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2026-01-04 17:50:00

真実を観る眼力 91 人生の選択② 正しい選択、「間」をつくる

人の選択の根源は、自分が選択しているようでいて、本当は脳の反応に沿った選択をしているということでした。

人は「選択している」のではなく、多くの場合「脳の反応を追認している」これは脳科学的にも事実です。

そして同時に、それでもなお、人は“自由”を取り戻す余地がある

ここが核心です。


1. 脳は「先に決めている」— 実験の正体

この実験は、リベット実験系といいます。

被験者が「選ぼう」と意識する、

その数百ミリ秒〜数秒前に運動野・補足運動野が既に活動している。

つまり、

「私が選んだ」と感じる前に

脳はもう準備を終えている

これが事実です。

ここから導かれる重要な点は、

「意識は決定者ではない」ということです。

 

運動命令を伝えるメカニズム:pdf 運動野.pdf (0.52MB)

 

2. では「自由意志」は幻想なのか?

ここで二極化が起きます。

自由意志は幻想だ

いや、人は主体的に選んでいる

この対立は、前提が間違っているために起きます。

 

自由意志=

❌「脳が決める前に、意識が決めること」
ではありません。

 

3. 正確な構造:選択は3層で起きている

選択は次の三層構造で起きています。

① 反射層(脳の自動反応)

  • 本能
  • 記憶
  • 条件付け
  • 報酬回路
  • 恐怖回路

👉 ここで「選択肢A」が浮上する

(本人は気づいていないが、「選ぼう」と意識するその数百ミリ秒〜数秒前に運動野・補足運動野が既に活動し、すでに選択している

 

② 意識層(追認・物語化)

「自分が選んだ」と感じる

理由を後付けする

正当化する

👉 ほとんどの人はここで止まる

 

③ 介入層(中断・保留・非反応)

脳が反応し、意識が選択したと感じても

  • 今は決めない
  • 動かない
  • 従わない

👉 ここが「自由」の唯一の入口

 

4. 自由意志は「選ぶ力」ではなく「止める力」

実は、脳科学でも一致している点があります。

人は「何を選ぶか」は先に決まるが、

「それに従うかどうか」は止められる

これはベトー(veto)と呼ばれます。

脳が「やれ」と言う

でも「今はやらない」は可能

 

自由意志とは

👉 反応に即座に従わない能力です。

 

5. では「正しい選択」はどう生まれるのか?

「正しい選択」は、

脳が決める

意識が考えるのではなく、

反応が立ち上がった瞬間に「“間”」を入れられるか

で決まります。

 

6. 身体を使った「"間"」の作り方(核心)

この「間」は思考ではなく身体操作でしか作れません。

この間の作り方が、真実を観る眼力 91『正しく選択するための体現』で紹介した、実践1です。

 

✅ 実践1:「選択前の3呼吸・ゼロポジション」

何かを決める前に必ず行う身体操作

  • 口を軽く開く
  • 息を吐き切る(6秒)
  • 吸うのは自然に任せる(努力しない)

これを3回

ポイントは

 👉 胸を使わず、下腹と背中が同時に緩むこと

 

さらに、上の呼吸法に次の身体操作を加えると、一層、反応からの選択を無効化しやすくなります。

 

✅ 実践1+α:「反応を無効化する0.5秒」

  • 反応(衝動・快・嫌悪)を感じたら
  • 即、吐く(長く)
  • 目線を少し下げる
  • 舌を上顎から離す

 

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これだけで、

補足運動野の暴走が止まり

報酬回路が沈静化し

「選ばされる流れ」が切れます。

その後に浮かぶ感覚は、

静か

判断がない

どちらでもよい

この状態から出た行動は、

反射ではなく、調和行動です。

 

7. 最重要な誤解を正す

「脳が先に決めているなら、すべて決まっている」これは誤りです。

正確は、

  • 反応は決まる
  • 同一化は選べる
  • 追従は止められる

人間の尊厳は

「選択肢を生む力」ではなく、

反応に巻き込まれない力にあります。

 

8. まとめ(核心)

人は「選んでいるつもり」で

多くの場合、脳の反射を追認している

自由意志は幻想ではないが

「選ぶ自由」ではない

 

自由意志とは

🌟 反応を止める自由

正しい選択とは

🌟 身体が歪まない選択