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真実を観る眼力 71 「意識が現実を創る」という考えの構造 ②
✅「観測=意識が現実をつくる」という現実創造論について
【核心テーマ】
💠観測とは単なる“見ること”ではなく、「意識の働き」である。
【テーマへの問い】
🔸人間の「意識」は、現実に影響を与える“観測”たりうるのか?
🔍 【前提】量子論における“観測”とは?
量子状態は観測されるまで複数の可能性(重ね合わせ)を持っている。
観測する(=干渉する、関わる)ことで、現実が一つに収束(波動関数の収縮)する。
「観測者」は必ずしも“人間の意識”である必要はないとする意見もあるが、
👉 一部の理論や思想(例:コペンハーゲン解釈の拡張、意識中心的宇宙論)では、「人間の意識が観測者そのものである」とする。
🪞【補足】 「見る」と「見える」の違い
- 観測とは、見ることではなく、「どう見るか」の選択である。
- 自分の見たいようにしか世界を“見ない”人は、現実を固定化する。
- 観測者である自分が、世界にどう意味づけするかで、未来が変わる。
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🔸だとすれば、“思い通りの現実”を引き寄せられないのはなぜか?
① 意識が“無意識”の影響を強く受けているから
表面的には「ポジティブに思おう」としていても、潜在意識にある不安・恐れ・疑いが現実に強く反映される。
これは心理学的にも証明されており、引き寄せの実践で挫折する人の多くがここでつまずく。
意識は氷山の一角であり、現実を決めているのは“水面下の意識”かもしれない。
② 意識の“焦点”がブレているから(観測の不安定さ)
現実を変えるには、強い意図・信念の集中(フォーカス)が必要。
しかし多くの場合、意識は分散し、矛盾した思考を同時に持っている。
例:「成功したい」と願いながら、「失敗するかも」と思っている。
観測がブレると、確定する現実もブレる。
③ 自由意志を「意図」ではなく「反応」に使ってしまっているから
「自由意志」は、どこに焦点を当てるかを選べる力。👉その懐中電灯をどこに向けるか=自由意志の役割です。
意識という光は、暗闇(無限の可能性)に照らし出して、「現実」という一部を確定させます。
🔹ケース 1:「意図して照らす」=創造的観測
例:あなたが「成功している未来」に意識を当てる → そこに向かう現実が形成され始める。
この時、あなたは創造者として観測者である。
自分が何を見たいかを自分で選んでいる。
しかし現実の中で多くの人は、自ら選ぶよりも、外的状況への反応として生きている
🔹ケース 2:「反射的に動く」=反応的観測
例:他人からの評価、SNSでの評価に反応する、自動思考に従う、不安、過去のトラウマに反応 → その現実に焦点が合い、強化される。
このとき、懐中電灯は外からの音や刺激に勝手に振り回されて動いてしまう。
つまり、あなたは意図して現実を創っているのではなく、外部刺激に反応して現実を選んでしまっている。
✅ 結論:自由意志を“反応”に使うと、意識の焦点がコントロールできなくなり、「観測」しているつもりで、ただ反射しているだけになる。だから、思い通りの現実は創れなくなる。
自由意志を“反応の連鎖”に委ねてしまうと、望まない現実に巻き込まれやすくなる。
【“思い通りの現実” を引き寄せられない、まとめ】
人間の意識は、世界の形成に深く関与しており、その意識の向け方=観測の仕方が、現実の質を決める。
しかし、“思い通りの現実”を引き寄せられないのは、
1. 潜在意識の矛盾
2. 意識の焦点のブレ
3. 自由意志の無自覚な使用 などの「観測の誤用」が原因になっている。
【自由意志と観測を正しく使えば、現実は変わる】
現実を“思い通り”に創るために必要な意識の使い方:
方法 | 解説 |
① 意識を定める | 何にフォーカスするかを自覚する(目的地を明確に) |
② 潜在意識をクリアにする | 感情・トラウマ・思い込みを癒し、内的ノイズを減らす |
③ 意識を継続的に向ける | 習慣化された“観測”が現実を形作る(瞑想・アファメーションなど) |
④ 観測に“信頼”を添える | 不安よりも、信頼と愛からの観測を意識する |
⑤ 観測の“質”を高める | 「どう見るか」を磨く(ジャッジから共感へ) |
意識が肉体と心をコントロール