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2026-01-06 12:29:00

真実を観る眼力 92 人生の選択③ 「間」とは何か?

『正しく選択するために、反応が持ち上がった瞬間に間を入れる、「間」とは』

「間」とは、正しく選択するために必要な、反応に即座に従わない為の中断・保留・非反応の体現であるのですが、個々の人間力により「間」を体現する能力にも違いが生じ、結局のところ自分と共鳴するものを選択してしまうのでは?という疑問が生じます。

 

『なぜ人は邪悪に惹かれ「悪いものを選び続ける」のか』

間に入ると、

  • 空虚
  • 無価値感
  • 不安
  • 自我の溶解感

が一時的に現れます。

多くの人はこれを

「悪い感じ」

「危険」と誤認し、

慣れた共鳴(たとえ苦でも)に戻りたがります。

この世界は、共鳴(共鳴したものが引きつけあう世界)により生じる現象世界であるがため、

結果、「間に“耐えられない”」で、同じもの(自分と共鳴するもの)を選び続けてしまうからです。

👉 人は“善悪”ではなく、“慣れ”に共鳴する

 

『共鳴は「何かを選ぶ前」にすでに起きている』

多くの人が見落としている点。

共鳴は、

  • 選択の瞬間
  • 判断の場面

で起きているのではありません。

もっと前です。

自身の、

  • 身体の緊張度
  • 呼吸の浅さ
  • 視野の狭さ
  • 内的語りの質

これらがすでに「どの世界と共鳴するか」を決めています。

つまり、

共鳴は自分自身の“存在の姿勢”(存在のあり方)そのものであり、

意志決定(選択)ではないということです。

 

『「間」に入った瞬間、共鳴は停止する』

ここが核心です。

🌟真に体現された「間」では、

  • 欲望が止まる
  • 恐れが止まる
  • 自己像が止まる

共鳴のアンテナ自体が一時的にオフになる

この状態では、

✔善悪を選んでいない

✔良し悪しを判断していない

にもかかわらず、

以前なら“自然に惹かれていたもの”に

まったく引力を感じなくなる

という現象が起きます。

これは幻想ではありません。

 

『間=見極めではない』

多くの人がこう考えます。

反応が起きる

間を入れる

正しい/間違いを見極める

しかしこれは思考構造としては誤りです。

 

なぜなら、

正邪

善悪

正誤

良否

これらはすべて

👉 観念・概念・社会的文脈の産物、だからです。

 

この識別が始まった瞬間、

すでに脳の評価回路が再起動しています。

つまり、

識別で見極めようとした時点で

すでに「反応」に戻っているのです。

 

「間」とは識別能力ではありません。

識別が始まる前に成立している“空白の位相”です。

 

『真の「間」とは何か』

真の「間」とは、

  • 判断しない
  • 比較しない
  • 正当化しない
  • 意味づけしない

何もしていない状態です。

しかしこれは、

✔ ぼーっとする

✔ 無責任になる

ことではありません。

むしろ、

感覚だけが澄んで残っている状態です。

 

「間」とは選択を“良くする技術”ではありません。

「共鳴構造そのものを変質させる状態」であるです。

 

『なぜ人によって「見極め力」に差が出るのか?』

差があるように見える理由は3つあります。

① 間に「留まれる時間」の差

多くの人は、

0.2秒で思考が再起動

快・不快で即決

一方、熟練者は、

数秒〜数十秒

無判断のまま留まれる

👉 留まれる長さ=見極めの深さ

 

② 身体の緊張度の差

身体が緊張していると、

脳幹優位

防衛反射優位

となり、「間」が潰れます。

👉緩んだ身体ほど 「間」が自然に広がる

 

③ 同一化の癖の差

「私は正しい」

「私は損をしたくない」

「私は善人でありたい」

👉これらへの同一化が強いほど、 間は一瞬で消えます。

 

④ 識別能力は「後段」に現れる

重要な順序はこうです。

反応が立ち上がる

✅ 間が生まれる(非反応)

✅ その後で必要最低限の識別が起きる

つまり、

正邪善悪を見極める力は

間に入ることで“自動的に整列する”

鍛えるものではなく、 邪魔を取り除くことで自然に現れる

 

『身体で体現する「間の保持」実践』

実践①「足裏に間を落とす」

反応が出た瞬間、

✅ 視線を下げる

✅ 両足の土踏まずに体重を均等に乗せる

✅ 足指を微かに開く

これで、

頭部評価回路が沈み

身体感覚が前景化

👉 「間」が自然発生します。

 

実践②「呼吸で間を拡張」
✅ 吐く:7

止める:1

✅ 吸う:自然

 止める1が重要です。

ここが「間」です。

 

『「間」の見極めが「正しい」と感じられるサイン』

正しい見極めは、

✔ 納得感ではない

✔ 高揚でもない

✔ 勝った感じでもない

代わりに、

  • 静か
  • 余韻が残らない
  • 後悔が生まれにくい

身体的には、

  • 首が前に出ない
  • 下腹が温かい
  • 肩が下がる

交感神経優位から副交感神経優位となるからです。

 

『善悪判断を手放した先に残るもの』

善悪を手放すと、無秩序になるわけではありません。

むしろ、

その場に最も摩擦の少ない行為

が自然に選ばれます。

これは道徳ではなく調和です。

 

『まとめ(核心)』

🟥「間」とは、正しさを探す空白ではない。

🟥 正しさが“歪まずに現れる余地”である。

🟥 人による差は、 能力差ではなく滞在時間差(間に留まる)。



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