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2024-12-04 23:32:00

真実を観る眼力 26 普通の風邪が国会議論も通さず、国と厚労省の独断で「5類感染症」に指定される

普通の風邪を5類感染症に 厚労省が省令改正 パブコメ意見3万件超か 国会議論も経ず

楊井人文弁護士 11/30(土) 23:36 Yahoo!ニュース引用

政府は、感染症法上の位置付けをしていなかった普通の風邪を5類感染症に変更することを決定した。11月29日、福岡資麿厚生労働大臣が省令改正をした。来春施行される。

これに伴い、同じく5類の季節性インフルエンザや新型コロナ(COVID-19)などと同様、一般的な風邪も、届出、流行状況の監視(サーベイランス)や発表の対象になる。「特定感染症予防指針」にも位置付けられたことで、風邪を予防するワクチン開発も可能となる。

8月中旬まで行われたパブリック・コメントでは異例の3万件超が寄せられた。反対意見が大半だったとみられる。

厚労省はこの決定について報道発表をしていないが、官報に掲載された。【訂正あり】

武見前大臣が明言 風邪ワクチン開発も視野

この方針は7月、前任の武見敬三厚労相の時に示された。「普通の風邪(旧型コロナ含む)を5類感染症に格上げする」と…

新たに5類に追加される「急性呼吸器感染症」は「『かぜ』の原因となるコロナウイルスも含まれる」と明言。また、「風邪のワクチン開発」も検討対象になる、と述べていた。ただ、これまでの公式資料には「風邪」という表現は一切用いられていなかった。【修正・追記あり】

国立感染症研究所は、ヒトに日常的に感染する4種類の「風邪のコロナウイルス」があり「我々はこれらのウイルスに生涯に渡って何度も感染するが、軽い症状しか引き起こさないため、問題になることはない」とかいせつしている。

厚生労働省・感染症部会の資料より。既に5類に位置付け済みのものを除く急性呼吸器感染症が、新たに5類に位置付けられる(図の黄色の部分)
厚生労働省・感染症部会の資料より。既に5類に位置付け済みのものを除く急性呼吸器感染症が新たに5類に位置付けられる(図の黄色の部分)

「医療機関の負担が増える」等の反対多数

パブリックコメントでは「急性呼吸器感染症は非常に幅広い病原体・症状を含んでおり、その全てが法による監視が必要な疾患であるとは思えない」「風邪により検体の採取が行われるのは反対」「サーベイランスにかかる費用や、医療機関の負担が増えることから反対」などの意見が寄せられていた。大臣決定と同じ日に公表された資料によれば3万1541件あり、紹介された意見はごく一部だが、全て反対意見だった(意見全体のうち賛否割合は不明)。

*追記)パブリックコメントでは、異例の3万件以上もの意見が集まり主な反対意見には以下のようなものがありました:

  • 「医療機関の負担が増える」
  • 「普通の風邪まで報告が必要?」
  • 「費用対効果に疑問」

この資料には、厚労省のコメントとして「ご指摘の『風邪(かぜ)』が含まれますが、国内で発生している急性呼吸器感染症の割合を把握するためには必要な仕組みと考えています」と、5類に追加されるものに「風邪」が含まれることが明記された

福岡厚労相は省令改正の決定を行った11月29日の定例記者会見で、特段の発表も言及もしていなかった。現時点で報道発表しておらず(厚労省HP)、官報でのみ確認できる(号外277)。施行日は来年4月7日と定められた。

今後、風邪の症状があれば、指定医療機関による届出が行われ、定点把握の対象となる。新型インフルエンザ等対策特別措置法による行動制限措置の対象にはならない。

主要メディアは、武見厚労相が明言したにもかかわらず、普通の「風邪」が5類に格上げとなることについて報道していない。厚労省が使っている「急性呼吸器感染症(ARI)」というなじみのない用語で報じており、NHKは同省の説明にならって「未知の感染症」の早期把握のためだと報じていた(未知の感染症を把握する仕組みはすでに存在する)。

現行法上、5類感染症の範囲を大臣決定のみで変更できる(閣議決定も不要)。国会で一度も言及されたことはなく、多くの国会議員や国民が知らない可能性がある。

 

普通の風邪を5類感染症にするこの国がいかに世界からズレているのか? 

医師&医療経済ジャーナリスト 森田洋之  2024年7月28日 14:59 note 抜粋

普通の風邪を5類感染症に?
と言われても何のことやらさっぱりわかりませんよね。一体これにはどういう意味がああるのでしょうか?実はこの方針には、この国の公衆衛生と保険行政がいかに狂っているか、いかに世界からずれているか、が如実に現れているのです。

社会の対応としては、1類感染症が発見されたら流石に全例入院で隔離とか、消毒・交通規制まで可能と、非常に強力なものとなっています。で、5類のインフルエンザまで下ると全くそこまでなくて、定点医療機関での感染発生動向調査程度。地域の中で決められた一部の病院が、「その日は何人インフルエンザ患者が来たよ」という報告を毎日国に上げていく、それだけです。患者さん側は特に何もすることはありません。その程度だったら、普通の風邪も5類に格上げしたって別にいいんじゃないの?と思われるかもしれません。しかし、これは全くその程度の軽いものではないのです。以下、それについて解説していきます。

世界の状況

というのも、世界は全く違う方向へ動いているからです。新型コロナのパンデミックで、世界の国々はロックダウンやマスクの強制など、人権を侵害するような強制措置を取ってきました。しかし、世界の人々は今、それが本当に必要だったのか、人権を侵害するほどまでのことだったのかについて振り返り、検証しています。米国のファウチ氏は、日本における尾見さんの位置に当たるような人です。彼は先日アメリカの国会・下院公聴会に呼ばれ、共和党女性議員マージョリー・グリーンから、「あなたのことを博士だとは認めない」「博士号は剥奪されるべきだ」さらに「あなたは投獄されるべきだ」と強烈に非難・糾弾されました。
このことはニューヨーク・タイムズ紙などでも大々的に報じられ、批判が展開されています。また、WHOのパンデミック条約(次回パンデミックが発生したときにWHOが加盟各国に対してワクチンや感染対策などに対する権限を強化する条約)も、各国から「そんな条約いらない」という反対意見が多く出て、結局合意に至らず「交渉延期」となっています。パリ五輪の会場や大谷選手のメジャーリーグの試合を見ても、観客は誰もマスクをしていません。つまり、世界は今回のコロナ騒動はとっくに「終わり」にしていて、感染症に神経質になることをやめ、逆に当時のことをしっかり反省するモードに入っているということです。

日本の状況

では、日本ではどうでしょう?大手メディアの報道を見る限り、そのような「当時を振り返りしっかり検証する」ような報道は全く見当たりません。
尾見氏への批判の言葉も全くありません(尾見氏は講演で自らの業績を誇らしげに語っています)し、コロナを終わらせるどころか、2024年の夏でもまだコロナの恐怖を煽ろうとすらしています。パリ五輪の映像を見られたら感じると思いますが…日本の街なかの依然マスク率の高い風景とパリでは、まるで別世界のようです。

行政の対応

行政の対応も同じく世界と逆行しています。世界がマスクを外し、感染症に神経質になることをやめている中、日本政府はパンデミック対策行動計画として、日常的に誤情報・偽情報(?)を監視してYoutubeやツイッター(現X)の投稿を削除するという戦時中のような情報統制の計画を発表しました。そして今回、武見厚生労働大臣が自ら「普通の風邪(旧型コロナ含む)を5類感染症に格上げする」と宣言したのです。つまりこれまで野放しだった「普通の風邪」を国家の監視対象にする、ということ。感染症に神経質になることをやめている世界の潮流とは真逆に、感染症の発生に神経を尖らせ、あたかもその呪縛に自ら取り込まれようとしているような方針です。

医療全体主義へ?

このような世界と日本の方向性の違い、下手をするととんでもないことになるかもしれません。僕は、コロナ禍が始まったばかり、緊急事態宣言真っ只中の2020年の4月にこんなことを書いています。

医療による恐怖は、まるで国民全体を徐々にカゴの中へ誘っているのかのようだ。
もちろん、今は緊急事態だから仕方ないのかもしない。ただ、一旦進んだ時計の針は戻せないのも現実。一度許してしまった権利の制限は、今後様々な形で進んでいくだろう。
もちろん、清らかな医療者は「医療による恐怖で世界を支配する」なんてかけらも思っていない。しかし、コロナパニックは「医療的な恐怖で世界を動かせる」ことをにわかに証明してしまったのだ。
これまで何百年もかけて人類が一つずつ獲得してきた様々な社会的な権利。それらを一時的にとはいえ一気にむしり取るという前代未聞の体験を、いま僕たちは「コロナ」を理由に経験している。医療は、これまで誰も持ち得なかった「国民の人権さえも制限できる巨大な力」を持ってしまったのだ。「命を守る」の殺し文句がこれほど効果を持つとは。。。
この力を利用しようとする勢力は確実に現れるだろう。それが国家なのか巨大資本なのかGAFAなのか、それともその全部なのか。それらが牙を剥いた時、果たして我々医療者はその巨大な力に抵抗できるのだろうか。いや、上手に牙を剥く彼らは、我々医療者が気づかないように…医療者を盾にして国民の目をそむけながら、手を進めるだろう。

そう、医療は感染症に神経を尖らせることで「国民の人権さえも制限出来る巨大な力」を持ってしまったのです。

そして世界はそれを反省し、時計の針を元に戻そうとしているのに、逆に日本は時計の針を進めようとしている…。

今はまだマシなのかもしれません。でも10年後、この真逆の方向性がこのまま変わらず、両者がどんどん乖離していってしまえば、世界と日本の間にはは巨大な世界観の相違が具現化されてしまうかもしれません。

あるべき医療の姿

本来「医療」というものは、過度に人々の生活に介入するべきではないのです。
もちろん、エボラのような強烈なウイルスがやってきたときにはそれも必要かもしれませんが、今回問題になっている「普通の風邪」は本来医療の対象とするべきではないはずです。

日本以外の先進国の人々は、普通の風邪程度では、(たとえインフルエンザでも)ほとんど病院に行きません。もし病院に行ってもほとんど検査せずに、「自宅で寝ていて下さい」と言われるだけです。
その代わり、
「熱が非常に高いとか、ご飯も食べられないとか、脱水症状が激しいとか、そういう緊急事態の予兆があれば医療は本気で対処するのですぐに来て下さいね」と緊急時の対応を保証をしてくれるのです。

普通の風邪のように基本的に自分の免疫で解決出来るものには敢えて介入せず(そのほうが個人の免疫が強化される)、緊急時の対応は絶対に保証する。これが本来あるべき医療の姿です。

今回政府が出した「普通の風邪も5類感染症に」という方針は、明らかにこれとは真逆の、すべてを国家の管理下に置こうというもので、その意味でも、本来「医療」が目指す方向とは明らかに逆方向に向いていると言っていいでしょう。

 

*追記 「普通の風邪を5類感染症に」要点:

なぜ、普通の風邪が5類感染症の仲間入りをすることになったのでしょうか?

画像

 

(現:5類)      新型コロナウイルス感染症

画像

*5類感染症は、国が感染症発生動向調査を行い、その結果等に基づいて必要な情報を国民一般や医療関係者に提供・公開していく事によって、発生・まん延を防止しすべき感染症。

 

風邪の5類感染症化への変更には、主に2つの目的があります。 

  • 風邪の流行状況をしっかり把握する
  • 将来的な風邪ワクチンの開発につなげる
興味深いのは、風邪ワクチンの開発可能性です。

政府は制度変更を決定しましたが、から具体的に何が変わるのでしょうか?

1. 医療機関での変化

  • 風邪患者の状況を報告
  • 定期的な監視体制の強化

 2. 患者への影響

  • 通常の診療内容は大きく変わらない
  • より詳しい症状の確認があるかも

 今回の変更は、主に以下の3点がポイントです:

  1. から風邪が5類感染症に
  2. 医療機関による報告体制の強化
  3. 将来的な風邪ワクチン開発の可能性

 

から、普通の風邪が国会議論も通さずに国と厚労省の独断で「5類感染症」に指定されることが決まり、国が監視する感染症の一つになります。

日常的に罹患する自然治癒するただの「風邪」を5類感染症にし風邪のウイルスでの受診・薬・ワクチンを作って接種させる、本丸は「風邪ワクチン開発」にあることは明らか

普通の風邪を「急性呼吸器感染症」という病名を無理矢理に命名し感染症として管理し、「5類感染症」指定でわざわざ社会を混乱させ、国が国民に強制できる緊急事態条項(緊急政令)を感染症指定により発動しやすくさせ(プランでミック)、風邪のワクチン開発も「5類感染症」という大義名分で出来るようになるので、国民へ「風邪ワクチン」の推進をしやすくするのでしょうか!?

新型コロナウイルスmRNAワクチンを世界で唯一いまだに接種し続け、更に「次世代mRNAワクチン」レプリコンワクチン(コスタイベ筋注)の世界唯一承認国、既にコロナワクチン約10億発を爆買いし半分廃棄=血税(T_T)、更に5類感染症化される狂気の沙汰の「風邪ワクチン開発」、、、ワクチン行政の闇。

 

『風邪の効用』野口晴哉

風邪は自然の健康法である。治すのではなく経過させる」こと。「風邪をひいたら、まず体中の力を抜いて体を弛(ゆる)めてしまうのです。弛めれば汗が出てサッサと経過してしまう」。弛め方としては、体を冷やさず温める、発汗は引っ込めず、安静にして水分を多めに取るのがポイント。

風邪の治療法が見つかっていないのは、その症状そのものが治療法だからであり、風邪は、体内から取り除かなければならないゴミ、毒素、化学物質などを自然に解毒するためのもの。

 

「・・・と思い込むとそうなる

心の奥の深層心理とか潜在意識とかいうような潜在している心に、風邪を引くという考えが入ると、風邪の現象が起こる。だからふだんから「風邪は引くぞ」という意識があっても、潜在意識の方に隙がないうちは入らないのです。「ハクション」などどいうときに「アッ風邪を引いた」と思うとスーッと入ってしまう。そうすると風邪になる。生理的な面からいえば、本当はハクションとやるときは風邪が出て行く時なのです。クシャミをしたら「風邪が出て行ったな」と思うなら本当なのです。けれどもそういう時に「アッ風邪引いたな」と思い込むと、風邪の恢復的な生理機能そのものまでが次の風邪の元になってしまう。

下痢でも同じで、ジャーッと出て体の大掃除をしたのに、「さあ大変、お腹を壊した、病気になった」という考え方に結びつくと、それから病気になってしまう。そういうように風邪の中には、生理的なもの以外に自分の心の中で作り出している風邪が非常に多い。

 

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子どもは 風の子 風の中
小犬も風の子 風の中
トット トットと かけまはる
ヒュウヒュウ北風 とっと吹け