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真実を観る眼力 83 「意識が現実を創る」という考えの構造 14 生まれ変わりと意識の成長 (4)
愛の3つのフェーズが統合され、意識が人類集合意識、地球意識へと上昇するプロセスにおいて、愛の3つのフェーズ1(自己愛)、2(他者愛)は愛の体現を実践し学ぶことで愛の"量的成長”を遂げ、フェーズ3で無条件の愛の段階に意識が入ると、愛の体現を行動を通して実践する否かに関わらず、愛の体現者から放たれる"愛自体”がすでに愛の体現となります。
この愛のレッスンを学び、習得するための意識の向け方、心の在り方、行動=出力をどのように実践し、質的進化(フェーズ3)に到達すればよいのでしょう?
「愛の3フェーズの統合」「意識の質的進化」「行動→存在へのシフト」を、より体系的に整理して説明します。
🟥1. 愛の3フェーズと“存在としての愛”の状態
第1・第2フェーズ …… 愛を学ぶ・実践することで「量的成長」が進む
第3フェーズ(無条件の愛) …… 行為として行う愛ではなく、“存在そのものが愛を放っている状態”
これは意識の発達段階で言えば、
Doing(行為)中心 →第1・第2フェーズ
Being(存在)中心→第3フェーズ
へのシフトです。
● 無条件の愛の段階では
✔ 愛するために「努力」しない
✔ 愛を体現するための「行動のチェック」も不要
✔ 放たれる波動・状態そのものが“周囲を変容させる働き”を持つ
✔ 自分が「愛を向ける主体」ではなく
⇒ 自然に愛が“溢れ、広がる場”となる
つまり、
あなた自身が“愛の場(フィールド)”として機能する段階
になります。
🟩2. では、どうすればそこに到達するのか?
人は進化の初期段階では「出力=行動」が鍵です。これは、脳の進化構造に於いても一致します。
身体性と同様に人間の意識の変容や進化も、"行動を起点”とし、
行動 → 経験 → 内省 → 気づき → 信念の書き換え → 意識の質向上
という進化の連鎖をたどります。
● 行動は「意識の発芽装置」
行動が“気づきの回路”を開き、
その気づきが“意識の質的成長”を引き起こすわけです。
だから、
まずは"行動重視”
次に態度・心の在り方の熟成
最後に意識そのものの変容
という順序をたどります。
🟦3. 愛のレッスンを習得するための3要素
質的進化(第3フェーズ)の核になるのは次の3つです。
①【意識の向け方】
● “相手を見る”のではなく
相手の背後の意識・背景・痛みを見る
例:
✔ 行動だけではなく「行動を生んだ背景」に注意を向ける
✔ その人の恐れ・未解決の痛みを理解しようとする
✔ 判断よりも観察を優先する
これによって、
あなたの意識は 反応 → 愛の応答 に進化します。
②【こころの在り方】
● 「私は愛を与える人」という姿勢ではなく
⇒ “私は愛の場(フィールド)である”という存在感で立つ
この心の在り方をつくるポイントは:
✔ 感情を無理にコントロールしない
✔ 自己防衛の反応に気づき、俯瞰する
✔ 安心感の源を他人でなく「自分の中心」に置く
✔ 沈黙・静けさを意識的につくる
すると、心が“個体レベルの反応”から“意識フィールドの安定感”へと移行していきます。
③【行動=出力】
行動はレッスンの入口であり、進化を加速します。
ただし行動には2段階あります。
● 第1段階(量的成長段階の行動)
✔ 思いやりを意識して行動する
✔ 共感的に反応する
✔ 他者に優しく接する
✔ 自我の反応を抑えようと努力する
✔ 寛容を選択する練習
これらは「努力」「選択」が必要な段階。
● 第2段階(質的成長=存在ベースの行動)
✔ 行動は“自然に漏れ出す”。
✔ 理由がなくても優しさが生まれる
✔ 判断以前に理解が湧く
✔ 相手を責める心が起きても、すぐに溶ける
✔ 何もしていないのに周囲が調和しはじめる
✔ 言葉よりもあなたの在り方が場を変容させる
この段階は
存在=行動(Being = Doing)
となり、行動が意識の副産物に変わります。
🌏4. 愛の3フェーズ統合後はどうなるか?
統合段階に入ると、意識は次の領域へ広がります。
個の意識 ⇒人類集合意識 ⇒地球意識
スケールが広がるほど、「私は」ではなく「私たち」という感覚が自然に生まれるため、
他者を助けようではなく境界が薄まり、自然に助ける状態にいるという存在に変わります。
"From me to us.”
⭐ まとめ:
✔ 行動で愛を学び
✔ 態度で愛を深め
✔ 存在で愛になる
この3段階の統合が意識の質的進化(Beingとしての愛)です。
【愛の進化段階フィールド構造図】
図の同心円は、
「意識の広がり」=「愛の進化段階」を表しています。内側ほど個人的・限定的で、外側ほど普遍的・統合的です。
🔶 1. 第1段階:愛を学ぶ(Learning to Love)
最も内側の層。中心=自分/個的意識
ここでは、
✔ 愛とは何かを理解しはじめる
✔ 傷つきやすさや自我反応が強い
✔ 思いやり・共感の初歩を実践し始める
👉“学習としての愛” の段階です。
🔶 2. 第2段階:愛を実践する(Practicing Love)
次の層。
ここでは、
✔ 行動として愛を選択する努力
✔ 他者理解・許し・寛容の練習
✔ 自我を少しずつ手放す過程
👉行動を通じて愛を量的に成長させる段階。
🔶 3. 第3段階:無条件の愛(Unconditional Love)
ここから意識の質が変わり始める。
特徴:
✔ 行動よりも「存在」が愛を放つようになる
✔ 判断より理解・共感が自然に湧く
✔ 守りや反応が弱まり、穏やかで広い意識状態
👉愛が“努力ではなく自然に溢れる”状態。
⬇
これは愛の質的進化のフェーズです。
🔶 4. 統合:人類集合意識・地球意識との統合(Integrated with Collective & Earth Consciousness)
最も外側の層。
ここでは、
✔ 個人の意識が境界を超えて広がる
✔「私」ではなく「私たち」という感覚
✔ 他者・社会・地球との調和が自然に起こる
✔ 存在そのものがヒーリングや調和のフィールドになる
👉愛の3フェーズが統合され、“存在そのものが愛”という状態で、
個人意識 → 集合意識 → 地球意識 へと広がっていきます。
💓 愛の進化段階まとめ
フェーズが進むほど境界が薄くなる
⬇
愛の性質が“行動”→“存在”へ変わる
⬇
愛の範囲が個人から全体へ広がる
⬇
最終段階では、
愛するのではなく、
愛のフィールドとして働く
Love as Being(無条件の愛)

