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2025-12-15 02:03:00

真実を観る眼力 85 「意識が現実を創る」という考えの構造 16 中心・中庸(ゼロポジション)を整える...横隔膜調整法

『身体のコヒーレンス』が整うと、

『意識の中心・中庸(ゼロポジション)』に自然にもどり、

『心の静寂』が結果として生まれる、

この三つは別々の概念ではなく、一つの現象が、この三つの流れと異なる層でつながっていることを示しています。

以下、段階的に整理します。



1.「整(統合・肉体コヒーレンス)」「中(中心・中庸・ゼロポジション)」「静」の関係性

 

本質的な関係

『整』:(統合・コヒーレンス)は👉「身体的基盤」

『中』:中庸・ゼロポジションは👉「状態」

『静』:静寂は👉「結果」

という関係です。

身体側から見ると....『整』

姿勢・筋緊張・呼吸・重心が無理なく整う

拮抗筋が争わず、最小限の出力で立てる

感覚入力(足裏・内臓感覚・深部感覚)が均等化している

この状態が 👉 身体的コヒーレンス(整)

 

意識側から見ると....『中』

身体のどこかに「引っ張られない」

前後・上下・左右に偏らない

意図や感情が先走らない

この状態が 👉 中庸・中心・ゼロポジション(中)

そして結果として

思考が勝手に立ち上がらない

判断前の静けさが保たれる

「何も足さなくてよい」感覚が生まれる

これが


● 静寂....『静』

 

よって、

姿勢のコヒーレンスが「整」うほど、

意識は自然に「ゼロ」へ戻り、

「静寂」は、"起こそうとしなくても起こる”。

 

2.身体的コヒーレンス(整)と意識の中心・中庸(ゼロポジション)との関係

🔶 みぞおち奥(マニプーラチャクラ)を意識すると中心に戻りやすい

👉ここは、「中庸・中心」に戻るための非常に有効な入口」です。

 

チャクラ

チャクラとオーラ.png

 

 

 yoga_meisou_man.jpg

 

🔹理由

マニプーラ(みぞおち奥)は、

  • 身体の前後バランスの要

 

  • 横隔膜・自律神経叢・内臓感覚の集約点

 

  • 「私が動く」という意志が生まれる場所

 

でも、力みが入ると「我・支配・緊張」に傾く場所でもあります。

 

🔹正しい使い方のポイント

「力を入れる」ではなく

奥に“沈める・預ける・溶かす”

この感覚で意識すると、

身体が前にも後ろにも行かない

呼吸が深く自然になる

意識が上下に浮遊しにくい

👉 結果として「中(中庸)」に戻りやすい

 

3. 丹田に意識を置く場合との違い

 

丹田呼吸法.jpg

 

  • 丹田(下丹田)

 

  • 重心の安定

 

  • 地に足がつく

 

  • エネルギーが漏れにくい

 

  • 行為・動作に強い


👉「動の安定」「持続性」「現実的な強さ」

 

🔶 マニプーラ(みぞおち奥)

  • 意志と自律神経の調整

 

  • 判断前の静けさ

 

  • バランス感覚

 

  • 中庸への復帰点


👉「静への復帰」「中心調整」「ゼロ化」

 

<使い分けの整理>

状況  適した意識
動く・歩く・作業する 丹田
迷い・感情が揺れる マニプラ
統合を深める  丹田+マニプラを縦につなぐ
静寂に戻る マニプラ奥


 🔑丹田は「安定」、マニプラは「中庸」

両者が縦に通ると、姿勢と意識が同時に整います。

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4. 俯瞰する意識とゼロポジションの関係

俯瞰する意識とゼロポジションは、明確に「つながっています」。

ただし重要な違いがあります

 

❌ 俯瞰=頭で見る → 不安定

  • 意識が上に浮く

 

  • 身体感覚から離れる

 

  • 中心が抜ける



⭕ 俯瞰=中心に留まりながら見る

  • 判断せず、巻き込まれない

 

  • 内と外が同時に感じられる

 

  • 観察者が動かない


これは、 👉 ゼロポジションに居続けている状態

 


✅ 本質的な定義



ゼロポジション

=「どこにも偏らない位置」


俯瞰意識

=「その位置から世界を見る在り方」

 

🔑 中心に居るから俯瞰できるのであって、俯瞰しようとして中心に戻るのではない

 

 

5.ゼロポジションを整える...横隔膜調整法

 👯意識の中心・中庸(ゼロポジション)を肉体で体現する

 

⑴ 横隔膜調整セルフセラピーⅠ

①横隔膜に沿って手を当てる

②手を当てたまま、息を吸うとき横隔膜が下方に下がるのをイメージ

③息を吐くとき横隔膜が上方に上がるのをイメージ

*10~20回繰り返し

 

横隔膜1.png

 

 

(2) 横隔膜調整セルフセラピーⅡ

① 自分の手(2指から5指)を肋骨下縁に沿わせる

② 息を吐くとき、手(2指から5指)を肋骨下縁から上に引き上げるようにして横隔膜を上方に上げる

③ 息を吸うとき、肋骨下縁に沿わせた手(2指から5指)を緩め、横隔膜が下方に下がるのに追従させる

 *10回繰り返し

 

横隔膜 セルフ.jpg

 


🟥 まとめ(統合)

整:(身体のコヒーレンス)が整う


→ 中:(ゼロポジション)に自然に戻る


→ 静:(静寂)が結果として立ち現れる

 

マニプラ奥は「中庸への復帰点」

丹田は「安定と行為の基盤」

俯瞰意識は、中心に留まることで自然に成立する

 

そして

 

ゼロポジションで生きるとは

 

静寂・中心・中庸を

 

「思考・想い・意識で理解する」のではなく

 

肉体の使い方として日常に現し続けること