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2026-01-18 18:10:00

真実を観る眼力 97 人生の選択⑧ 動きが自然と滲み出る、速さの中で滲みを失わない方法

 真実を観る眼力 96 まとめ

「間」と「行為」が両立している時、「静止した中心」から動きが自然に滲(にじ)みでる状態となっています。

「静止した中心」とは意識の軸であり、それを肉体で体現したものが「身体の軸(体幹)」です。

要するに、「間のある行為」とは、身体の軸から滲み出した行為であり、結果、それは秩序、コヒーレンスが整っている行為です。

 

1.間と行為が両立する状態での身体の具体的サイン(非常に重要)

間と行為が両立している時、身体はこうなります。

  • 呼吸が途切れない
  • 動作中も吐けている
  • 肩・首に力が入らない
  • 視野が狭まらない
  • 足裏感覚が消えない

もし行為中に、

  ✔息が止まる

  ✔速くなる

  ✔力が入る

なら、その瞬間だけ間が外れています。

 

2.この状態ではなぜ「悪い選択」が起きにくいのか

この状態(間と行為が両立)する状態では、

  • 欲望が駆動していない
  • 恐れが主導していない
  • 自己防衛が入っていない

つまり、共鳴アンテナが立っていない

だから、 何かを「選ぶ」前に、 不要な行為が起きない。

 

3.禅・武道・芸道との共通点

  • 禅の「無心」

👉 思考や欲望、評価といった心のはたらきにとらわれず、判断や執着のない「ただある」状態。

動作中でも内的なひっかかりや迷いがなく、行為がそのまま現れる。(型が背景化する状態)

 

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  • 武道の「残心」

👉 技を終えた後も気を抜かず、次の事態へ備えて注意を保持している心の状態で、技の終局における姿勢・視線・心の在り方を含む。(技が終局しても尚、間が保持されている状態)

攻撃が終わった瞬間の油断を避けるためだけでなく、礼節と統一した精神の連続性を意味する。

 

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  • 芸道の「型が消える瞬間」

👉 形式(型)が外面的・意識的なものとして見えなくなり、その構造が体と心に深く内蔵されているために、動作や表現が自然発生的(無意識的)に現れる状態を指す。

ここで「消える」とは、型を捨てることではなく、型が背景化して自分の一部になること。

 

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これらすべて、間が背景にあり続けたまま行為が自然発生している状態です。

 

4.実践:間を保ったまま動く最短練習

✅実践①「吐きながら動く」

  • 立ち上がる
  • 歩き出す
  • 手を伸ばす

すべて

吐きながら行う

吸いながら動くと、 目的志向になります。

 

✅実践②「動作を50%にする」

  • 速さ
  • 正確さ

すべて

半分

👉 完璧を捨てると、 間が残ります。

 

✅実践③「終点を見ない」

  • 結果
  • 反応
  • 評価

これを見ない。

今の身体感覚だけを前景に。

 

5.速さの中で滲みを失わない方法

速さと滲みは両立できます。

むしろ、本当に速い動きほど「滲み」を失っていません。

滲みを失う原因は「速さ」ではなく、速くしようとする“焦り”と“先取り”です。

 

① スピードの中で軸と間を失わないための実践的な指針

速さの中で滲みを保つとは、

動きの前に中心が先にある状態を、

0.1秒だけ守り続けることです。

(下、④ スピードの中で軸と間を失わないための実践 ✅実践1:0.1秒ルールに示す)

 

② 速さの中で起きているズレの正体

速い場面でよく起きるのは、

判断が先に走る

手足や言葉が先に出る

結果を先取りする

これはすべて、

👉 中心が置き去りにされた状態

 

③ 核となる感覚(最重要)

「速く動く」=「急ぐ」ではない

滲みを保った速さには、必ずこれがあります。

  • 中心は静か
  • 動きだけが速い
  • 内側は追われていない

例:

熟練の料理人の包丁

一流アスリートの初動

職人の手元

👉 速さは末端、静けさは中心

 

④ スピードの中で軸と間を失わないための実践

✅実践1:0.1秒ルール

(方法)

何かを始める直前:

  • 0.1秒だけ「足裏 or 下腹」に戻る
  • そこから一気に動く

  考えない。

  整えない。

  • 触れて離すだけ。

 

✅実践2:出力を上げない

速いときほど、

❌ 力を足す

⭕ 無駄を引く

肩・顎・指先の余計な力を抜く

抜けた分だけ速度が上がる

👉 滲みを失わない速さは、軽さです。

 

✅実践3:「途中修正」をしない

滲みがある動きは、

一度始まったら

  • 最後まで流れる

速い場面でやりがちな、

✔ 途中で考え直す

✔ 言い換える

✔ 手戻りする

これが

中心を切る原因です。

 

✅実践4 言葉が速い場面での具体例

(会話・応答が速いとき)

  • 相手の最後の言葉が終わるまで待つ
  • 呼吸が一度出るのを確認
  • 短く、最初の言葉だけ話す

👉 速いが、刺さらない 

  強いが、荒れない

 

✅実践5 身体動作が速い場面での具体例

(仕事・家事・運動)

「速く終わらせよう」と思った瞬間

  • 一度だけ重心を感じる
  • そのまま連続動作に入る

👉 止まらず、戻るだけ

 

⑤ 滲みを保てているかのチェック法(速さ版)

動いた直後にこれを確認します。


 ✔ 呼吸は続いているか

 ✔ 視野は狭くなっていないか

 ✔ 身体の芯に静けさが残っているか

YESなら、

速くても滲みは保たれています。

 

⑥ 速さの中で「やってはいけないこと」

  • 丁寧にしようとする
  • 落ち着こうとする
  • 正確さを意識しすぎる

これらはすべて

スピードを鈍らせ、滲みも失わせます。

 

⑦ 大切な視点

速さの中で滲みを保てるようになると、

  • 焦らなくなる
  • ミスが減る
  • 周囲が落ち着く
  • 自分が疲れにくい

これは技術ではなく、

秩序に戻っているサインです。

 

まとめ

速さの中で滲みを失わないとは、

動きの前に中心(意識・身体の軸)があり、

動きが後から追いつく状態(滲み出る動き)を、

途切れさせないことです。