🟥「3つの首を温める健康法」とは?

「首・手首・足首の“3つの首”を冷やすな」は、民間的な養生法としてよく言われますが、これには生理学的にも妥当な理由があります。

主に、血管・自律神経・筋肉の反応が大きい部位だからです。

 

3つの首を冷やさないほうが良い理由

① 太い血管・神経が皮膚の近くを通っていて、冷えの影響を受けやすい

首:頸動脈、迷走神経

手首:橈骨動脈、尺骨神経

足首:後脛骨動脈、腓骨神経

これらが冷えると、

  • 全身の血行が低下
  • 手先・足先の冷えが悪化
  • 自律神経バランスが乱れる

という影響が出やすいです。

 

② “関節部”は脂肪が少なく、冷えやすい構造

脂肪は断熱材のような役割をしますが、首・手首・足首は動きのために脂肪が少なく、外気温の影響をダイレクトに受ける部位です。

そのため全身の体温調節に影響が出やすい。

 

③ 筋肉が冷えると固まりやすく、痛み・コリの原因になる

とくに首や足首は、

  • 体重や重力の負荷
  • 頭を支える筋肉
  • 姿勢維持の筋肉

が集まっています。

冷える → 血流が低下 → 乳酸など疲労物質が溜まる → コリ・痛み・頭痛という流れが起きやすい。

 

④ 自律神経(交感神経)が優位になりやすい

首まわりには自律神経に関連する神経が集中しており、特に“急激な冷え”は交感神経が緊張します。

その結果、

  • 眠りが浅い
  • 呼吸が浅い
  • 手足が冷える
  • 緊張しやすい

などの不調につながると言われます。

 

⑤ 血流低下が全身の代謝に影響

3つの首は「血流のハブ」のような部分。

ここが冷えて血管が収縮すると、

  • 血圧が上がりやすい
  • 心臓の負担
  • 全身の血液循環が低下
  • 胃腸の働きも鈍る

といった全身的な変化が起きることがあります。

 

 

🔥 どう温めると効果的?

以下に 「首・手首・足首(3つの首)」を温める具体的で効果の高い方法をまとめました。すべて自宅で簡単にでき、冷え改善・自律神経の安定にも役立ちます。

 

🔶 ① 首(くび)を温める方法


■ 1. 服・アイテムで温める

ネックウォーマー

マフラー

タートルネック

発熱素材(ヒートテック等)のインナー

⇒ 首は血管・神経が集まり、温めると全身がゆるみやすいです。

 

■ 2. 蒸しタオルで温める(即効性あり)

温めたタオルを首の後ろ(“うなじ”)に当てる

⇒ 肩こり・頭痛・自律神経の緊張にも効果的。

 

■ 3. カイロを使う

首の後ろ(第7頸椎のあたり)に貼るカイロ

直接肌に貼らず、服の上から

寝る時はカイロは使用しない(低温火傷のリスク)

 

■ 4. 入浴

首までしっかり浸かる全身浴

38〜40℃のぬるめで10〜15分

⇒ 自律神経が整い、全身の血流が改善。

 

 

🔶 ② 手首を温める方法

■ 1. リストウォーマー

毛糸・フリース素材が効果的

スマホ使用時にも邪魔にならない

 

■ 2. 指先をよく動かす

グーパー運動

指を一本ずつほぐす
→ 血流が上がって手首まで温まる。

 

■ 3. 手首回し

手首をゆっくり大きく回す
→ 血行促進+腕の筋肉がほぐれて冷えにくい。

 

■ 4.手首ぶらぶら体操 

 

⇒関連リンク:https://asa2000-cure.com/diary/108537

✔ 2.3.4.はお風呂で湯船に浸かりながら行うと効果的です。

 

■ 5. ぬるま湯で手浴 (即効性)

40℃前後のお湯に手首まで入れて数分温める。

 

 

🔶 ③ 足首を温める方法

足首は「全身の冷えの入口」と呼ばれるくらい重要。

■ 1. レッグウォーマー

足首~ふくらはぎ下部をカバーすると効果大

就寝時も使える(締め付けが弱いタイプ)

 

■ 2. 靴下を重ね履き or 温かい靴下

シルク&ウールの二重構造が冷えに強い

薄手なら外出時も使いやすい

 

■ 3. 足首のストレッチ

つま先を前後に動かす

足首を大きく回す

⇒ 末梢の血流改善。

 

■ 4. 足趾ストレッチ・足趾ほぐし

 

関連リンク:https://asa2000-cure.com/diary/200868

 

■ 5. 足湯

41℃前後

足首までしっかり浸す

⇒ 下半身全体が温まる。

 

■ 6. カイロ(外出時)

くるぶしの少し上に貼るタイプ

低温火傷防止に、直貼りは避ける。

 

 ■ 7. 足のオイルマッサージ

足首、足裏、足の甲、足趾まんべんなくオイルマッサージをします。

特に、 3. 足首のストレッチ、4.足趾ストレッチ・足趾ほぐしを行う前に足のオイルマッサージをするのが効果的です。

その後、2. 靴下を重ね履き or 温かい靴下を履いて就寝すると、足温効果と自律神経も整い安眠できます。

私の就寝前の日課でもあります。😴😴

 

 

☆彡 ④ 3つ同時に温める効率的な方法(おすすめ)

■ 1. お風呂(最強)

首・手首・足首が全部温まり、深部体温が一気に上昇。

 

■ 2. 服装の工夫

首:ネックウォーマー

手首:リストウォーマー

足首:レッグウォーマー

⇒ 全部薄手なら、季節問わず使える。

 

file_000000009a447207b545125eb02a0d94.png

 

■ 3. 軽い運動

  • 早歩き
  • 軽いストレッチ
  • 階段昇降

→ 筋肉が動く → 熱が生まれ → 3つの首が効率よく温まる。

 

✔ 特に足首の温めは全身の血流改善に効果を感じやすい人が多いです。

 

 

まとめ

3つの首は「血管・神経の通り道」で冷えやすいですが、温めると全身の血流・自律神経が整いやすくなります。

🔥首 ⇒ 自律神経・頭の緊張を緩める

 

🔥手首 ⇒ 手の冷え・肩こり対策

 

🔥足首 ⇒ 全身の冷え改善に最も効果が出やすい