健康と施術の情報
足は第二の脳・心臓 3 靴底の減り方と足の変形、姿勢、気質との関連
靴底の減り方や足裏や足指の状態を観察すると、その人の歩き方(歩容)や体のクセ、背骨や骨盤の状態、痛めている体の部位、性質・性格(人となり・為人)まで広範に読み取る事ができます。
①靴底外側が減るタイプ
重心が外側に偏っていて外また歩き傾向となりO脚に多いタイプ。
外側への負荷・圧力により第4、5足趾が内側に変形したり、テイラーズ・バニオン(第5中足骨頭炎症)、
膝関節症なども発症しやすく、背骨は猫背傾向が強くなる。
足裏の皮膚は足裏の外側や第2足趾の下あたりに角質化(硬化)が起こりやすい。
②靴底内側が減るタイプ
重心が内側に偏っていて内また歩き傾向となりX脚に多いタイプ。
内側に強く負荷・荷重がかかるので内側アーチがつぶされやすく扁平足になりやすい。
足趾2~5指が内側に変形(内反ハンマー指変形)、外反母趾などを発症しやすく、
背骨は反り腰となり腰が弓のように反ってお腹が前に出るポッコリお腹で「出っ尻、鳩胸」のような姿勢になりやすい。
足裏の皮膚は足裏の内側や第1足趾あたりに角質化(硬化)が起こりやすい。
③靴底中央が減るタイプ
引きずり歩行傾向で足指を使わずに歩くタイプ、高齢者などに多い。
足裏の皮膚中央の角質化。
④つま先が減るタイプ
重心が前に偏り、出っ尻タイプ。つま先に負荷がかかるので足趾やつま先を痛めやすい。
考えるより行動するタイプに多い(行動派)。
足裏の皮膚つま先の角質化。
⑤かかとが減るタイプ
重心が後に偏り、猫背タイプ。つま先での蹴り出しがうまく出来ないので歩行において推進力(前に押し出す力)が弱くロスが多い歩行となり、足を前に振り出す(ぶん回し歩行)となる。
気質的には消極的で思考優位の人に多い。
足裏の皮膚かかとの角質化。
⑥正常なかかとの減り方
正常な歩行(歩容)は、かかとのやや外側から接地し、
足部を内側にひねりながら母指で蹴り出す歩行のため、
かかと外側~つま先内側が減りやすくなる。
正常な歩行