Health and self-therapy information
真実を観る「眼力」64 情報操作と洗脳㉒ 幸福の波及と感情の感染と愛の体現
✨ 幸福は波及する
『フラミンガム研究の幸福の波及効果の概要』
1. フラミンガム研究:幸福の波及効果
マサセッチュー州のフラミンガムである人の幸せが周りにも波及する、ポジティブな共鳴があることが研究で分かりました。
アメリカ・マサチューセッツ州フラミンガムで行われた Framingham Heart Study(心臓病を追跡する疫学研究) のデータを用いて、社会ネットワーク上の幸福の広がりが分析されました(Nicholas Christakis & James Fowler, 2008)。
約4,700人を32年間追跡し、友人・家族・隣人とのつながりと幸福度の関係を解析。
2. 結果:この研究では、ある人の幸せは、他の誰かを1年もの間幸せな気持ちにさせることが分かりました。(^O^)
フラミンガムの地域活動に参加している誰かが幸せになると、その近所の人や夫婦、兄弟、友人が幸せを感じる割合が34%に上がり、そして幸せになった人が1マイル(約1.6km)以内にいると、その近所の人が幸せを感じる割合がさらに25%もアップしました。(゚Д゚)!
幸福は 最大3段階のつながり(友人の友人の友人)まで伝播。
近隣に住む友人が幸せだと、自分の幸福度が 25%以上あがる。
ネガティブよりもポジティブな感情の方が波及しやすい。
3. 要点:幸せは孤立した個人のものではなく、社会ネットワークを介して拡散する「社会的感染現象」である。
「人は自分で選んで行動した結果、ある感情が湧き上がると思っているだろうが、どんな感情を抱くかは、他人が選んで行動して経験していることからも影響を受け幸福な感情は伝染する」
この現象をポジティブな共鳴と言います。
私たちが意識的に「愛」の波動を抱くと、その愛のエネルギーフィールドを共有し、共鳴した人とのつながりが自然とできあがります。💕
4. フラミンガム研究の幸福波及効果 ― どう広がるのか?
フラミンガム研究では、幸福が友人の友人の友人にまで広がることが示されました。
🍀(幸福波及の要因)
① 情動感染(emotional contagion)
笑顔、姿勢、声のトーンなどが無意識に模倣され、感情が伝播する。
② 社会的比較(social comparison)
周囲が幸せそうだと「自分もそうなれる」と思いやすくなる。
③ 規範の形成
「楽しむ」「助け合う」行動が文化・コミュニティの標準となり、それに同調する。
④ 神経生理的共鳴
ミラー神経系や脳波の同期が起こり、感情や雰囲気を共有しやすくなる。
ミラー神経は誰かが人から触れられた場面を見てるだけで自分も触れられたかのように感じたり、人が注射されてたり、ある部分を痛がって居るのを見るだけで自分も痛がっている同じところが痛く感じる同期が起きたりします。赤ちゃんがよく泣くのは家族に悩みを抱えている人の影響ばかりでなく、全く知らない人の心が乱れているだけでも感情に伝わる神経経路が敏感なので、感情に激しく反応したりして泣いたりします。
➡️ 社会的・文化的・心理的な仕組みが重なって幸福は拡がっていきます。
😱 感情は感染する
1. 情動感染のメカニズム(Facebook、Instagram含む)
68万9千人が参加したFacebookの情動感染の実験である情報を発信すると、どんな感情がどの程度波及するかを自動的に算出する方法で、ポジティブな感情が減少する情報が流れると肯定的な投稿が減少し、否定的な投稿が増加しました。ネガティブな感情が減少する情報が流れると否定的な投稿が減少しました。
『Facebookの大規模実験(68万9千人)概要』
2014年、Facebookはニュースフィードの表示を操作する実験を実施。
ポジティブ投稿が減ると利用者もネガティブ投稿が増え、逆にネガティブ投稿が減るとポジティブ投稿が増えることが確認。
直接接触や会話がなくても、テキストや表現を通じて感情は同期・伝播すると証明。
このような巨大な社会ネットワークでも必ずしも言葉を交わしたり接触がなくても感情はオンラインネットワークも含め人々と常に感情共有することを証明しています。
インスタグラムに投稿された写真も、写真を撮った人の感情が反映される実験もされました。例えば、うつ状態にある人の写真の投稿では暗い色調に修正され白黒にするフィルター等が多い傾向だったり、幸せを感じている人は暖かく明るいフィルター修正を使う傾向があるようです。
『Instagramと感情』
研究(2016年, Harvard/Microsoft)では、うつ傾向にある人は 暗い色調、青やグレーの多用、白黒フィルター使用が多く、
幸福度の高い人は 暖色系、明るい彩度の高いフィルターを選びやすい傾向が見られました。
つまり「写真の加工や色選び」が投稿者の心理状態を映すバイオマーカーになり得る。
また、選ぶ色で人の心理状態が診断できるとも言われます。
『色彩と感情・心理状態の関係』
赤:興奮・注意・情熱(高揚、怒りも)
青:落ち着き・冷静・安心感(ただし暗い青は憂鬱)
黄:喜び・希望・開放感
緑:安定・癒し・調和
白黒:抑うつ、感情の抑制、無力感
→ 心理的状態は無意識に「色の選択」に現れる。
2. ネガティブ情動感染 ― SNSでなぜ拡がるのか?
⏩ ネガティブな投稿が拡散しやすい理由は、進化心理学的にも説明されます。
① ネガティビティ・バイアス
人間は危険や脅威に敏感で、それを共有しやすい傾向がある。
② 扁桃体の過剰反応
恐怖や怒りなどは扁桃体を強く刺激し、情報が記憶に残りやすく、拡散しやすい。
③ 共鳴的同期
SNSの文章や映像に触れるだけで脳内のストレス系(コルチゾール分泌など)が他者に「共鳴」する。
④ 群衆心理
「みんなが怒っている・恐れている」という状況が社会的証明となり、さらに同調圧力がかかる。
3. 情動感染とプロパガンダの歴史的利用
⏩ 情動感染がヒトラーのプロパガンダに使われ洗脳された経緯や、新型コロナ感染症でも世界的に情動感染が起きて、ワクチンをしない人は社会悪のように扱われた経緯がありました。
ネガティブな感情による悪影響では、ネガティブな感情が無意識に人びとに広まることが、集団ヒステリー状態という現象を通してもわかっています。ヒトラ-の統治、魔女裁判、赤狩り、ルワンダ大量虐殺、イラク戦争、世界同時恐慌、新型コロナ感染症、これらは世界的な集団ヒステリー状態による情動感染の威力とも言えますが、このような集団ヒステリー状態を洗脳者が意図的に作りだし、戦争や洗脳にも利用することができます。
① ヒトラーのプロパガンダ
- 恐怖と憎悪の情動感染が利用されました。
- ラジオ・映画・集会などで「敵=ユダヤ人」というイメージを繰り返し植え付け。
- 群衆集会でのスピーチは、聴衆の脳波や感情を同期させ、熱狂的な一体感を作った。
- こうして理性よりも「感情の伝染」が優位となり、洗脳に近い状態が作られた。
② 新型コロナ感染症での情動感染
- 恐怖の共有:「未知のウイルス」という不安が世界中で拡散。
- メディアの反復:感染者数・死者数の速報が、連日流れ続けた。
- スケープゴート化:ワクチンを打たない人が「危険を広める存在」とされ、社会悪扱いされた。
- 社会的分断:「安心を守るため」という大義名分の下、同調圧力が働き、異論(反ワク)が排除された。
➡️ プロセスとしては、
- 恐怖の情動感染
- 敵や責任の所在を明確化(スケープゴート作り)
- 社会規範として固定化(非接種者=危険)
という流れ。
4. ネガティブ情動感染(集団ヒステリー)の危険性と防止法
歴史上の戦争や迫害は、恐怖・怒り・憎悪などが群衆心理によって連鎖・増幅した典型例。
これを避けるには:
✅ 客観視の習慣:ニュースや情報を一歩引いて見る。「感情を煽る言葉」が入っていないか確認。
✅ 呼吸と身体調整:情動感染は自律神経を通じて起こるため、呼吸法(腹式呼吸)、瞑想、ヨガが効果的。
✅ 小さなポジティブ行為:笑顔・感謝・思いやりは感染力が強く、周囲の情動の空気を変える。
✅ 多視点を持つ:「これは本当に自分の感情か?他者から感染した感情ではないか?」と気づく。
✅ 情報断食:不安を増幅させるメディアから距離を置く。
💖愛の体現者が生む波及効果を社会・世界へ広げる
『愛の波及効果と社会的広がり』
愛を体現する人は、周囲の人々に脳波の共鳴や自律神経の安定をもたらします。
研究では、瞑想者の近くにいる人はアルファ、ジータ、ベータ波などの同期が起きて変容しやすくなったり、セロトニンの増加が見られることも報告されています。
広げる方法:
✅ 日常的な小さな実践:微笑み、感謝の言葉、相手を尊重する態度。
✅ 瞑想・祈り:同時に意識を合わせることで、局所的な犯罪率や不安が減る現象が報告あり。
例えば、朝出かける前に今日の「世界平和」を祈るなど。このように大勢でのポジティブな祈りは、大変に大きなエネルギーとなり「世界平和」が現象化される可能性が高まります。🌟
🌏「世界平和という祈りの情報選択」は「世界平和」を現象化する!(量子の法則)
💖「世界平和」というポジティブな人類に対する愛の波動は、強力なバイブレーションとなり、その優位なエネルギー(愛)は劣位なエネルギー(邪悪や支配)を淘汰するエネルギーとなります。
✅ オンラインでの愛の発信:温かい言葉や写真も「情動感染」のポジティブ版として広がる。
✅ 共鳴するコミュニティ作り:愛を体現する仲間が集まれば、その波及効果は指数関数的に広がる。
💠 まとめ
- 幸福の波及は 脳の同期+社会的模倣+規範化によって拡がる。
- 幸福や感情は社会ネットワークを通じて伝播する(フラミンガム研究、Facebook実験)。
- 色や表現から心理状態は読み取れる(Instagram研究)。
- ネガティブ情動感染は 恐怖・怒りが生理的に強く共鳴するため、SNSでも増幅しやすい。
- 歴史やパンデミックでは、ネガティブ情動感染を洗脳者やメディアが恐怖を利用して群衆心理を操作した。
- ネガティブ情動感染は、自己調整と多視点で防げる。
- 愛の体現は脳波や感情を同期させ、平和を波及させる力になる。
関連リンク:
『愛の同期と波及』